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アメリカ留学に必要となるF-1ビザとは?取得には代行申請がおすすめ

アメリカへの渡航や滞在を希望する場合には、アメリカ入国前に、アメリカ大使館あるいは領事館であらかじめ目的に応じたビザを取得しなければなりません。

このうちF-1ビザは学生用で、学問や語学留学などのためにアメリカに滞在することを目的とする場合に発給されるものです。

またF-1ビザの申請については、行政書士に代行を依頼することもできます。

F-1ビザとは

F-1ビザはアメリカにおけるもっとも一般的な学生ビザで、アメリカの大学や高校、語学学校などに留学する際に取得が必要となります。

語学学校などで週18時間以内の授業を受ける場合には、90日以内の観光および商用の短期滞在の際に取得するESTAによる入国で問題ありませんが、90日以上あるいは90日未満であっても週18時間以上就学をする場合にはF-1ビザを取得する必要があります。

またビザの取得にあたっては、事前に受け入れ先教育機関による入学許可も必要です。

F-1ビザの申請について

アメリカにおけるビザの申請は必要書類を揃えてアメリカの大使館あるいは領事館に申請すれば必ず取得できるというものではありません。

そもそも、ビザとは事前に審査をおこない、自国の安全を脅かす恐れがある者や不法就労者などが入国することを未然に防ぐとともに、入国できる資格があることを証明するものです。

なかでもアメリカにはF-1ビザのほかにも数多くのビザの種類があり、入国目的の違いにより必要書類が異なるほか、書類の量も多く、手続きが煩雑な傾向にあります。

また実際の申請についても申請手順やDS-160と呼ばれるオンラインのフォームでの入力内容を間違ってしまうとビザが下りなかったり、再申請ができなかったりするため注意が必要です。

このため、F-1ビザについても個人で申請し取得をするのは決して容易であるとはいえません。

F-1ビザの申請の概要

ではまず、アメリカ留学を目的とした場合、F-1ビザはどのように申請すればよいのでしょう。

F-1ビザ申請の流れ

F-1ビザ申請はアメリカ大使館あるいは札幌・大阪・福岡・那覇の各総領事館で可能です。ただし大使館および各領事館ごとに異なるため、確認が必要となります。

以下は主な流れです。

入学願書を提出する

F-1ビザの申請は、入学する学校へ入学願書と必要書類を提出することからはじまります。これらの提出と学費の支払いが完了すると、F-1ビザ申請でも必要となる、入学許可書I-20も発行されます。

DS-160を作成する

DS-160はアメリカ滞在に必要となるビザの発給資格を事前に審査する制度で、オンラインで専用フォームから手続きをおこないます。

アカウントには申請者の学歴や職歴、家族構成、過去の渡航歴や犯罪歴などがファイリングされます。

アメリカではビザの申請者すべてがDS-160オンラインによる申請書を提出しなければなりません。

申請料金を支払う

オンラインでプロファイルを作成し、ビザの申請料金を支払います。

F-1ビザの申請については、あわせてアメリカ国土安全保障省(DHS)の留学生情報管理システムSEVIS(Student and Exchange Visitors Information System)を管理する費用、SEVIS 費用の支払いも必要です。

申請に必要な書類を準備する

このあとに記載する必要書類をもれなく準備します。

面接に臨む

大使館あるいは各領事館に赴き面接を受けます。面接の予約は申請料金支払いの際にあわせておこなっておきます。

パスポートが届く

審査を通過すると、郵送で登録した住所宛にパスポートに添付された状態でビザが届きます。

F-1ビザ申請の必要書類

アメリカへの入国目的によってビザの申請に必要な書類は異なります。F-1ビザの場合、申請の際に以下のような書類が必要です。

パスポート

滞在日数にプラス6カ月の期間があるものと過去10年間に発行されたもの。ただし過去のパスポートについてはなくても申請が可能です。

I-20

所属する学校から発行される入学許可書。

DS-160申請書

電子署名の完了した確認書を提出します。

証明写真

カラーで6カ月以内に撮影された5cm×5cm、背景が白の写真(眼鏡は不可)

財政能力証明書

金融機関で発行された英文の残高証明書。両親など他者から金銭的な支援を受ける場合には戸籍謄本や妙本など関係の証明できる書類と、支援者の直近納税証明書や預金通帳原本の持参が推奨されます。

面接予約確認書

面接日を専用サイトで予約すると大使館あるいは領事館から発行されます。

成績証明書

任意の提出ですが、ビザの申請日からさかのぼって過去5年以内にアメリカへの留学経験があれば、所属した学校から取り寄せます。

SEVIS費支払い確認書

SEVISのシステム管理の費用はビザ申請者の負担となっています。このためF-1ビザの面接に先立って支払う350ドルの費用の支払いレシートの提出が必要です。

ビザ申請料金振込票

ビザ申請料金160 ドル相当を所定の銀行口座へ振り込んだ日本円の料金振込票です。

A4クリアフォルダー

上記の必要書類を入れるために使用します。

F-1ビザ申請にかかる期間

F-1ビザは通常面接終了後、1〜2週間で届きます。

ただし、日本の大学の長期休暇の前など申請者の多い時期や、ビザの手続きの方法が変更になった場合などは審査期間が長くなる場合もあります。

F-1ビザの申請の注意点

F-1ビザの申請の概要についてはここまでの通りですが、実際の申請にあたってはさまざまな注意点もあります。

就労は認められない

F-1ビザで就労は認められません。合法的に現地で働くことができるのは卒業前後に就業訓練を目的とした、PT(Practical Training)による就労の場合のみです。

手続きに時間がかかることがある

F-1ビザの取得は、日本の大学の春休み前といった、留学のための申請が多い時期には混みあい、手続きにも時間がかかることがあります。このため、時間に余裕をもって申請をおこなう必要があります。

日本に帰国する意思を示す必要がある

F-1ビザは非移民ビザです。しかしながら、アメリカの大使館や領事館は申請者がすべて移民の意思があると仮定して審査を進めます。したがって、申請者はこの仮定を覆し日本に帰国する意思を明確に示さなければなりません。またそのためには現在の収入や納税、財産、資産に関する証拠書類を通じて日本との結びつきを明らかにすることが大切です。

資力を証明しなければならない

F-1ビザの取得にあたっては資力の証明も重要です。面接時には学費や滞在費を誰がまかなうのか問われ、明確に答えられない場合には審査が保留になり、後日追加書類の提出を求められるケースもあります。

また、十分な資力を証明できない場合、不法就労が目的であるとみなされることもあるため注意しなければなりません。

なぜアメリカなのかを明確にしなければならない

F-1ビザの審査ではなぜアメリカ長期的な視点でアメリカで学ぶことに一貫性があるのかや、学歴、職歴とのつながりなどについても総合的に判断されます。このため、将来の展望を説明できない場合などはビザの取得に影響する可能性があります。

申請代行するなら?おすすめや見極め方法

以上のように、注意点も多く、手続きも煩雑なF-1ビザは申請にあたっては専門家に代行を依頼することも検討した方がよいでしょう。この場合、行政書士に依頼するのが一般的で、メリットも少なくありません。

準備にかかる手間がすべて省けてスムーズ

F-1ビザの取得が容易でないことはこれまでのとおりですが、行政書士に申請代行を依頼すれば各種書類の作成などは自身でおこなうよりも円滑に進めることができます。また、書類の不備による再作成や再提出といった手間が発生するリスクも軽減できます。

申請のコツを知っているのでビザ取得に有利になる

行政書士は入管法の専門家です。作成される書類は個々の申請者の状況に応じて補足書類も用意しながら進められるとともに、矛盾がない合理的な書類の提出を可能にし、かつ客観的証明もおこなわれるのでビザの確実な取得に有利に働きます。

お住まいと提出先の大使館が遠い人でも依頼できる

ビザ申請書類の作成や面接予約などはインターネット、メール、電話などを利用しておこなう行政書士も少なくありません。このため、ビザを取得しようとする大使館や領事館が遠方でも、また依頼する行政書士事務所に自ら出向かなくても、代行を依頼することができます。

不備なく確実に申請ができるので、留学延期の心配がなくなる

F-1ビザは申請したからといって必ずしも下りるものではありません。ただし、行政書士に依頼すれば事前にビザ取得の可能性なども判断してもらうことができます。結果としてビザは取得が可能と判断された場合のみ申請がおこなわれるので、留学のスケジュールも立てやすくなり、不許可によって費用が無駄になることもありません。

申請代行にかかる費用や準備

F-1ビザ申請の代行を依頼することはさまざまなメリットがありますが、なにをどこまで依頼でき、どれくらいの費用がかかるのかなどは事前にきちんと把握しておく必要があります。

申請代行がしてくれること

実際のF-1ビザの申請代行で依頼できるのは具体的に以下のような点です。

申請と申請書類にかかわるサポート

申請代行は、以下のとおり、申請と申請にかかわる書類の作成が中心となります。

  • ・必要書類の準備と手配
  • ・申請書類の作成
  • ・申請にかかわる料金の代理支払い
  • ・面接予約

その他のサポート

行政書士によっては、別途以下のようなサポートを受けられる場合もあります。

  • ・ビザの取得に関するアドバイス…ビザの有効期限や延長、更新などに関する相談ができます。
  • ・英文翻訳のサポート…英文翻訳が必要な書類の翻訳を依頼することができます。
  • ・補足資料の作成…補足書類が必要な場合に作成を依頼することができます。
  • ・入出国についてのアドバイス…アメリカ入国についてのアドバイスのほか、一時帰国や滞在期間などについての相談ができます。

平均的な申請代行費用

F-1ビザの申請代行にかかる費用は、依頼する行政書士によって違いがあり、100,000円程度から150,000円程度とさまざまです。これは、代行費用にDS-160の作成が含まれているのか、あるいはパスポート返却手数料やSEVIS費用が含まれているのかなどによって大きく異なります。

このため、F-1ビザの詳しい費用については、事前に問い合わせや見積依頼が必要です。

必要書類は準備しよう

F-1ビザの申請に必要な書類については代行を依頼する行政書士から案内がありますが、自ら用意しなければならないものも少なくありません。これらはスムーズなビザ取得に欠かせないため、行政書士に協力し、迅速に用意することが大切です。

そのほか必要な準備

アメリカに留学するにあたって、F-1ビザの取得は重要な事柄のひとつですが、留学を成功させるためにはこれ以外にも十分な準備と検討が必要です。煩雑なビザの申請について代行を依頼したら、そのぶん留学の目的や適性な期間、渡航先の吟味など、留学そのものの準備に注力するようこころがけましょう。

申請代行するなら?おすすめや見極め方法

F-1ビザ申請の代行を依頼するとしても、すべての行政書士が同じサービスを提供してくれるとは限りません。また、行政書士事務所は数多くあり、どこに依頼すべきなのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで、行政書士事務所選びはいくつかポイントを押さえておくとビザの取得がよりスムーズになります。

ビザ取得に強い行政書士を選ぼう

申請代行の役割は単に必要書類をそろえて提出するだけではありません。申請者の事情にあわせて最適な書類を作成し、結果としてビザを取得することにあります。ただし、ビザの取得は申請者個々の属性により審査の「さじ加減」が異なります。この把握を可能にするのは、業務の経験と実績です。

そこでビザの申請代行を依頼する際には、業務としてどれぐらいビザ申請を取り扱っているのか、申請件数や実績、経験、過去の事例などをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

代行の無料相談をしてくれる事務所もある

F-1ビザを含め、ビザの申請は必ず許可を得られるとは限りません。ただし、申請代行については費用がかかります。そこで相談については無料で対応してくれる行政書士を選ぶのがおすすめです。こうした行政書士はビザ取得の可能性が高いと判断したケースのみ業務を受託する傾向にあるので、無駄な費用を負担するリスクが軽減できます。

申請後もフォローしてくれる行政書士を選ぼう

あらかじめビザ取得の可能性を相談できたとしても、ビザの取得は100%とはなりません。どれだけ事前準備をしていても、あるいはビザの申請代行について高い実績をもつ行政書士だったとしても不許可の可能性は残ります。

このため、申請後のフォローについても手厚い行政書士を選ぶことが大切です。

具体的には、不許可の場合の対応、料金の支払い、また返金などについて明瞭かを確認しておくとよいでしょう。

アメリカのF-1ビザ対応の行政書士

さむらい行政書士法人はビザの申請について日本国内でもトップクラスの実績をもつ事務所です。ビザ申請専門の事務所であるとともに、ビザ申請業務に関して同業者向けにも業務指導ができるレベルの確かな実績と高いスキルをもっています。

またさまざまな報酬設定をする行政書士が多い昨今、さむらい行政書士法人は料金体系が明確で、不許可になった場合の返金保障制度も設けられています。

そこでF-1ビザ申請の際には、申請代行の候補のひとつとしてさむらい行政書士法人を検討してみてはいかがでしょう。

まとめ

F-1ビザに限らず、アメリカではビザの審査が厳格化してきており、取得は難易度が高く、慎重な対応が必要です。そこで、アメリカ留学を目指しF-1ビザの取得が必要になった際には、アメリカ大使館や領事館の最新の動向や審査の傾向を把握し、書類作成やコンサルティングなども提供される行政書士に申請の代行を依頼することで、煩雑な申請の手間を省けるだけでなく、より迅速に取得が実現する可能性が高くなります。

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