Eビザ面接の流れやよくある質問、成功するための準備ポイントを詳しく解説
アメリカでビジネスを始めたい、または会社からの駐在命令で渡米を予定している方にとって、Eビザの取得は重要なステップです。その中でも、Eビザを取得する際は面接があるため、面接対策に不安を感じている方も多いでしょう。
そこで本記事では、Eビザ面接の流れやよくある質問、成功するための準備ポイントを詳しく解説します。
面接当日の流れと注意点
ここでは、当日の動きや注意点について解説します。
まず、面接当日は30〜45分前には大使館に到着するのが理想です。入館後は以下の流れで進行します。
- 受付:面接予約の確認。書類の提出あり(順番厳守)
- 指紋採取:10本の指全ての指紋を採取
- 面接:ガラス越しで、基本立ったまま行われる。所要時間は2〜15分程度
面接が終わると、その場で合否が伝えられるケースが多く、合格すればパスポートが数日後に郵送されます。「INA221(g)」という紙を渡された場合は追加書類提出が必要なケースですので、却下されたわけではありません。
面接当日に持ち込み禁止のもの
大使館に持ち込みできるものは限られています。携帯電話の持ち込みは可能ですが、電源はOFFまたは機内モードにしておきましょう。
その他のデバイス(パソコン・タブレット・スマートウォッチ)は持ち込み禁止です。また、大きなバッグ・食べ物・飲み物は持ち込み不可ですので、不要な荷物は最寄りの駅ロッカーなどに預けるようにしましょう。
面接中の態度や受け答えも審査対象に
せっかく書類を万全に準備していても、面接中の態度や受け答えでマイナス評価を受けてしまうことがあります。
例えば、以下のような態度や受け答えは印象を損ねる可能性があるため注意が必要です。
- ● メモを見ながら話す(丸暗記・台本感があると逆効果)
- ● 声が小さい、視線をあわせない
- ● 回答が長すぎて要点が伝わらない
- ● カジュアルすぎる服装(Tシャツやダメージジーンズなど)
面接に臨む際は事前にリハーサルを行い、質問には簡潔かつ明確に答えることを意識しましょう。
よく聞かれる質問と意図
Eビザの面接では、単に質問に答えれば良いわけではなく、質問の意図を読み取ったうえでの回答が求められます。なぜなら、審査官はあなたのビジネスが本当にアメリカで成立するのか、リスクはないか、そして帰国の意志があるのかといった視点でチェックしているためです。
ここでは、よく聞かれる質問とその意図についてみていきましょう。
E-1/E-2共通でよく聞かれる質問
E-1(貿易)とE-2(投資)のどちらにも共通する質問がいくつかあります。代表的なものは次の通りです。
- ● どこの会社で働いていますか?
- ● どんな職務内容ですか?
- ● 今の会社にどのくらい勤務していますか?
- ● 渡米後はどこに住む予定ですか?
- ● あなたの部下は何人いますか?
- ● 任期終了後に帰国する意志はありますか?
- ● 過去にアメリカを訪れたことはありますか?
これらの質問の目的は、書類の内容と言動が一致しているかどうかを確認することです。難しい質問ではありませんが、回答に矛盾があると指摘される可能性があります。面接に臨む前は、申請内容をあらかじめ見直しておきましょう。
E2(投資家)特有の質問への備え
E2投資家ビザの場合、審査官の最大の関心事は「事業に対して本当にやる気があるのか?」という点です。主な質問は次の通りです。
- ● どの企業に投資しましたか?
- ● いくら投資しましたか?(目安:20万ドル前後)
- ● 投資資金はどこから来ましたか?
- ● 資金はすでに使用されていますか?
- ● 事業計画や今後の収益見込みは?
- ● 雇用創出の見込みはありますか?
- ● ビザ終了後はどうする予定ですか?
こういった質問では、数字や事実をもとにした回答が求められます。たとえば、「◯◯銀行の口座に◯年分の記録があり、税務申告済み」など、裏付けを出せるよう準備しておくと安心です。
Essential Employeeのための確認質問
Essential Employee(必要不可欠な技能者)として申請する場合、質問はより専門的になります。特に次のような質問が想定されます。
- ● あなたの技能はなぜ特別なのですか?
- ● その技能は会社にとってどのような価値がありますか?
- ● 短期間でどうやって身につけたのですか?
- ● あなたなしでは、どんな問題が起こりますか?
- ● 米国支社での役割は、他の人に代替できませんか?
このタイプの質問の本質は、「その仕事は本当にあなたがやらないとダメなのか?」という点です。そのため、職歴やプロジェクト経験、業界特有の知識などを使って、自分だけが持つ強みを具体的に説明できるようにしておくことが大切です。
面接を突破するための準備と心構え
Eビザ面接の審査官はやりとりの中で、あなたの人柄・意欲・誠実さ・ビジネスの実現性を総合的に判断しています。だからこそ、面接は情報戦でもあり「準備した者が勝つ」と言っても過言ではありません。
この章では、面接合格の可能性をグッと引き上げる準備と意識すべきポイントを3つに分けて紹介します。
滞在後の帰国意思は必ず伝える
Eビザは非移民ビザという位置づけであり、「一時的な滞在」が前提です。そのため、永住の意思があると判断されれば、それだけで却下されるリスクがあります。
しかしながら、単に「帰国します」と言うだけでは足りず、具体的な理由や背景を添えることで信憑性が増します。たとえ長期滞在を予定していても、期限が来たら帰国する意志があることを明確に伝えることが大切です。
書類の準備は「見せるため」に整理する
面接官は、事前に提出された申請書類を見てはいますが、面接時に再確認したくなることも多くあります。その際、スムーズに該当書類を提示できると、それだけで評価が高まります。
準備のコツは以下の通りです。
- ● カテゴリー別にファイリング(事業内容、資金証明、契約書など)
- ● タブや付箋をつけてすぐ取り出せる状態に
- ● 英語と日本語の対訳が必要な資料は2部用意
たとえば「投資額の詳細を説明してください」と言われたら、すぐに支出内訳のページを開いて提示できると、説得力が増します。反対に、書類を探す時間が長くなると「準備不足」と見なされてしまう場合もあります。
専門家のサポートで成功率を上げる
Eビザ面接の最大の敵は、「自分では気づかない穴があること」です。書類の整合性、回答の一貫性、資金の出所、会社構成のバランスなど、見落としがちな要素をカバーしてくれるのが専門家の役割です。
以下のような人は、専門家に相談することを強くおすすめします。
- ● 初めてEビザを申請する人
- ● 事業がまだ立ち上がっていない段階の人
- ● Essential Employeeや複雑な組織構成で申請する人
- ● 英語や書類作成に自信がない人
信頼できる行政書士や移民弁護士に依頼すれば、書類作成・通訳手配・模擬面接まで一括で支援してくれることもあります。自分のケースに合った専門家を探し、早めに準備を進めることが成功への近道です。
まとめ:Eビザ面接は「準備」で決まる
アメリカEビザの面接で聞かれる質問はある程度パターンがありますが、大切なのはどう答えるかです。事前にしっかりと面接対策を行い、提出書類の内容と質問への回答に矛盾が生じないようにしましょう。
面接対策に不安を感じる方は、信頼できる専門家に相談することもおすすめです。さむらい行政書士法人では、Eビザ取得支援に豊富な実績があります。一人ひとりの状況に合わせたサポートで、面接対策から書類準備まで一貫して対応しておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。






