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アメリカSBビザ(帰国居住者ビザ)とは?取得条件や申請方法を解説

アメリカSBビザとは、一定の条件を満たした外国人がアメリカに再入国し、居住するためのビザのことで、「帰国居住者ビザ」とも呼ばれます。本記事では、アメリカSBビザの基本から取得条件、申請方法まで詳しく解説します。

アメリカ帰国居住者ビザ(SBビザ)とは?

アメリカ帰国居住者ビザ(SBビザ)は、一時的にアメリカ合衆国外で生活しているが、再びアメリカに戻りたいと考えている永住権保持者(グリーンカード保持者)のためのビザです。特にSBビザは、特定の理由でアメリカを離れなければならなかった人々が、再度アメリカに戻って永住権を維持するために利用されます。

 

SBビザを申請することで、永住権保持者はアメリカへの再入国と、アメリカ内での居住が可能となります。ここでは、SBビザの目的や対象者を詳しく解説します。

SBビザの目的

SBビザの主な目的は、アメリカの永住権保持者が長期間アメリカ以外で過ごした後でも、アメリカに戻り、永住権の地位を維持できるようにするために発給されます。このビザによって、永住権保持者がアメリカ外での長期滞在によって永住権を失うリスクを最小限に抑え、アメリカへの帰国後も永住権のメリットを享受できるように設計されています。

 

永住権保持者がアメリカ外での滞在を余儀なくされる理由は人によって異なりますが、何らかの理由でアメリカを離れた人々が、再びアメリカでの生活を再開するための役割を担っています。

SBビザの対象者

SBビザの対象者は、アメリカの永住権を持ちながらも、特定の理由でアメリカ外に一時的に居住している人々です。

  • ・仕事:仕事の関係で海外に派遣されるなど、職業的な理由でアメリカ外に長期間滞在する必要がある場合
  • ・家族:家族の病気や介護など、家族関連の緊急事態に対応するためにアメリカを離れる必要がある場合
  • ・教育:学術的な研究や留学など、教育的な目的でアメリカ外に滞在する場合
  • ・健康:特定の治療を受けるため、または健康上の理由でアメリカ外での滞在が必要な場合

これらの人々は、アメリカに戻る意思があり、かつ永住権を維持する意図があるにも関わらず、一時的にアメリカを離れる必要が生じたと認識されます。SBビザは、このような個人がアメリカへの帰国時に直面する可能性のある法的障壁を解消し、永住権を失うことなくアメリカでの生活を再開できるよう支援するために存在します。

 

これらの状況は、アメリカ外での滞在が一時的であり、アメリカに戻る意向があることを示しています。SBビザを通じて対象者はアメリカへの再入国が認められ、永住権の維持が可能になります。

アメリカ帰国居住者ビザ(SBビザ)の取得条件と必要書類

アメリカ帰国居住者ビザ(SBビザ)を取得するためには、申請者が一定の条件を満たす必要があります。ここでは、SBビザの取得条件、申請にかかる費用、有効期間、そして申請時の必要書類まで詳しく見ていきましょう。

SBビザの取得条件

SBビザの取得条件は次のとおりです。

  1. 永住権の保持:申請者はアメリカ合衆国の永住権(グリーンカード)を保持している必要があります。
  2. アメリカ外での一時的な滞在:申請者は、アメリカ外での滞在が一時的であること、そしてアメリカへ戻る意向があることを証明する必要があります。この証明には、仕事、家族の事情、教育、健康上の理由など、アメリカ外での滞在を正当化する具体的な理由が必要です。
  3. アメリカへの帰国意向:申請者はアメリカへ戻る意思があることを示す必要があります。アメリカでの住所、雇用の証明、またはアメリカ内での家族関係などによって示される場合があります。
  4. 申請期間の遵守:SBビザの申請は、アメリカ外での一時的な滞在が始まった後、特定の期間内に行わなければなりません。申請者が永住権を維持している間に、アメリカへの帰国を計画していることを示します。

SBビザの有効期間

SBビザの有効期間は通常、ビザが発給された日から最大で2年間です。この期間内であれば、ビザ保持者は再びアメリカに入国することが許可されます。

 

しかしながら、SBビザの有効期間はビザの種類や申請者の個別の状況によって異なる場合があります。そのため、具体的な有効期間はビザが承認された後、発給されるビザ文書に記載されますので、必ず確認しましょう。

 

SBビザの有効期間が終了する前に、ビザ保持者がアメリカ合衆国外に滞在する必要が生じた場合はビザの再申請を行わなければなりません。その際も再度すべての条件を満たし、必要な手続きを完了する必要がありますので注意しましょう。

SBビザ申請の必要書類一覧

SBビザの申請には、いくつかの書類が必要です。提出する書類は原則として英語である必要がありますが、翻訳が必要な場合は、正式な翻訳と翻訳を認証する文書の提出が求められることがあります。以下は、SBビザ申請における必要書類の一覧です。

  1. 有効なパスポート:申請者のパスポートは、アメリカへの入国予定日から少なくとも6ヶ月以上有効である必要があります。
  2. 永住権カード(グリーンカード)のコピー:永住権を証明するため、現在有効なグリーンカードのコピーを提出する必要があります。
  3. 非移民ビザ申請書(DS-160):オンラインで提出する必要があるこの申請書は、個人情報、旅行の詳細、およびビザの資格に関する質問に答えることを要求します。
  4. 写真:ビザ申請規定に準じたサイズと仕様の写真を2枚提出する必要があります。
  5. 申請手数料の支払い証明:ビザ申請手数料を支払った証明として、領収書または支払い確認書を提出します。
  6. 在職証明書または学校の証明書:アメリカ外での一時的な滞在の理由を支持するため、仕事や学業に関連する書類が必要な場合があります。
  7. アメリカへの帰国意向を示す書類:アメリカに戻る意志があることを示すために、住宅、家族関係、または雇用に関連する書類を提出します。
  8. 健康診断の結果:指定された医療機関による健康診断の結果を提出する必要がある場合があります。

アメリカ帰国居住者ビザ(SBビザ)の申請方法

SBビザの申請プロセスは、いくつかの手順に沿って進める必要があります。ここでは、SBビザの申請方法をステップバイステップで紹介します。

  1. 資格の確認:SBビザの資格要件を確認し、自分が申請条件を満たしていることを確かめます。
  2. オンライン申請書の完成:非移民ビザ申請書(DS-160)をオンラインで完成させ、申請書の確認ページを印刷します。この書類は面接時に提出が必要です。
  3. 申請手数料の支払い:指定された方法で非移民ビザ申請手数料を支払います。支払い後、領収書を安全な場所に保管してください。
  4. 面接日程の調整:アメリカ大使館または領事館での面接日程を調整します。面接の予約は、オンラインまたは電話で行うことができます。面接の日時を確定したら、その詳細をメモしておきます。
  5. 必要書類の準備:前述の必要書類一覧を参照し、面接時に提出するすべての書類を準備します。
  6. ビザ面接:スケジュールされた日時に、アメリカ大使館または領事館でビザ面接に臨みます。面接では、SBビザ申請の目的と資格に関する質問に答える必要があります。正直かつ明確に回答し、必要書類を整理しておくことが重要です。
  7. ビザの承認と受け取り:面接後、ビザの承認が決定します。ビザが承認された場合、パスポートにビザが貼付され、指定された方法で返送されます。ビザ受領後は、アメリカへの入国計画を進めることができます。

まとめ

アメリカ帰国居住者ビザ(SBビザ)は、アメリカ外での一時的な滞在後に永住権を維持しながらアメリカへ戻ることを望む人々にとって重要な選択肢です。本記事で紹介したポイントを踏まえ、計画的かつ慎重に申請に臨むことで、スムーズな帰国と永住権の維持が可能です。

 

ただし、申請期間が限られていたり、状況の変化によって再申請が必要になったりするケースもあります。したがって、あらかじめ専門家に相談するなどして、予期せぬ事態にもスムーズに対応できるようにしておくことをおすすめします。

 

私たち「さむらい行政書士法人」は、アメリカビザ申請に関連するあらゆるサポートを行っています。SBビザ申請に関するご相談やサポートが必要な方は、お気軽にお問い合わせください。

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