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【国際結婚】アメリカ配偶者ビザと婚約者ビザ申請の必要書類と注意点を解説!

国際結婚を考えている方にとって、パートナーとの生活を始めるためには、適切なビザ申請が欠かせません。特に、アメリカ人との結婚を考えている場合は、ビザの種類や申請プロセス、必要な書類を理解することが大切です。

 

本記事では、アメリカ配偶者ビザと婚約者ビザ申請の基本的な流れ、必要書類、そして申請時の注意点について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

アメリカ人との国際結婚とビザ申請の概要

アメリカ人と結婚する際には、アメリカで共に生活するための適切なビザの取得が必要です。この目的のために、主に婚約者ビザ(K-1ビザ)と配偶者ビザ(K-3ビザ、IR-1ビザ、CR-1ビザ)があります。

 

婚約者ビザはアメリカ市民の婚約者が結婚のためにアメリカに入国することを目的としており、配偶者ビザは既に結婚しているカップルがアメリカで一緒に生活するために必要です。これらのビザ申請には複数のステップと詳細な書類が必要であり、計画的に進めることが求められます。

K-1ビザとは?

K-1ビザは、アメリカ市民の婚約者がアメリカで結婚する目的で一時的に滞在するための非移民ビザです。ここでは、K−1ビザについて詳しく見ていきましょう。

K-1ビザの基本情報

K-1ビザは、アメリカ市民と結婚予定の外国人婚約者がアメリカで結婚するためのビザです。このビザの有効期間は90日で、この期間内に結婚式を完了させる必要があります。結婚後、婚約者は変更ステータスを申請し、永住権の取得に向けたステップを開始します。

K-1ビザ申請の対象者(取得条件)

K-1ビザの申請資格を持つのは、アメリカ市民の婚約者であり、以下の条件を満たす方です。

  • ・法的に結婚する意思があること: 申請者とアメリカ市民は、ビザが発行された日から90日以内に結婚する意思と計画があることを証明する必要がある。
  • ・直接会っていること: 過去2年間に少なくとも1度は直接会っている必要があります。ただし、特定の条件下でのみ免除される可能性がある。
  • ・結婚の法的能力を有すること: 両者ともに前の婚姻から解放されており、新たに結婚する法的な資格があること。

K-1ビザ申請の必要書類

K-1ビザの申請には、以下の書類を提出する必要があります。特に、申請者とアメリカ市民の婚約者が法的に結婚する意思があり、経済的に安定しており、健康であることを示すことが必要です。

  • ・Form I-129F(外国人婚約者のための請願書): アメリカ市民の婚約者が提出する。
  • ・パスポート: 申請者とアメリカ市民の婚約者の有効なパスポート。
  • ・誓約証明書: 申請者とアメリカ市民の婚約者が結婚する意思があることを示す文書。
  • ・会ったことを証明する証拠: 写真、航空券のコピー、ホテルの領収書など、直接会った証拠。
  • ・離婚または死別証明書: 以前の結婚からの解放を証明する書類(該当する場合)。
  • ・健康診断の結果: 指定された医師による健康診断の結果。
  • ・警察証明書: 申請者が18歳以上で、過去に住んだすべての国からの警察証明書。
  • ・経済的支援の証明: アメリカ市民の婚約者が提出する、Form I-134(経済的支援の宣誓書)。

K-3ビザとは?

K-3ビザは、アメリカ市民と既に結婚しているが永住権(グリーンカード)の申請プロセスが完了していない外国人配偶者がアメリカで一時的に滞在するための非移民ビザです。このビザは、永住権の申請が承認されるまでの間、配偶者がアメリカで生活できるように設計されています。

K-3ビザの基本情報

K-3ビザは、アメリカ市民の配偶者がアメリカに入国し、永住権の申請が処理されている間、アメリカ内で法的に滞在できるようにするためのものです。このビザは2年間有効で、必要に応じて延長することができます。K-3ビザの保持者は、アメリカでの就労が許可されています。

K-3ビザ申請の対象者(取得条件)

K-3ビザを申請できるのは、以下の条件を満たすアメリカ市民の配偶者です。

  • ・既に結婚していること: 申請者はアメリカ市民と法的に結婚している必要があります。
  • ・永住権の申請が進行中であること: アメリカ市民の配偶者によるForm I-130(永住権申請)がすでに提出されている必要があります。

K-3ビザ申請の必要書類

K-3ビザ申請書類は、申請者がアメリカ市民と法的に結婚しており、永住権の申請が進行中であることを証明するために必要です。提出される書類は正確で最新のものでなければなりません。K-3ビザ申請に必要な主な書類は以下の通りです。

  • ・Form I-130の提出証明: アメリカ市民の配偶者が提出した永住権申請の受領証明。
  • ・Form I-129F(外国人配偶者のための請願書): アメリカ市民の配偶者が提出します。
  • ・結婚証明書: アメリカ市民と外国人配偶者間の結婚が法的に成立していることを示す公式書類。
  • ・パスポート: 申請者の有効なパスポート。
  • ・警察証明書: 申請者が18歳以上で、過去に住んだすべての国からの警察証明書。
  • ・医療診断書: 指定された医師による健康診断の結果。
  • ・経済的支援の証明: アメリカ市民の配偶者が提出する、Form I-134(経済的支援の宣誓書)。

IR-1ビザとは?

IR-1ビザは、アメリカ市民の配偶者がアメリカで永住権を取得するために申請する移民ビザです。このビザは、結婚して2年以上のカップルに与えられ、永住権(グリーンカード)の即時取得を可能にします。IR-1ビザの取得により、配偶者はアメリカに永住する資格を得ることができます。

IR-1ビザの基本情報

IR-1ビザは、アメリカ市民の配偶者がアメリカで永住する権利を与える永住ビザです。このビザの特徴は、有効期限がなく、条件付きのステータスが適用されないことです。ビザの保持者は、アメリカでの就労や教育の機会を含め、多くの権利と利益を享受できます。

IR-1ビザ申請の対象者(取得条件)

IR-1ビザの申請資格を有するのは、以下の条件を満たすアメリカ市民の配偶者です。

  • ・結婚して2年以上経過していること: 申請者はアメリカ市民と法的に結婚してから2年以上経過している必要があります。
  • ・結婚の事実を証明できること: 申請者は結婚が本物であり、移民目的ではないことを証明する必要があります

IR-1ビザ申請の必要書類

IR-1ビザの申請には、以下の書類が必要です。IR-1ビザの申請プロセスは、配偶者がアメリカで永住権を取得するための重要なステップです。提出されるすべての書類は、申請者の資格と結婚の真実性を証明するために厳格に審査されます。

  • ・Form I-130(永住権申請)の受領証明: アメリカ市民の配偶者が提出した永住権申請の証明。
  • ・結婚証明書: 法的な結婚を証明する公式書類。
  • ・離婚または死別証明書: 以前の結婚からの解放を証明する書類(該当する場合)。
  • ・パスポート: 申請者の有効なパスポート。
  • ・警察証明書: 申請者が18歳以上で、過去に住んだすべての国からの警察証明書。
  • ・医療診断書: 指定された医師による健康診断の結果。
  • ・経済的支援の証明: アメリカ市民の配偶者が提出する、Form I-864(経済的支援の宣誓書)。

CR-1ビザとは?

CR-1ビザは、結婚して2年未満のアメリカ市民の配偶者が永住権を申請するための条件付き移民ビザです。このビザは、新婚のカップルがアメリカで一緒に生活を始めることを可能にし、2年間の条件付き期間の後に永住権への移行を目指します。

CR-1ビザの基本情報

CR-1ビザは、アメリカ市民の配偶者がアメリカで条件付き永住権を取得するために使用されます。このビザの有効期間は2年で、その期間内に夫婦は結婚が本物で継続していることを証明する必要があります。条件を満たした後、配偶者は条件を解除し、永久的な永住権を申請できます。

CR-1ビザ申請の対象者(取得条件)

CR-1ビザの対象者は、以下の条件を満たすアメリカ市民の配偶者です。

  • ・結婚して2年未満であること: 申請者はアメリカ市民と法的に結婚してから2年未満である必要があります。
  • ・結婚の事実を証明できること: 結婚が合法的で、移民目的以外であることを証明する必要があります。

CR-1ビザ申請の必要書類

CR-1ビザの申請は、新婚カップルがアメリカでの共同生活を始めるための重要なステップです。条件付き期間を経て、継続的な結婚生活を証明することで、永住権の道が拓かれます。CR-1ビザ申請に必要な書類は以下の通りです。

  • ・Form I-130(永住権申請)の受領証明: アメリカ市民の配偶者が提出した永住権申請の証明。
  • ・結婚証明書: 法的な結婚を証明する公式書類。
  • ・離婚または死別証明書: 以前の結婚からの解放を証明する書類(該当する場合)。
  • ・パスポート: 申請者の有効なパスポート。
  • ・警察証明書: 申請者が18歳以上で、過去に住んだすべての国からの警察証明書。
  • ・医療診断書: 指定された医師による健康診断の結果。
  • ・経済的支援の証明: アメリカ市民の配偶者が提出する、Form I-864(経済的支援の宣誓書)。

配偶者ビザ・婚約者ビザ申請の際の重要なポイント

ビザ申請プロセスにおいて、成功へ向けて注意すべきいくつかの重要なポイントがあります。これらのポイントを理解し、適切に対応することで、ビザ取得をよりスムーズに進めることが可能です。

申請書類は正確かつ完全に作成する

ビザ申請の際に最も重要なのは、提出する全ての書類が正確で完全であることです。誤った情報や不完全な書類は、申請の遅延や拒否につながりかねません。申請書類を提出する前に、二度三度とチェックし、すべてが正確であることを確認しましょう。

結婚・婚約の真実性を証明する

ビザを申請するにあたり、あなたの結婚または婚約が真実であることを証明する必要があります。共有の財務記録、共同名義の住宅、結婚式の写真、共通の子供の証明など、関係の真実性を示す証拠を豊富に提出しましょう。

計画と進行に余裕を持つ

ビザ申請は時間がかかり、多くのステップを踏む必要があります。申請プロセス全体を通じて、必要な書類の準備、面接準備、申請料の支払い、健康診断の手配など、各段階で必要とされるアクションに迅速に対応することが重要です。全ての申請手順を事前に理解し、計画的に準備を進めることで、遅延を最小限に抑えることができます。

まとめ

本記事では、アメリカの婚約者ビザ(K-1ビザ)、配偶者ビザ(K-3ビザ、IR-1ビザ、CR-1ビザ)の基本から必要書類、ビザ申請時の注意点まで詳しく解説しました。

 

ビザの種類によって申請手順や必要書類が異なるため、ビザ申請を検討しはじめたタイミングで、ゴールから逆算して必要なものを整理しながら慎重に進めましょう。もし、婚約者ビザ・配偶者ビザの申請手続きに不安を感じる場合は、必要に応じて専門家に相談することもおすすめです。

 

私たち「さむらい行政書士法人」は、アメリカ人との国際結婚に関するサポートを行っています。各種ビザ申請に関するご相談やサポートが必要な方は、お気軽にお問い合わせください。

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