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アメリカJ-1ビザに費用と期間はどれくらい掛かる?安く抑える方法も解説

アメリカでのインターンシップや研修を希望する外国人にとって、J-1ビザは重要な鍵となります。このビザは、アメリカでの学びや経験を深めるための大きな一歩ですが、その申請過程や費用についてはしばしば疑問が生じます。本コラムでは、アメリカJ-1ビザ(インターンシップビザ)の基本情報から、申請方法、費用、さらにはコストを抑える方法までを詳しく解説します。

アメリカJ-1ビザ(インターンシップビザ)とは

アメリカJ-1ビザは、外国人がアメリカでビジネス経験を通じてキャリアアップを図るためのプログラムです。このビザは、日本以外にも世界中から応募者が集まる人気のプログラムで、インターンシップ終了後は母国に戻り、グローバル人材として活躍することが期待されています。

主な特徴と条件

対象者: 現役大学生、新卒者、社会人経験者

※現役学生の場合は、学部がビジネス関連の学部であることが条件となります

参加期間
  • ・インターン枠(大学生・新卒者向け): 最長12ヶ月
  • ・トレイニー枠(社会人経験者向け): 最長18ヶ月
  • ・ホスピタリティ業界(ホテル・旅行業など): 最長12ヶ月
取得条件
  • ●年齢: 20歳~35歳(35歳以上でも申請可能であるが、基本的に若年層を対象)
  • ●学歴: 
    • ・高校・短大・専門卒(5年以上の一貫した職種での職歴)
    • ・大学・大学院卒(2年以上の一貫した職種での職歴)
  • ●職歴: 一貫した職種や業種での職歴
  • ●英語力: 日常英会話以上(TOEIC600点以上が目安)
収入

 現地での収入は経験や業種によって異なりますが、平均的に月給約1,500ドル前後の収入が得られます。このビザを通じて、アメリカでの実践的なビジネス経験を積み、グローバルなキャリアを築くことが可能です。

アメリカJ-1ビザに掛かる費用

アメリカJ-1ビザの申請において、エージェントを利用する場合と利用しない場合で費用に違いがあります。以下にそれぞれのケースにおける費用の概要を解説します。

エージェントを利用しない場合

エージェントを利用しない場合、申請者は自らビザ申請の全プロセスを管理する必要があります。申請には、必要書類の準備、申請手続き、面接の予約・実施など、多岐にわたりますが、エージェントを利用しない場合は公的な手数料しか掛かりません。

 

これには、DS-2019の発送費用、I-901料金、ビザ面接費用、ビザ配送料などが含まれ、合計で約7万円程度となることが一般的です。

エージェントを利用する場合

エージェントを利用することで、ビザ申請手続きのサポート、書類の準備、面接対策などを提供してくれるため、申請の負担が大きく軽減されます。ビザ申請のプロセスがスムーズになる一方、それぞれ代行費用が発生します。

 

エージェントサービスの費用は、提供されるサービスの範囲やエージェントによって異なりますが、一般的には数万円から数十万円の範囲で変動します。さらにこれらの費用には、ビザ申請に関連する公的な手数料は含まれていないことが多いです。結果として、申請に数十万円程度掛かることも少なくありません。

主に掛かる費用
  • ・インターンシップ企業紹介費
  • ・DS2019の書類作成および申請費
  • ・J1ビザ付帯の海外健康損害保険代金
  • ・アメリカ大使館でのビザ申請面接サポート費

エージェントを利用するかしないかは一長一短

エージェントを利用すべきかどうかは、申請者のビザ申請に関する知識、経験、そして予算によって異なります。エージェントを利用すると追加の費用がかかりますが、複雑な申請手続きから解放されたり、申請後の審査落ちのリスクを減らすことができます。

 

一方、自分で申請を行う場合はコストを抑えることができますが、申請手続きに関する十分な理解と準備が必要です。

アメリカJ-1ビザの申請方法と期間

ここではJ-1ビザの申請方法と申請に要する期間の目安を解説します。

J-1ビザの申請流れ

J-1ビザ申請は概ね次のような流れで進めていきます。

  • 1.プログラムの選定:アメリカでのインターンシッププログラムを選定し、受け入れ先企業との合意を得ます。
  • 2.スポンサー団体の選定:J-1ビザのスポンサーとなる団体を選び、プログラムの詳細を確認します。
  • 3.書類の準備:必要な書類を集め、スポンサー団体に提出します。これには履歴書、推薦状、財務証明などが含まれる場合があります。
  • 4.DS-2019の取得:スポンサー団体からDS-2019フォームを受け取ります。このフォームは、ビザ申請のために必要な公式文書です。
  • 5.SEVIS料金の支払い:SEVIS I-901料金を支払い、領収書を取得します。
  • 6.ビザ申請書(DS-160)の提出:オンラインでビザ申請書を提出し、必要な情報を記入します。
  • 7.面接の予約と実施:最寄りのアメリカ大使館または領事館でビザ面接の予約を行い、面接を受けます。
  • 8.ビザの発給:面接後、ビザが承認されればパスポートにビザが発給されます。

申請にかかる期間

J-1ビザの申請から発給されるまでには、一般的に2〜3カ月の期間が必要です。この期間は、書類の準備、スポンサー団体とのやり取り、大使館での面接手続きなどを含みますが、書類に不備があったりスポンサーの選定に時間が掛かる場合はさらに長期化します。特に、繁忙期にはビザの処理に時間がかかることがあるため、早めに準備を進めることが大切です。

アメリカJ-1ビザ費用を安く抑える方法

アメリカのJ-1ビザ申請には、多くの費用が掛かりますが、いくつかの方法でこれらの費用を節約することが可能です。特に、ビザ発給後は現地での生活費も掛かるため、なるべく費用を残しておくことが大切です。

受け入れ企業を自分で探す

受け入れ企業を自分で探すことで、エージェントからの紹介費用を抑えることが可能です。探し方には次のような方法があります。

  • ・ネットワーキング:自分のネットワークを活用して、アメリカの企業と直接コンタクトを取ることが可能です。LinkedInや業界団体のウェブサイトの活用がおすすめです。
  • ・オンライン求人サイトの利用:IndeedやGlassdoorなどのオンライン求人サイトを利用すれば、インターンシップを受け入れている企業の情報を検索できます。
  • ・大学や専門学校のキャリアセンター:学校のキャリアセンターを通じて、インターンシップの機会を探すことも有効です。

自分でJ-1ビザ申請を行う

英語力などにある程度自信がある方であれば、J-1ビザ申請をすべて自分の手でやることもおすすめです。その上で、書類のチェックなど重要な部分のみを専門家に相談することも可能です。

  • ・必要書類の準備:J-1ビザ申請に必要な書類を自分で準備します。これには、履歴書、推薦状、財務証明などが含まれます。
  • ・オンライン申請の実施:DS-160フォームをオンラインで自分で記入し、提出します。
  • ・面接の予約:自分で最寄りのアメリカ大使館または領事館でビザ面接の予約を行います。

自分でJ-1ビザ申請を行う際の注意点

自分でJ-1ビザを申請する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを適切に理解し、対応することが申請成功の鍵となります。

書類の正確性と完全性

提出する書類に誤りがないか、細部にわたって確認することが非常に重要です。また、必要なすべての書類が揃っており、それぞれが最新の情報を反映しているかを確認する必要があります。書類に不備があると、ビザ申請が遅延したり、最悪の場合は却下される可能性もあります。

英語力の確認

ビザ面接は英語で行われるため、適切な英語力が必要です。事前に模擬面接を行うなどして準備をしておくことが望ましいです。また、日本語の書類は適切に英語に翻訳されている必要があります。必要に応じてプロの翻訳サービスを利用することも検討してください。

タイムラインの管理

J-1ビザの申請には時間がかかるため、早めにプロセスを開始し、各ステップのタイムラインを管理することが重要です。予期せぬ遅延に対応できるよう、余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。

法的要件の理解

J-1ビザに関連する法的要件や規則を正確に理解し、遵守することが必要です。ビザの規則や要件は変更されることがあるため、常に最新の情報を確認し、適切に対応することが重要です。

まとめ

今回は、アメリカのJ-1ビザ(インターンシップビザ)について、申請方法や費用を抑える方法まで詳しく解説しました。特に、費用を抑えるためには、受け入れ企業を自分で探すことや、ビザ申請プロセスを自己管理することが効果的です。

 

しかし、自分で申請を行う場合は、書類の正確性、英語力、タイムラインの管理、法的要件の理解など、いくつかの重要な注意点があります。予算の関係ですべてをエージェントに任せることが難しい場合でも、部分的に専門家に相談することをおすすめします。

 

私たち「さむらい行政書士法人」は、個人から法人まで、多岐にわたるサポートを行っており、アメリカビザ取得の分野で豊富な経験と実績を有しています。J-1ビザ申請に関するご相談やサポートが必要な方は、お気軽にお問い合わせください。

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