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アメリカのグリーンカード抽選とは?応募資格と応募方法を詳しく解説

アメリカでの永住を希望する方は、グリーンカード(永住権)の取得が欠かせません。しかし、グリーンカードは、毎年発給数が限られているため、希望者は抽選に応募する必要があります。

本記事では、グリーンカードの抽選プログラムについて、その応募資格や方法について詳しく解説していきます。グリーンカードの応募を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

グリーンカードの抽選とは

アメリカのグリーンカードを取得するための一つの方法として、DV(Diversity Visa)プログラムがあります。DVプログラムとは、抽選で米国永住権を与えるプログラムのことで、アメリカ政府が公式に実施する移民受け入れ施策を指します。

DVプログラムの概要

DVプログラムは1994年に開始され、民族的ルーツの比率が低い国の国民を対象に抽選で米国永住権を与えています。アメリカへの移民が比較的少ない国の人々に永住権を得る機会を提供することで、アメリカの社会の多様性を高めることを目的としています。

  • ●応募期間:通常、毎年10月から11月初旬にかけて応募が受け付けられます。
  • ●当選発表:翌年の5月にアメリカ国務省のサイトにて結果が発表されます。
  • ●応募資格:
    •  ○DVプログラムの対象国で生まれていること。(日本は対象国に該当)
    •  ○高校卒業以上の学歴があるか、または直近5年間のうち2年間の職業経験があり、かつ、その職業が2年間以上のトレーニングを必要とするものであること(米国国務省が定義)

グリーンカードの抽選に日本人が当選する確率はどれくらい?

DV-2024の場合、全世界からの有効応募数は約2,218万件で、当選者数は14万3,000件(当選確率約0.64%)でした。そのうち、日本人の当選者数は200名で、全体の当選者数に対して比較的少ない数です。

グリーンカードの応募に必要なもの

アメリカのグリーンカード抽選プログラム(DVプログラム)への応募には、パスポートのコピーと写真データの準備が必要です。

  • ●パスポートのコピー:応募者本人のパスポートで、番号・発行国・有効期限が記載されたページのコピーが必要です。※DV-2024では、番号、発行国および有効期限の記入が不要となりましたが、DV-2025以降は再度変更になる場合もあるため確認してください。
  • ●写真データ:特定の規格に合った写真データが必要です。
    •  ○JPEGフォーマットであること
    •  ○ファイルサイズは最大240キロバイトであること
    •  ○正方形でサイズは600×600px〜1200×1200pxの範囲であること。
    •  ○カラーで、6ヶ月以内に撮影されたものであること

グリーンカードの応募の流れ

グリーンカードの応募はすべてオンラインでの手続きとなります。応募自体に費用は掛かりませんが、当選しグリーンカード申請が許可された場合は、申請時に手数料を支払う必要があります。グリーンカードの応募の流れは次のとおりです。

  1. 質問書を記入し、グリーンカード用の写真と合わせて提出する
  2. 名前、性別、出生地、応募資格適用国、パスポート番号、住所、メールアドレス、学歴などの一般的な情報を入力する

家族も応募する場合

夫婦の場合は、2口分同時に応募が可能です。さらに子ども(21歳未満で未婚)がいる場合は、家族として一緒に応募が可能です。

 

アメリカのグリーンカード抽選プログラム(DVプログラム)への応募には、いくつかの重要な注意点があります。これらの点を理解し、適切に対応することで、応募時のミスを避け、当選のチャンスを高めることができます。

グリーンカードの応募時の注意点

アメリカのグリーンカード抽選プログラム(DVプログラム)への応募には、いくつかの重要な注意点があります。これらの点を理解し、適切に対応することで、応募時のミスを避け、当選のチャンスを高めることができます。

公式インストラクションを確認する

グリーンカード応募前には必ずアメリカ国務省が発表する公式のインストラクションを確認してください。公式インストラクションとは、アメリカのグリーンカード抽選プログラム(DVプログラム)に関するアメリカ国務省からの公式な指示やガイドラインのことです。

 

このインストラクションには、プログラムの応募資格、応募方法、必要な書類、写真の規格、応募期間、そしてその他の重要な情報が詳細に記載されています。

情報を正確に入力する

応募フォームには、事実に基づいた正確な情報を入力する必要があります。特に名前、生年月日、性別、出生地、出生国、学歴や職歴などの情報は慎重に扱ってください。

規格に合った写真を提出する

応募には、特定の規格に合った写真が必要です。写真は最新のもので、規定のフォーマット(JPEG、特定のサイズと解像度)に従っている必要があります。規定に合わない写真は失格となるため注意しましょう。

コンファメーションナンバーを控える

応募完了後に表示されるコンファメーションナンバー(Confirmation Number)は、抽選発表時の当選確認に必要です。応募完了時にナンバーを確実に控え、紛失しないように安全な場所に保管してください。

代行サービスの活用を検討する

グリーンカードの応募プロセスは複雑であるため、代行サービスを利用する方も少なくありません。ただし、代行サービスを利用する場合は費用が掛かるため、その金額も業者によって異なります。また、安易に費用の安さだけで選ぶと後々トラブルに発展するリスクもあります。したがって、あらかじめ、いくつか候補をピックアップし最終的に信頼できる専門家を選ぶことが重要です。

まとめ

本記事では、グリーンカードの抽選について解説しました。抽選プログラムの参加は、アメリカで永住権を目指す方にとって重要な機会であるため、慎重に進めることが大切です。あらかじめ公式インストラクションを確認し、申請内容に誤りがないかや写真の規定が合っているか丁寧に確認をしましょう。

 

一方、応募方法は複雑であるため、初めての方にとってはハードルが高いと感じるかもしれません。費用は掛かりますが、専門家に応募代行を依頼することで、当選後の手続きもスムーズになりますので、応募前の準備も含めて相談することをおすすめします。

 

私たち「さむらい行政書士法人」は、個人から法人まで、多岐にわたるサポートを行っており、国際ビザ取得の分野で豊富な経験と実績を有しています。アメリカのグリーンカード取得に関するご相談やサポートが必要な方は、お気軽にお問い合わせください。

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