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アメリカのグリーンカード抽選に当たったら?当選後にやるべきことを解説

アメリカのグリーンカードを取得するために抽選プログラムに参加を検討している方も多いでしょう。一方、グリーンカード抽選に当選した後もビザ発給や入国までにやるべきことは多岐にわたります。応募することに気を取られ、実際に当選したあとに「グリーンカードに当選したら何をすればいい?」と相談に来られる方も少なくありません。

 

当選後に慌てないためにも、グリーンカードの抽選に応募する前に、あらかじめ当選後に何をすべきかを知っておくことが大切です。本記事では、当選後に行うべき手続きや注意点について、詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

グリーンカード当選後にやるべきこと

アメリカのグリーンカード抽選に当選したら、いくつかの重要な手続きを進める必要があります。当選後のプロセスは複雑で、正確な手続きを行うことが求められます。ここでは、当選後に行うべき主な手順を紹介します。

当選情報を確認する

当選したことを確認する最初のステップは、DV Entrant Status Check(ESC)での当選情報の確認です。当選者にはケースナンバーが割り当てられ、この番号をもとに今後の手続きが進行します。当選情報の確認には、Confirmation Number、ローマ字の名字、西暦生年が必要です。

DS-260を申請する

当選後の最初の手続きは、外国人登録フォームDS-260の記入と申請です。DS-260には、アメリカ国務省が永住者の基本情報を事前に把握するための多くの記入項目があります。このフォームの記入には注意が必要で、間違いや記入ミスを避けるために慎重な対応が求められます。

面接決定通知が届く

DS-260の登録が完了し、ケースナンバーが面接対象になると、アメリカ国務省から面接月の約2ヶ月前に面接決定の通知が届きます。この通知は、ビザ広報の発表と連動しており、面接対象者にはESCでのステータス確認が促されます。

面接資料を郵送する

面接日程が決定すると、アメリカ大使館から面接資料を郵送するように通知が届きます。この通知は、面接日の約1ヶ月前に送られてきます。面接資料の準備と送付は非常に重要で、間違いがないように慎重に行う必要があります。グリーンカードジェーピーを利用している方は、詳細な指示に従って資料を準備し、アメリカ大使館に送付します。

アメリカ大使館で面接を受ける

面接はアメリカ大使館で行われます。面接は、持参した資料の提出といくつかの質問に答える形式で行われ、通常は数分で終了します。面接では、「アメリカで何をするのか」「どこに住むのか」「卒業したのはいつか」などの簡単な質問がされます。面接の際のコツは、聞かれたことに対してのみ答え、余計なことは言わないことです。

移民ビザと資料が届く

面接後、パスポートはアメリカ大使館からレターパックで返送され、パスポートには有効期限付の移民ビザが貼られています。また、アメリカ入国手続きやソーシャルセキュリティーナンバーに関する説明書も同封されています。入国時には、イミグレーションで担当者に渡す封筒入りの資料も含まれており、これは絶対に開封してはいけません。

ビザの有効期限内にアメリカに入国する

移民ビザと資料が届いた後、ビザの有効期限内にアメリカに入国する必要があります。この手続きは、永住権が有効化される重要なステップです。アメリカに到着後、空港のイミグレーションで資料を提出し、必要な手続きを行います。この際、国境警備の担当者(CBP)による質問に答えることもあります。入国手続きが完了すると、永住権が正式に有効化され、グリーンカード取得のプロセスが完了します。通常、入国後約一ヶ月で指定したアメリカの住所にグリーンカードが郵送されます。

グリーンカード当選後の注意点

グリーンカード当選後は、ビザの発給のために手続きを行うことや、アメリカ入国後もいくつか重要な注意点があります。これらに適切な対応をしなければ、ビザの発給がされなかったり、アメリカ入国後に永住権を剥奪されたりする可能性があるため注意しましょう。

DS-260の正確な記入

グリーンカード当選後のDS-260フォームの記入は、非常に重要です。このフォームには、アメリカ国務省が永住者の基本情報を事前に把握するための多くの記入項目があります。

 

間違いや記入ミスを避けるためにも慎重な対応が必要です。記入項目が変更されることがあるため、常に最新情報を確認しましょう。また、ネットワークの接続が悪い場合エラーが発生することもあるため、必ずインターネット環境が安定している場所で行うようにしてください。

面接資料の正確な準備と送付

面接日程が決定したら、アメリカ大使館から指示された通りに面接資料を準備しすみやかに送付します。この際、資料の内容に間違いがあると、その後の面接に影響を与える可能性があるため注意しましょう。

入国時の手続きと資料の取り扱い

移民ビザが付与された後、ビザの有効期限内にアメリカに入国する必要があります。入国時には、イミグレーションで担当者に渡す封筒入りの資料がありますが、渡す前に開封したり、紛失したりしてはいけません。安全な場所に保管しておくようにしましょう。

永住権の維持

グリーンカードを取得した後も、永住権を維持するための条件があります。これらの条件を満たさない場合、永住権が剥奪される可能性があります。アメリカ国内での居住要件や税金の申告など、アメリカ永住権者としての義務を果たすことが重要です。

まとめ

本記事ではグリーンカード抽選の当選後にやるべきことや注意点を解説しました。当選情報の確認から、DS-260の申請、面接の準備、そしてアメリカ入国手続きに至るまで多岐にわたります。

 

特に、DS-260フォームの正確な記入、面接資料の準備と送付、入国時の手続きと資料の取り扱いには細心の注意を払いましょう。万が一、申請に不備があると入国が認められない場合があるため、可能な限り専門家に相談をしながら慎重に進めることをおすすめします。

 

私たち「さむらい行政書士法人」は、個人から法人まで、多岐にわたるサポートを行っており、国際ビザ取得の分野で豊富な経験と実績を有しています。アメリカのグリーンカード取得に関するご相談やサポートが必要な方は、お気軽にお問い合わせください。

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