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アメリカのグリーンカード申請に必要な無犯罪証明書とは?取得方法を詳しく解説

アメリカでグリーンカード(永住者カード)を取得する際はさまざまな要件を満たさなければなりません。特に、申請を進める中で、「無犯罪証明書」の提出が求められるケースがあります。

 

無犯罪証明書は、申請者自身が過去に犯罪歴がないことを証明するためのもので、グリーンカードの申請プロセスにおいて欠かせない書類の一つです。本記事では無犯罪証明書の基本から、どのように取得するのかについて、詳しく解説します。アメリカでの永住権取得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

無犯罪証明書とは

無犯罪証明書(または警察証明書)は、個人が過去に犯罪を犯していないことを証明する公式文書です。この証明書は、国の警察機関や政府機関によって発行され、申請者の犯罪歴が記録されています。

 

グリーンカードは、アメリカ合衆国で永住するための許可証であるため、申請者が法的に問題を起こしていないことを証明するために、無犯罪証明書は重要な役割を持ちます。

無犯罪証明書が必要なグリーンカード申請者とは

無犯罪証明書は、グリーンカード申請者がすべて提出を求められるわけではありません。グリーンカード申請者の中でも、無犯罪証明書を提出する必要があるのは以下に該当する方になります。

  • ・16歳以上で米国領事館を通じてグリーンカードを申請する者:海外に居住している申請者も含まれます。居住国の警察機関から無犯罪証明書を取得し、米国領事館に提出する必要があります。
  • ・16歳以上で米国内でステータス調整を行う者:すでに米国内に居住しているが、永住権を申請している者を指します。ただし、アメリカの移民局(USCIS)が指紋を採取し、犯罪歴のチェックを行った場合、無犯罪証明書の提出は不要になることがあります。
  • ・特定の条件に該当する者:一部の申請者は、特定の条件に基づいて無犯罪証明書の提出を求められる場合があります。例えば、過去に特定の国や地域で1年以上居住した経験がある者などが含まれます。

無犯罪証明書は2年間有効で、英語でない場合は翻訳が必要です。また、特定の国から証明書を取得できない場合は、代わりに宣誓供述書を提出することが求められることがあります。

無犯罪証明書の取得方法

日本で無犯罪証明書を取得するための手順は、申請者が居住している地域によって異なります。また、海外にいる方は過去に1年以上居住した国の警察証明が必要です。ここでは日本国内での取得方法と海外での取得方法に分けて説明します。

日本で取得する場合

日本で無犯罪証明書を取得する場合、東京に居住する方は警視庁、東京以外の地域の方は地域を管轄する警察署で申請します。

  • ・パスポート
  • ・氏名と住所登録地が確認できる証明書(住民票・マイナンバー・運転免許証など)
  • ・無犯罪証明書を発給する必要性を証明する書類(例:留学先の合格通知)

海外で取得する場合

グリーンカード申請者が過去に海外にいた場合、過去に1年以上居住した国から警察証明を取得する必要があります。国や地域によって無犯罪証明書の取得方法は異なるため、詳細は各国の大使館や米国領事館のウェブサイトで確認してください。

 

ただし、米国領事館のウェブサイトにアクセスしても必要な国が見つからない場合や、国によっては無犯罪証明書を取得できない場合もあります。そうした場合は、宣誓供述書を書きます。宣誓供述書は、無犯罪証明書を取得するために取り組んだことや、その結果取得できなかった正当な理由を記載する必要があります。

 

また宣誓供述書は、公証人の立会いのもとで署名、および公証人の押印が必要です。複雑な手続きや言語の壁がある場合は、専門の代行サービスを利用することをおすすめします。

無犯罪証明書の取り扱いの注意点

無犯罪証明書の取り扱いには、注意を払うべきポイントがいくつかあります。これらの注意点を理解し、適切に対応することで、グリーンカード申請プロセスをスムーズに進めることが可能です。ここでは、主な注意点を3つ解説します。

無犯罪証明書の有効期間を確認する

無犯罪証明書は通常、発行日から2年間有効ですが、この期間は国によって異なる場合があります。期限切れの証明書は受理されないため、グリーンカード申請プロセス中に証明書が期限切れにならないよう、有効期限を確認してください。

 

もし、有効期限が切れている場合や申請中に有効期間を迎えそうな場合は、新しい証明書を取得し申請プロセスに遅れが生じないように注意しましょう。

翻訳の必要性を確認する

無犯罪証明書が英語以外で発行される場合、公認翻訳者による正式な翻訳が必要になります。翻訳文書には翻訳者の署名と翻訳の正確性を証明する声明が含まれている必要があります。

 

翻訳の品質が申請の成否に影響を与える可能性があるため、信頼できる翻訳サービスを利用することをおすすめします。

取得方法や提出方法を確認する

無犯罪証明書の取得方法は、申請者の居住国や国籍国によって異なります。また、提出方法も申請プロセスや居住地によって変わることがあります。したがって、居住国の警察機関や大使館、領事館の指示に従って、正しい手続きを行うことが重要です。

 

また、オンライン申請や郵送、直接提出など、提出方法の選択肢についても事前に確認し、適切な方法で提出してください。申請プロセスが複雑な場合は、専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

本記事では、アメリカのグリーンカード申請における無犯罪証明書の重要性と取得プロセスについて解説しました。無犯罪証明書は、申請者が過去に犯罪歴がないことを証明するために必要な書類で、特に16歳以上でグリーンカードを申請する人やアメリカ国内でステータス調整を行う人にとって重要です。

 

特に、日本国内と海外での取得方法には違いがあり、それぞれの国の警察機関や大使館の指示に従う必要があります。また、無犯罪証明書の有効期間、翻訳の必要性、正しい取得・提出方法を確認し、申請に遅れが生じないように注意しましょう。

 

一方、グリーンカードを取得するには、複雑な申請手続きを行う必要があるため、可能な限り専門家に相談をしながら慎重に進めることをおすすめします。私たち「さむらい行政書士法人」は、個人から法人まで、多岐にわたるサポートを行っており、国際ビザ取得の分野で豊富な経験と実績を有しています。アメリカのグリーンカード取得に関するご相談やサポートが必要な方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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