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E-tdy ビザとは?特徴や取得要件を詳しく解説

世界が急速に変化する中、国際的なビジネスの機会は増加しています。しかし、これに伴い、短期間の海外出張やプロジェクトへの参加が必要になるケースも増えています。特にアメリカでの短期間のビジネス活動には適切なビザが必要です。

 

このような状況に最適な解決策が「E-tdyビザ」です。このビザは、短期間のアメリカ滞在に特化したビザであり、ビジネスの機会を最大限に活用するための鍵となります。本記事では、E-tdyビザの特徴、取得要件、申請方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

E-tdyビザとは?

E-tdyビザは、Eビザのカテゴリーに属したビザで、アメリカでの短期間のビジネス活動を目的としています。tdyとは、temporary dutyの略称で、つまり「短期間の用務」を指します。ここでは、E-tdyビザがどういったものか解説します。

E-tdyの特徴

E-tdyビザの主な特徴は、短期間の米国滞在に特化している点が挙げられます。ESTAやBビザではカバーできない、特定のプロジェクトやビジネスに参加するために設計されているため、ビジネスチャンスを掴むことが可能です。

 

特に貿易や投資に関連する短期プロジェクトに適しており、米国での合法的な就労を可能にします。

Eビザとは

Eビザとは、アメリカでの貿易(E-1ビザ)や投資(E-2ビザ)を目的としたビザです。このビザは、米国との間で大規模な貿易を行う個人や企業、または米国内で実質的な投資を行う個人や企業に発給されます。

 

Eビザは、企業の重要なポジションにある人が米国で長期間就労するために利用され、合法的なビジネス活動を可能にします。

E-tdyビザの根拠と現状

E-tdyビザの根拠は、米国の外交官手帳(Foreign Affairs Manual:FAM)に基づいています。この規則では、特定の状況下で通常の技能を持つ労働者が重要な役割を担うことを認めています。例えば、新しいビジネスの立ち上げや既存ビジネスの新分野への拡大に際して、短期間だけ米国で働く従業員が必要とされる場合があります。

 

このような従業員は、単に技能を持っているだけでなく、海外での業務運営に精通していることが重要視されます。つまり、特定の技能そのものよりも、雇用主の事業に関する深い知識や特異性の理解があることが価値とされるのです。

 

この規則により、E-tdyビザは、米国での短期プロジェクトや特定のビジネス活動に従事するために利用することが認められています。過去にはビザに「E-tdy」と明記されていましたが、現在はこの表記はなく、通常のEビザと同じ表示がされます。しかし、E-tdyビザの概念は依然として有効であり、短期間の米国滞在に適用されることがあります。

E-tdyビザの取得要件

E-tdyビザの取得には、特定の要件を満たす必要があります。このビザは、Eビザのカテゴリーに属しているため、Eビザの基本的な条件を満たすことが求められます。主な要件は以下の通りです。

  • ・Eビザの企業登録:E-tdyビザを申請するためには、申請者が所属する企業がEビザの企業登録を完了している必要があります。既にEビザで赴任している従業員がいる企業は、この要件を満たしている可能性が高いでしょう。
  • ・短期プロジェクトや特定のビジネス活動の必要性:E-tdyビザは、数か月程度の短期プロジェクトや特定のビジネス活動に参加するために設計されています。そのため、申請者は、米国での短期間の特定のビジネス活動に従事する必要があります。
  • ・米国での就労が可能:E-tdyビザは、米国での就労を可能にするビザです。そのため、申請者は米国でのビジネス活動に従事することができる能力やスキルを有している必要があります。
  • ・在籍と報酬の源泉:E-tdyビザを利用する場合、申請者は日本企業に在籍し続けることができ、報酬の源泉も日本企業のままで問題ありません。

E-tdyビザの取得方法

E-tdyビザの取得方法には、特定の手順と必要書類があります。このビザは、米国での短期間のビジネス活動を目的としているため、申請プロセスは通常のEビザとは異なる場合があります。以下では申請に必要な書類と申請の流れを解説しますので参考にしてください。

申請に必要な書類

E-tdyビザの申請には以下の書類が必要です。

  • ・ビザ申請書:米国ビザ申請に必要な標準的な申請フォームを用意します
  • ・パスポート:有効期限内のパスポートを用意します
  • ・就労証明:米国での就労を証明する書類を用意します
  • ・企業登録証明:申請者の所属する企業がEビザの企業登録を完了していることを証明する書類を用意します
  • ・プロジェクトまたはビジネス活動に関する詳細:申請者が米国で参加するプロジェクトやビジネス活動の詳細が記載された書類を用意します

申請の流れ

E-tdyビザの申請は以下の通りに行います。

  • ・書類の準備:必要書類を集め、準備します
  • ・ビザ申請書の提出:米国ビザ申請の標準的なフォームに記入し、申請書類を提出します
  • ・面接の予約:米国大使館または領事館での面接を予約します
  • ・面接の実施: 必要書類を持参し、ビザ面接に参加します
  • ・ビザの発給:面接と書類審査を通過した後、ビザが発給されます

E-tdyビザの申請プロセスは、米国での短期間のビジネス活動に特化しているため、通常のEビザの申請プロセスとは異なる場合があります。

まとめ

本記事では、アメリカのE-tdyビザについて詳しく解説しました。E-tdyビザは、Eビザのカテゴリーに属したビザのことで、短期間の米国でのビジネス活動を目的としています。E-tdyビザを利用することで、ビジネスの機会を最大限に活用し、国際的なプロジェクトや活動に参加することが可能です。

 

一方、E-tdyビザはあくまでもEビザであるため、Eビザの発給条件を満たさなければなりません。特に問題になるのは、Eビザの企業登録が済んでいるかどうかです。もし、E-tdyビザの取得に不安がある場合は専門家へ相談することをおすすめします。

 

私たち「さむらい行政書士法人」は、個人から法人まで、多岐にわたるサポートを行っており、国際ビザ取得の分野で豊富な経験と実績を有しています。アメリカのEビザ取得に関するご相談やサポートが必要な方は、お気軽にお問い合わせください。

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