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B2ビザを使ってアメリカに渡米したい!面接の流れや注意点をご紹介

アメリカのビザを取得するには、基本的に面接を受ける必要があります。

 

B2ビザを使ってアメリカへ行きたい方の中には、

 

「面接までの流れは?」

「注意点はある?」

「攻略のポイントは?」

 

と疑問をお持ちの方も多いでしょう。申請者にとって、ビザの手続きの中でも面接は、不安要素の1つに挙げられます。

 

そこでこの記事では、B2ビザの面接について詳しく解説します。

ぜひ、最後までお読みください。

アメリカB2ビザについて

ここでは、アメリカビザの種類とB2ビザの難易度について見ていきましょう。

アメリカビザの種類

アメリカに滞在するには、目的に応じたビザを取得しなければなりません。アメリカが発行するビザには多くの種類があり、自分に適したビザを選択する必要があります。

 

本記事で解説するB2ビザは、「Bビザ」に分類され、主に観光を目的とした方を対象としています。

 

以下は、アメリカが発行する非移民ビザの種類です。

ビザタイプ

目的

対象者

A・G

外交・公用

外務や公務で渡米する政府職員(A)・国際機関の職員(G)

B

商用・観光

短期間で商用・観光を目的とした者

C

通過

アメリカ国内の空港・港を経由する者

D

クルー

アメリカ国内に入港・着陸する船舶や航空機に搭乗する乗務員

E

貿易駐在員

投資駐在員

貿易・投資を目的とした者

F・M

学生

留学(H)・職業訓練(M)を目的とした者

H・L・O・P・Q

就労系

高度専門職(H)・企業内転勤(L)・芸術家(O)・芸能人(P)・アスリート(P)・国際交流プログラムに参加する者(Q)など

I

報道関係者

報道機関・ラジオ・映画・出版業界に従事する者

J

交流訪問者

アメリカの交流訪問プログラムへの参加が承認された者

R

宗教活動家

宗教関連の活動を目的とする者

B2ビザ取得の取得難易度

Bビザの取得の難易度は、審査官の裁量の幅が大きいのが特徴です。

 

日本人の場合、90日以内の滞在であればESTAを利用できます。

そのためB2ビザを取得するには、ESTAで許可されている90日では足りない理由を、明確に示さなければなりません。

 

特に、以下のポイントを意識して、面接の準備を進めましょう。

 

 

Bビザに限らず、アメリカのビザ取得の難易度は高くなっています。

 

「移住するつもりなのでは?」という点に関して、審査官は特に厳しくチェックしてきます。

「移住するつもりはない」と明確に説明できるように、書類も含めて入念な準備をしましょう。

面接までの流れ

ここでは、面接の流れについて見ていきましょう。

面接までの流れ

面接までの流れは以下の表のとおりです

 

手続き

備考

1

申請書の作成と提出

  • ・DS-160ビザ申請書を作成し、提出します。
    面接の際に必要になるため、確認ページのコピーをとっておきましょう。

 

  • ・20分間入力を停止すると、時間切れとなりセクションが終了し、初めからやり直さなければいけません。
    申請IDをメモしておくか、コンピューター上のファイルに申請を保存しながら入力をしましょう。

 

  • ・すべての項目に正しく回答してください。
    提出後に訂正はできないため、注意しましょう。

2

申請料金の支払い

  • ・ビザ申請サイトでプロファイルを作成し、ビザの申請料金185ドルを支払います。
    ※審査の結果に関係なく返金はされないため、注意しましょう。

 

  • ・ドルで表示されていますが、実際には領事為替レートによる現地通貨(円)で支払います。
    2023年9月現在のレートは1ドル=150円、日本円で27,750円です。

3

面接の予約

  • ・ビザ申請サイトから、面接の予約をします。
    面接の際に必要になるため、確認ページのコピーをとっておきましょう。

 

  • ・大使館・領事館の繁忙期などにより、希望の日程で予約が取れないケースがあります。
    渡航のスケジュールに間に合うように、なるべく早めに手続きを進めてください。

 

  • ・予約は変更も可能ですが、回数に制限があります。
    6回以上の変更、または予定した面接を受けなかった場合は、再度ビザの申請料金を支払わなければいけません。

4

提出書類の準備

  • ・面接当日に、すべての書類を提出します。
    必要書類については、後述するので参考にしてください。

5

面接

  • ・大使館または領事館で面接を受けます。
    面接については、後述するので参考にしてください。

6

ビザの発行

  • ・問題がなければ、ビザが貼り付けられたパスポートが返却されます。

かかる費用

ビザの申請料金は、185ドルです。2023年6月17日より料金が引き上げられ、160ドルから185ドルに変更されました。金額を間違えないように、注意しましょう。

 

そのほかにも、書類によっては発行に費用がかかる場合があります。

 

証明写真の代金

写真機で撮影:800円前後

写真館で撮影:2000円〜5000円

残高証明書の手数料(英文)

1000円前後(銀行によって対応は異なる)

パスポート申請手数料(新規発行)

10年間有効:16,000円

5年間有効(12歳以上):11,000円

5年間有効(12歳未満):6,000円

かかる日数

面接後、問題がなければ通常10日間ほどで、ビザが貼り付けられたパスポートが返却されます。

 

ただし、必ず10日間ほどでビザが発行される保証はありません。場合によっては、数週間〜数カ月かかる可能性もあります。

 

以下は、審査に時間がかかる代表的なケースです。

 

 

上記に当てはまる方は審査が長引く傾向にあるため、注意してください。

 

渡航のスケジュールに間に合うよう、早めの準備を心がけましょう。遅くとも、渡航予定の3カ月前に申請を行うのをおすすめします。

 

ビザが貼り付けられたパスポートが手元に届くまでは、変更・キャンセルができない航空券などの手配はしないように注意しましょう。

 

申請場所に関する注意点

ここでは、申請場所に関する注意点について見ていきましょう。

東京・大阪・沖縄にて申請をする場合

Bビザの申請場所は、以下の大使館または領事館です。

 

〒107-8420

東京都港区赤坂1-10-5

TEL:03-3224-5000

 

〒530-8543

大阪市北区西天満2-11-5 米国総領事館ビル

TEL:06-6315-5900

 

〒901-2104

沖縄県浦添市当山2-1-1

TEL:098-876-4211

 

東京・大阪・沖縄にて申請をする場合は、以下の流れに沿って手続きをしましょう。詳細については、上記で解説した面接までの流れを参考にしてください。

 

  1. 申請書(DS-160)の作成と提出
  2. 申請料金185ドルの支払い
  3. 面接の予約
  4. 提出書類の準備
  5. 面接
  6. ビザの発行

札幌・福岡にて申請をする場合

上記3カ所以外では、以下の2カ所に領事館があります。受けられるサービスが限定されているため、申請をお考えの方は注意してください。

 

〒064-0821

札幌市中央区北1条西28丁目

TEL:011-641-1115

 

現在、札幌ではF・M・Jビザの面接のみ受け付けています。札幌近辺にお住まいでB2ビザを申請される方は、東京・大阪・那覇にて手続きを行ってください。

 

〒810-0052

福岡市中央区大濠2-5-26

TEL:092-751-9331

 

※2023年4月20日をもって、福岡では非移民ビザサービスの提供は終了しています。福岡近辺にお住まいの方は、東京・大阪・沖縄にて手続きを行ってください。

B2ビザの面接について

ここでは、面接の概要について見ていきましょう。

面接の概要

面接は、DS-160申請書の冒頭で選択したアメリカ大使館または領事館で行われます。

 

選択した場所と異なる大使館・領事館での面接も可能ですが、申請地の変更には時間を要します。面接日の手続きに遅れが生じる可能性があるため、注意しましょう。

 

スムーズに手続きを行うなうためにも、DS-160を作成する際は、面接を受ける大使館・領事館を選択するのをおすすめします。

 

面接は、審査官との1対1の対面方式で、使用言語は英語または日本語です。

 

Bビザの場合、高度な英語力を求められるケースは少ないと予想されます。英語の面接に不安を感じている方は、事前に英語での回答を作って練習しておくと安心です。どうしても英語が難しい場合は、日本語での質疑応答や通訳の依頼もできます。

 

面接自体は短い時間で終わりますが、セキュリティチェックや待ち時間なども含めると全体で3時間程かかります。時間に余裕のある日程で、予約をするようにしましょう。

 

14歳未満の方・80歳以上の方は、面接を受ける必要はありません。郵送でのビザ申請が可能です。

必要書類

面接当日に、すべての書類を提出します。

申請者の状況に応じて集める書類が異なるため、注意してください。

通常書類

補足書類

状況に応じて、以下の補足書類も用意しましょう。

 

 

 

目的を完了するまでの期間が90日では足りない理由を示す資料など

 

サポーティングレターの信頼度を高めるための補足資料など

 

  1. グリーンカード
  2. 帰化証明書
  3. 有効なビザ

 

 

  1. 病気についての説明、およびアメリカでの治療が必要な理由を説明した日本の担当医師からの診断書
  2. 特定の病気の治療を行う意思、および治療に必要な期間と費用(治療費・診察費・入院費など)が明記されたアメリカの医師または医療機関からの手紙
  3. 渡航費・医療費・滞在費を負担する個人または団体からの財政責任に関するステートメント(個人が負担する場合は、銀行取引明細書・収入や預金証明書・納税証明書のコピーなど)

 

日本国籍以外の日本居住者の方

 

日本国籍以外の方で、アメリカの学会・科学技術関連プログラムに出席する方は以下の書類も用意しましょう。

持ち込み可能なもの

大使館・領事館はセキュリティが厳しく、館内に持ち込めるアイテムが限られています。

 

持ち込みが可能なものは以下のとおりです。

 

持ち込み不可なもの

持ち込みができないものは以下のとおりです。

 

 

大使館・領事館に荷物を預けられるスペースはありません。持ち込みができないアイテムを持参した場合は、最寄り駅のロッカーなどに預けてから来館してください。

B2ビザの面接を攻略するには

ここでは、面接を攻略するポイントについて見ていきましょう。

面接で準備しておく心構え

面接当日に、すべての書類を提出します。書類に不備があると、追加での提出を求められたり、審査が長引いたりするため注意してください。

 

ドレスコードは特にありませんが、ラフすぎる格好や派手な服装は避けましょう。加えて、派手なヘアカラー・メイク・アクセサリーも控えた方が好ましいです。スーツなどの正装をする必要はありませんが、面接官に良い印象を与えられるように、清潔感を意識してください。

 

面接官は「不法滞在をするのでは?」と疑いを持って、審査を行います。少しでも疑われてしまうと、ビザの却下率は高まります。目的が完了したら、必ず帰国または出国する意思があると伝えてください。

日本(母国)との強い結びつきを説明できるよう、準備しておきましょう。

 

不法滞在だけではなく、不法就労についても厳しく審査されます。B2ビザは、就労が許可された査証ではないため、アメリカで働く意思はないとアピールしましょう。

現地で働かなくても十分な資金がある証明として、残高証明書などを合わせて提出すると効果的です。

よく聞かれる質問集

面接では、曖昧な返答や挙動不審な態度は控えてください。当日、不安にならないためにも、あらかじめ回答集を作って練習しておくと安心です。

 

よく聞かれる質問は以下のとおりです。

目的・理由

滞在期間・場所

資産・費用

帰国の意思

そのほか

まとめ

この記事では、B2ビザの面接について解説しました。

 

B2ビザを取得するには、提出書類を不備なく集めて、アメリカ大使館または領事館で面接を受ける必要があります。

 

取得の難易度は、審査官の裁量の部分が大きいです。

B2ビザの場合、「なぜESTAではなくB2ビザが必要なのか(90日以上の滞在が必要な理由)」を、説明できるように準備しておきましょう。

加えて、「移住しない」「就労しない」という意思を、明確に示せるかも重要なポイントです。

 

手続きや面接に関して、不安に感じる方は多いでしょう。スムーズに準備を進めたい方・取得率を上げたい方は、ビザのサポートを行っている行政書士などの専門家に依頼するのがおすすめです。

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