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アメリカK-3ビザ(配偶者ビザ)とは?条件や取得の流れを詳しく解説

アメリカ国籍を持つ配偶者と共にアメリカでの新生活をスタートさせるためには、適切なビザの取得が不可欠です。特に、既にアメリカ市民と結婚している外国人がアメリカに移住する際には、K-3ビザ(配偶者ビザ)の取得が必要となります。

 

本記事では、K-3ビザの特性、申請方法、必要な書類、そして関連する費用について、詳しく解説します。アメリカ市民と結婚し、アメリカでの生活を考えている方はぜひ参考にしてください。

K-3ビザ(配偶者ビザ)とは

K-3ビザは、アメリカ人と結婚し、アメリカに移住する際に必要な査証です。ここでは、K-3ビザの基本的な特徴や、取得に必要な条件、K-1ビザとの違いを詳しく解説します。

K-3ビザの概要

K-3ビザは、アメリカ市民と既に法的に結婚しているが、永住権の取得を待つ外国人配偶者向けのビザです。このビザの目的は、永住権の申請が処理される間、配偶者がアメリカで合法的に滞在できるようにすることが挙げられます。

 

しかし、K-3ビザの申請プロセスはあらかじめ書類を集めることや、所定の手続きを要するため、慎重に進める必要があります。そのため、申請を検討した段階で、どういった書類や手続きが必要かしっかりと確認することが大切です。

 

専門家に相談するなどして、提出書類や申請条件の確認を行うことで、K-3ビザや永住権の取得をスムーズに進めることができます。

K-3ビザの取得条件

K-3ビザを取得するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

 

  1. アメリカ国籍者と合法的に結婚していること
  2. 申請時にアメリカ以外の国の居住者であること
  3. アメリカ国籍の配偶者が、特定の所得基準を満たしていること
  4. 申請者に子供がいて、K-4ビザで渡米する場合は、未婚で21歳未満であること

 

これらの条件が一つでも満たない場合、ビザの取得はできませんので、申請前に条件を満たしているか確認しましょう。また、偽装結婚ではないことを証明するために、出会ってから結婚に至るまでの経緯を詳細に記載した文書やそれを裏付ける写真、通話記録などの提出が必要です。

K-3ビザの有効期間と滞在条件

K-3ビザ取得者は、ビザの発給から2年間アメリカに滞在できます。この期間内に、永住権(グリーンカード)の申請と承認を目指す必要があります。K-3ビザは、2年ごとに更新が可能で、永住権が承認されるまでの間、更新を繰り返すことができます。

もし永住権の申請が拒否された場合や、K-3ビザの条件を満たさなくなった場合、ビザ取得者はアメリカを離れなければなりません。不正滞在は法律違反となり、将来的にアメリカへの入国が困難になる可能性があります。

また、K-3ビザ取得者の21歳未満で未婚の子供は、K-4ビザを申請することができます。これにより、家族でのアメリカ滞在が可能となりますが、K-4ビザ取得者も、永住権の申請が必要です。

K-3ビザとK-1ビザ(婚約者ビザ)の違い

K-3ビザは、アメリカ市民の配偶者が、永住権取得の承認を待つ間、アメリカで合法的に滞在するためのビザです。これは、すでに結婚が成立しているカップルが対象となり、配偶者がアメリカでの生活をスタートさせるための手段となります。

一方、K-1ビザは婚約者ビザとも呼ばれ、アメリカ市民と結婚予定の外国人が対象です。このビザは、カップルがアメリカで結婚することを前提としており、結婚後に永住権の申請が可能となります。

これらのビザは、アメリカ市民とその外国人パートナーがアメリカで共に生活するための合法的な方法となります。それぞれのビザには独自の申請条件やプロセスが存在するため、カップルの現在の状況やニーズによって、最適なビザを選択することが重要です。

K-3ビザの申請手順と必要な書類

K-3ビザの取得を目指す際、事前に適切な書類の準備と、正確な申請プロセスの遵守が必要です。以下では、K-3ビザの申請プロセスと必要な書類について詳細に説明します。

申請手順

K-3ビザの申請は、主に「配偶者による請願提出」と「申請者の面接」の2ステップから構成されます。申請プロセスは以下の通りです。

1.配偶者による請願提出:

2.申請者の面接:

K-3ビザ取得のための必要書類

ビザ申請には、以下の書類が必要です。非英語の書類は全て翻訳が必要ですので、注意が必要です。

 

  1. パスポート: アメリカ滞在期間を含め、少なくとも6ヶ月以上有効なもの。
  2. 写真: 5cm×5cmのカラー写真2枚。
  3. 出生証明書: 原本または公証済みの出生記録。
  4. 前婚の解消証明: 前回の結婚が正式に解消されていることを証明する公式な書類。
  5. 扶養証明: アメリカでの生活保護受給の可能性がないことの証明。
  6. 警察証明: 現居住国及び16歳以降に6ヶ月以上居住した国からの警察証明。
  7. 裁判・拘置記録: 有罪判決がある場合、公証済みの記録。
  8. 軍隊除隊記録: 兵役内容の認証謄本または公証済みコピー。
  9. 健康診断: 大使館指定の医療機関での健康診断。
  10. 養子縁組証明: 該当する場合、公式な証明書類。
  11. 家族関係証明: 家族関係の証明書類の原本。

 

書類に不備があるとビザの発給が困難になるため、提出前に十分な確認が必要です。また、専門的な知識が必要な場合や、スムーズな申請を希望する方は、専門の行政書士に相談することをお勧めします。

K-3ビザ申請時の注意点

K-3ビザの申請プロセスには、いくつかの重要な手続きと注意点が存在します。K-3ビザを申請する際は注意点を念頭に置き、正しい手続きを実施することで、将来的に永住権を取得できます。具体的にどのような注意点があるか詳しく見ていきましょう。

K-3ビザの更新と滞在期間に関する注意

K-3ビザ保持者は、ビザの有効期間内に永住権の申請を進める必要があります。有効期間を過ぎると、ビザの更新が必要となり、更新手続きには時間とコストがかかることがあります。

 

ビザの条件を満たさなくなった場合や、更新が認められない場合、アメリカからの退去が必要となる可能性があります。そのため、ビザの有効期間と条件を念頭に置き、適切な手続きを迅速に進めることが大切です。

K-3ビザ申請と維持に関する注意

K-3ビザの申請と維持には、正確な書類の提出とビザの発給条件を維持することが不可欠です。個人の状況に変更があった場合、例えば住所変更や家族構成の変動など、これを速やかに移民局に通知する責任があります。

 

特に、K-3ビザは配偶者としてアメリカに滞在することが目的であるため、結婚生活の維持にも注意しましょう。不正確な情報の提供や、変更の未報告は、ビザの取り消しや将来的な移民申請に影響を与える可能性があるため、常に正確かつ迅速な対応が必要です。

K-3ビザ申請は専門家に相談することがおすすめ

ビザ申請や維持のプロセスは、多くの場合、複雑で専門的な知識が必要とされます。特に、法律や規則が頻繁に変更される移民法の分野では、最新の情報と正確な手続きが求められます。

 

K-3ビザ申請について調べる中で不明点や申請が難しいと感じた際には、迷わず専門性の高い行政書士や弁護士に相談しましょう。適切なアドバイスやサポートを受けることができ、ビザの申請や維持がスムーズに進行するため、将来的なトラブルを避けることができます。

 

また、専門家のアドバイスは、法的な問題だけでなく、生活のアドバイスやサポートにも繋がるため、安心して新しい生活を始めることができます。

まとめ

本記事では、アメリカK-3ビザ(配偶者ビザ)の主要な特徴、申請条件、手続きについて詳細に説明しました。K-3ビザの取得には、事前に理解しておくべき要件が数多く存在するため、あらかじめ確認しておくことが重要です。

 

ビザ申請のプロセスに不安を感じる方や、確実な手続きを希望する方は、専門性の高い行政書士や弁護士にご相談いただくことで、効率的かつ確実にアメリカK-3ビザを取得することができます。

 

私たち「さむらい行政書士法人」は、個人から企業・団体まで、幅広いサポートを提供しており、国際関連業務の分野でトップクラスの実績を誇ります。アメリカビザの取得に関するサポートも行っていますので、K-3ビザの取得を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

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