アメリカK1ビザ・K3ビザの面接対策!当日の持ち物や聞かれる質問を詳しく解説
アメリカとの国際結婚を考えている方々にとって、ビザ取得は移住の大きなステップの一つです。特にK1ビザやK3ビザの申請では、面接が行われるため、多くの方が緊張するポイントでしょう。
本記事では、面接の目的から当日の持ち物、そしてよく聞かれる質問とその対策まで、詳しく解説します。
K1ビザ・K3ビザ申請時に行われる面接とは?
アメリカへの移住を考える際、結婚を前提としたビザ申請は重要なステップとなります。これらのビザ申請には書類手続きのほか、面接があります。
面接の目的は、申請の背景や意向、二人の関係性などを確認するためのものです。ここでは、それぞれのビザの面接の概要について詳しく解説します。
K1ビザの概要
K1ビザ(婚約者ビザ)は、アメリカ市民と結婚を前提としたパートナーがアメリカに入国するためのビザです。面接では、申請者とアメリカ市民との関係の真実性や、申請者のアメリカでの生活に対する意向などが確認されます。
面接官は、申請者の背景、経歴、二人の関係の経緯などについて質問することが一般的です。また、必要な書類や証明写真などの持参も求められます。
K3ビザの概要
K3ビザ(配偶者ビザ)は、アメリカ市民と既に結婚している外国人配偶者がアメリカに入国するためのビザです。このビザの面接では、結婚の真実性や、申請者のアメリカでの生活計画などが主に確認されます。
面接官は、結婚の経緯、夫婦の生活状況、今後の生活計画などについて質問することが一般的です。K1ビザと同様に、必要な書類や証明写真の持参が必要となります。
面接当日の持ち物
面接の際は、必要な書類や証明写真などを忘れずに持参しましょう。事前にしっかりと準備をして、当日を迎えることが大切です。不足する書類があると、面接が延期される可能性があるため、チェックリストを作成するなどして、漏れがないように準備してください。
<持ち物例>
- ● 証明写真2枚
- ● 有効期限内のパスポート
- ● DS-260の確認ページ
- ● 戸籍謄本原本のコピー
- ● 戸籍謄本の英訳の原本とコピー
- ● FormI-864(扶養証明書)
- ● Tax Return
- ● 請願者(アメリカ市民)の雇用証明書
- ● 請願者(アメリカ市民)のパスポートのコピー
- ● 健康診断書
- ● 婚姻証明書原本とコピー
- ● 婚姻証明書の英文翻訳原本とコピー
- ● 離婚証明書(必要な場合)
- ● 日本の警察証明書
- ● 過去に半年以上滞在した国の警察証明書
- ● レターパックプラス
- ● 二人の関係性を証明するもの(写真やメールの履歴など)
持ち物チェックリストは以下よりダウンロードできます。
参考:WHAT TO BRING TO YOUR IMMIGRANT VISA INTERVIEW
面接でよく聞かれる質問
ここでは、面接の際によく聞かれる質問をまとめました。どのように答えるかイメージをして面接に臨みましょう。
<パートナーや家族に関する質問>
- ● パートナーの名前は何と言いますか?
- ● パートナーの第一印象はどうでしたか?
- ● パートナーの職業はなんですか?
- ● パートナーは現在どこに住んでいますか?
- ● パートナーとはどうやって出会いましたか?
<アメリカでの生活に関する質問>
- ● アメリカのどの州に住む予定ですか?
- ● アメリカにはどれくらいの期間住む予定ですか?
- ● アメリカではどのような生活を計画していますか?
- ● アメリカでの仕事の予定はありますか?
- ● アメリカではどこに住む予定ですか?
- ● アメリカで生活に必要な資金はどのように手に入れる予定ですか?
<過去の渡航歴や背景に関する質問>
- ● 今までに住んだことがある国を教えてください
- ● 遠距離恋愛はどうでしたか?
これらは、実際に聞かれる可能性がある質問の一部です。実際の面接では、これらの質問以外にも様々な質問がされることが考えられますので、十分な準備と理解が必要です。
面接当日の流れ
面接当日は次のような流れになります。大使館到着から退館までの所要時間は、およそ1時間半〜2時間程度になります。ただし、その時の混雑状況によって変動することもあるため、スケジュールには余裕を持って臨みましょう。
- 大使館到着:警備員に質問された場合は予約表を見せましょう
- 大使館入館:アメリカ大使館では荷物検査があります。その後入り口で番号札を受け取ります
- 書類提出:番号が呼ばれたら、受付で書類を提出します
- 指紋採取:指紋採取します。その後、面接に呼ばれるまで待ちます
- 面接:面接は日本語か英語かを選ぶことができます
- 面接終了:面接時間は10分ほどです。
- 大使館退館:面接が修了したら退館します
面接のポイントと注意事項
面接はビザ申請の重要なステップの一つであるため、内容によってビザの承認が見送られる可能性があります。
そのため、面接に臨む際のポイントや注意事項をしっかりと理解し、準備をしておくことが大切です。ここでは、面接のポイントと注意事項を解説します。
正しく答える
面接官が質問する内容に対して、正確かつ正直に答えましょう。虚偽の回答をしてしまうと、ビザの拒否の原因となるだけでなく、将来的にアメリカへの入国が困難になるかもしれません。
また、答えに詰まったりすると面接官にネガティブな印象を与える可能性もあります。事前に想定される質問内容や回答をイメージしておくことで、当日はスムーズに面接が進むでしょう。
落ち着いて自分らしく答えること
面接は緊張する場面でもありますが、落ち着いて自分らしい態度で答えることが大切です。自分の経験や考えをしっかりと伝えることで、面接官に信頼感を持ってもらうことができます。
また、緊張しすぎて答えが出てこない場合は、一度深呼吸をして、落ち着いて答えるよう心がけましょう。
服装や態度にも注意する
ビザの面接は公的な場面であり、適切な服装や態度が求められます。カジュアルすぎる服装や不適切な態度は、面接官に不利な印象を与える可能性があります。
事前に面接の場所や環境を確認し、適切な服装を選ぶことが大切です。また、面接官に対する礼儀正しい態度を持つことで、良い印象を与えることができます。一般常識ではありますが、足を組んだりガムを噛んだりしながら面接を受けることは避けましょう。
必要な書類は忘れずに
面接の際には、事前に必要な書類のリストを確認し、忘れ物がないか再度チェックすることが重要です。書類が不足していると、その日の面接が進まず、再度予約を取り直すことになりますので、十分な注意が必要です。
まとめ
本記事では、K1/K3ビザ申請時の面接について、面接当日の持ち物、よく聞かれる質問、そして面接のポイントまで詳しく解説しました。
面接当日は必要な書類や証明写真を忘れないように、チェックリストなどを活用して事前準備をしっかりと行いましょう。また、面接では面接官とスムーズにコミュニケーションが取れるように、よく聞かれる質問の答えを準備しておくことで、緊張せずに面接を進めることができるでしょう。
また、書類準備で合っているか不安に感じる場合は、事前に行政書士などの専門家に相談しておくこともおすすめします。
当社、さむらい行政書士法人は、日本のグローバル化を加速させることをビジョンとして、外国人を取り巻く企業・団体、個人のサポートを行っております。アメリカ人との国際結婚手続きもサポートしていますので、K1・K3ビザ申請をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。