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在日中国人がアメリカに行く際に取得すべきビザとは?
日本在住の中国国籍者の方はアメリカへの入国の際、日本国籍者とは違うフローを踏まなければならないことはご存知でしょうか。
ビザ申請はフローが煩雑なので、申請を行う際はこの違いで混乱しないよう注意しなければなりません。
本記事ではそのような煩雑なビザ申請について、日本在住の中国国籍者の方向けのフローを詳しく解説します。
B-2ビザ(観光ビザ)の申請方法
日本在住の中国国籍者の方が観光ビザを申請する場合、4段階のステップを踏む必要があります。
以下、各ステップの詳細をご覧になった上で準備を進めましょう。
DS-160申請書を作成する
最初は「DS-160申請書」の作成が必要です。
DS-160はビザの発給資格を事前審査する制度を指し、その申請書はアメリカ合衆国国務省のサイトにある「Apply For a Nonimmigrant Visa」のページにアクセスして、オンライン上で作成します。
申請書の入力フォームは大変項目が多く、入力が完了するまでにおおよそ1時間~1時間半ほどかかってしまうことも珍しくありません。入力する際は時間を充分に確保しておきましょう。
なお、20分間入力せずに放置すると、時間切れになりセッションが終了してしまうので注意してください。セッション終了後、途中から編集するためには「申請ID」が必要となります。入力ページ右上にある申請IDを事前に控えておくようにしましょう。
ビザを申請する料金を支払う
次は、ビザ申請費用の支払い手続きを進めます。この手続きもオンラインで行うことが可能ですが、DS-160申請書を作成したサイトとは異なり、「CGI Federal」のサイト上にある「米国ビザの申請」ページで手続きを完了させてください。
支払いはクレジットカードでできますが、ブランドによっては使用できないカードもあるので注意しましょう。
面接の予約をする
3つ目は、大使館・領事館で行う面接の予約です。ビザ申請者が13歳以下であれば面接が免除となりますが、それ以外の方は面接は必須なので、必ず予約手続きを行いましょう。こちらもオンライン上で予約しますが、DS-160申請書の作成とビザ申請の料金の支払いが完了していなければ予約できないので、必ずこの2つを完了させた上で予約してください。
そして、面接の際には「DS-160」の確認ページに記載されている申請IDおよびバーコードが必要となります。印刷するなどして手元に用意しておきましょう。
書類をもって面接へいく
これらの準備が整えば、あとは実勢に面接を受けるだけです。予約日時になったら必要書類を持って面接会場へ向かいましょう。
面接会場は大使館または領事館です。アメリカ合衆国国務省の「Visa Appointment Wait Times」のページで混雑状況を確認できるので、混雑が予想される場合は早めの到着を心がけてください。
面接では主に渡航目的や同行者、観光先などについて質問されます。また、日本や本国にいる家族の詳細や、普段の生活についても聞かれることが予想されるので、スムーズに答えられるよう準備しておきましょう。
面接の結果、ビザが許可された場合にはパスポートをそのまま大使館・領事館に預け、後日ビザのシールが貼られた状態で返送されるまで待ちます。
なお、申請が却下された場合は面接後に、その場でパスポートが返却されます。面接時に答えを言いよどんだり、誤魔化したりすると不許可となってしまうことが多いので、不安な方は必ず対策しましょう。
アメリカビザ取得の面接に持っていく必要書類
面接に際しては、主に以下のような書類が必要となります。
・DS-160確認ページの控え(要印刷)
・面接予約確認ページの控え(要印刷)
・有効なパスポートおよび古いパスポート(過去10年以内に発行されたもの)
・5cm×5cmの証明写真1枚(6ヶ月以内に撮影した背景白のカラー写真)
・在留カードの両面のコピー
・財政証明となるもの(給与明細や預金通帳など)
・戸籍謄本(日本国籍の家族が同行する場合)
・出生証明書(家族が同行する場合)
・招待状(観光ビザの場合は不要)
なお、これらの書類の中に日本語あるいは英語で記載されていない物がある場合には、英語への翻訳文を用意する必要があります。
その際には、正しく翻訳されていることを証明するため、翻訳会社に依頼して翻訳証明書付きで翻訳してもらうことをおすすめします。
まとめ
在日中国国籍の方がアメリカへ渡航する際には、事前にビザを取得しておく必要があります。そしてそのビザの申請はオンラインでDS-160申請書を作成し、費用を支払った後、大使館・領事館で面接を行い申請許可を得る、というフローを踏まなければなりません。
ビザ申請には複数の書類を用意したり、面接を予約したりと、煩雑な手続きが山のようにあります。一人ですべて進めようとするとうまくいかないこともあるので、不安な場合にはプロの手を借りることをおすすめします。
「さむらい行政書士法人」では無料相談を行っています。日本在住の中国人の方でアメリカビザ取得に関することで不安があるようであれば、ぜひご相談ください。