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アメリカビザとは? 種類や取得の流れを詳しく解説

長期的な観光や就労、留学のためなどにアメリカに渡航する場合はビザの取得が必要になります。

 

しかし、「ビザ申請の手続きはどのような流れなのか」、あるいは「そもそもビザとは何なのか」など、ビザについてよく知らない人も多いことでしょう。

 

そこで本記事では、アメリカのビザの概要や申請の流れについてわかりやすく解説します。

 

アメリカへ行く際に必要なビザとは

ビザとは簡単に言うと、渡航先の国が外国人に対してその国に滞在してもよいことを許可する証明書(査証)です。

 

海外渡航する際にはパスポートが必要ですが、渡航先の国や渡航期間、渡航目的などに応じてビザの取得も必要になる場合があります。

 

パスポートは渡航者が国籍を有する国(日本人なら日本政府)が発給しますが、ビザの場合は渡航先の国の政府から発給を受けることになります。

 

ビザの種類は国や渡航目的によってさまざまです。たとえば渡航目的が観光なら「観光ビザ」、就労なら「就労ビザ」、留学なら「学生ビザ」などと呼ばれます。また、一時的な滞在に必要なビザよりも、移住に必要なビザの方が発給要件は厳しくなるのが通例です。渡航した後に現地でビザ申請の手続きをしなければならない場合もあれば、駐日大使館で手続きを行える場合もあります。

 

本記事ではアメリカのビザを取り上げて、その概要を解説します。

アメリカビザには3つの種類がある

大まかに分けると、アメリカには以下の3つの種類のビザがあります。

1.移民ビザ

2.非移民ビザ

3.婚約者ビザ

ここでは、それぞれのビザの概要を解説します。

アメリカへ移住する際に必要となる移民ビザ

移民ビザとは、アメリカに移住または永住することを目的として申請するビザです。アメリカへの移住を希望する外国籍の人は、まずはアメリカ移民局(USCIS)に認可された請願書を提出しなければいけません。この請願書が承認されて初めて、移民ビザの申請資格を得て実際の申請手続きに移ることができます。

アメリカへ一時的に滞在する際に必要となる非移民ビザ

非移民ビザとは、アメリカへ一時的に滞在する人が申請するビザです。たとえば、アメリカの会社で長期的に働く場合や、アメリカの大学に長期留学する場合などに非移民ビザは必要になります。アメリカの非移民ビザの種類は多種多様で、渡航目的などに応じて取得が必要なビザは異なります。

アメリカ国籍の人と結婚後にアメリカに移住する際に必要な婚約者ビザ

婚約者ビザとは、アメリカ国籍の人と結婚した後に、アメリカへ移住希望の人が申請するビザです。婚約者ビザを取得するには、「双方が未婚であること」「実際に交際しており、双方同意の上での結婚であること」などが条件として挙げられています。また、婚約者ビザを取得してアメリカへ入国したら、入国日から90日以内に実際に結婚することが必要です。

非移民ビザの種類

アメリカの非移民ビザはAビザからRビザまで多種多様な種類が存在します。たとえば、「短期商用・観光用のBビザ」、「留学生やその同行家族用のFビザ」「米国内の企業で働く人用のHビザ」などが主な非移民ビザの種類です。

非移民ビザを取得する流れ

続いては、非移民ビザを取得する流れについて簡単に解説します。ただし、ビザの取得申請に必要な手続きや要件はビザの種類ごとに異なるので、詳細は個別にご確認ください。

取得したいビザの種類を確認する

最初に行うべきなのが、自分が取得するべきビザの種類を確認することです。

 

先述の通り、アメリカビザの種類は多岐に渡るので、自分の渡航目的や滞在期間などと照らして、どのビザが自分に必要なのかを把握しなければなりません。

 

そして自分に該当するビザがわかったら、ビザ申請に必要な書類や取得条件などの詳細を調べていきます。

DS-160オンライン申請書を作成する

続いては、ビザ申請のために必要な「DS-160オンライン申請書」を作成します。DS-160とは、オンライン上の入力フォームで作成する申請書です。非移民ビザを申請・取得する人は、これを作成および提出しなければいけません。また、DS-160の提出後、ビザを発給してもらうために、アメリカ大使館・領事館で面接を受けることになりますが、面接当日にはDS-160の確認ページに記載されたバーコード番号が必要です。

 

DS-160の入力項目は多く、英語で情報を入力しなければいけません。画面を20分間放置しておくとセッションが自動で終了してしまうため、入力途中で席を外す際などには、データを保存し、画面右上に表示される自分の申請IDをメモしておくなどしましょう。また、DS-160には自分の証明写真の画像データをアップロードする必要があるので、事前にご準備ください。DS-160に入力された情報はビザを発給するための審査や手続きに使われるので、間違いがないようにくれぐれも慎重に記入してください。

面接の予約を行う

DS-160の入力作業が完了したら、次の作業は大使館・領事館での面接の予約です。面接予約も以下のオンライン上で手続きをします。

https://cgifederal.secure.force.com/

 

ビザを初めて申請する場合には、最初にプロファイルの作成をする必要があるのでご注意ください。また、面接予約をする前にはビザの申請費用の支払いが必要です。なお、ビザを申請する人は当然たくさんいますので、いつでも自分の希望通りの日に面接の予約を入れられるとは限りません。それゆえ、面接予約は余裕をもって、渡米の3ヶ月前頃に入れるのがおすすめです。また、面接の予約日は変更もできますが、回数制限があるので気をつけましょう。

ビザ申請に必要な書類を作成する

続いては、ビザ申請に必要な書類の準備をしていきます。ビザ申請に必要な書類はビザの種類ごとに異なりますが、以下の書類に関しては、どのタイプのビザの申請においても必要です。面接時に持参できるように、早めにそろえるようにしましょう。

1. 有効期限内のパスポート

2. 過去10年間に発行された古いパスポート

3. DS-160の確認ページを印刷したもの

4. 面接の予約日時が記載された面接予約確認ページを印刷したもの

5. 6ヶ月以内に撮影された証明写真1枚

古いパスポートに関しては存在しなければ、持参しなくても問題ありません。また、証明写真に関しては「背景が白いもの」「50mm x 50mmの正方形」「眼鏡の着用は不可」などの諸条件があるのでご注意ください。

面接を受ける

予約した日時になったら、米国大使館・領事館でビザ申請のための面接を受けます。日本における面接会場は、在日米国大使館(東京)、在大阪米国総領事館、在札幌米国総領事館、在福岡米国領事館、在沖米国総領事館のいずれかです。

 

最寄りの場所に予約を入れるといいでしょう。なお、保安上の問題から、大使館などに持ち込んではいけない物品が指定されています。ノートパソコンやタブレット、スマートウォッチなど、普段持ち歩くには問題ないものも持ち込み禁止なものに含まれているので、事前に以下のページで確認するようにしてください。

https://jp.usembassy.gov/ja/services-ja/security-notice-prohibited-items-ja/

まとめ

本記事ではアメリカのビザの種類や基本的な申請の流れを解説しました。アメリカビザの種類は非常に多いので、まずは自分がどのビザを申請すべきなのか確認することから始めましょう。また、ビザ申請の手続きには時間がかかるので、渡航予定日に間に合うように早めに準備に取り掛かることが大切です。

 

さむらい行政書士法人の無料相談ではアメリカビザ取得に関する相談も受け付けています。もしビザに関してお悩みのことがあれば、ぜひご相談ください。

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