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恋人を短期滞在ビザで日本に呼ぶ方法

短期滞在ビザは短期間日本に外国人が来日するために取得するビザです。滞在目的はいくつかありますが、どの国籍においてもニーズとして高いのが、「恋人」を日本に呼びたいということです。婚約者であっても入籍前なら恋人という扱いになります。

 

短期滞在ビザの目的を大きく分けると「親族訪問」「知人訪問」「短期商用」の3種類に分けることができます。

 

恋人である外国人を日本に短期滞在ビザを取得して呼ぶ場合は、「知人訪問」という目的になります。

これから、短期滞在ビザで愛する恋人である外国人を呼ぶための方法について説明します。

知人訪問で呼ぶ

恋人である外国人を日本に短期で呼ぼうとした場合、短期滞在ビザでは「知人訪問」という滞在目的で申請することになります。

 

短期滞在ビザの申請の多くは、日本側に協力者を立てて申請する方法です。

協力者とは以下の存在のことを言います。

 

・招へい人:日本に申請人である外国人(呼ばれる人)を招待する人

・身元保証人:日本において申請人である外国人(呼ばれる人)を金銭的にサポートする人

 

この短期滞在ビザの申請における大事な審査ポイントとして、「関係性」が挙げられます。

つまり、申請人である外国人と日本側の協力者との関係性が濃ければ濃いほど審査が有利に進みやすくなるということです。

 

濃い代表例としては「親族」です。親族は、様々な公的書類に基づいて関係性が濃いことをアピールしやすく親族訪問での短期滞在ビザの取得は比較的スムーズに審査が進みます。

 

かたや、「知人訪問」の場合は、この関係性を証明する書類が乏しいことがあります。公的書類で関係性を証明することはもちろんできませんので、自分たちで集めた証拠書類を申請先の日本国大使館・領事館に提出することで証明することになります。

<知人関係を証明する書類例>

・写真

・国際電話の通話記録

・LINEの通信記録

・招へい理由書

<招へい理由書とは?>

短期滞在ビザの申請において一般的な日本に協力者(招へい人・身元保証人)を立てる方法で申請する場合に、日本に外国人を呼ぶ理由を記載し大使館・領事館の審査官に短期滞在ビザの取得をすることに納得してもらうための書類になります。

 

外務省のホームページからダウンロードが可能ですので、あらかじめ準備をしましょう。

招へい理由書の書き方:恋人バージョン

続いて、申請人で恋人である外国人を日本に呼ぶために大事な申請書類の一つである招へい理由書について説明をいたします。

 

この書類の完成度によって短期滞在ビザが取得できるかどうかの鍵を握るといっても過言ではない書類ですので、この記事をお読みになりしっかりと準備して作成作業に入ってください。

1、 作成年月日

書類作成日を記入してください。

注意:各書類の有効期間は原則3ヶ月ですので、作成日にはご注意ください。

2、 申請する大使館・領事館名

審査窓口である大使館・領事館の正式名称を記入してください。

正式名称はこちらのページを確認してください。

3、 招へい人の住所

招へい人=日本に招待する人の住所を記入します。

あらかじめ取得した住民票に記載の通りに記入してください。

例えば、3丁目3番地と住民票に書かれていればそのまま記入します。決して3-3のように省略しないでください。

ポイント:身元保証人を招へい人が兼ねる場合は、招へい人住所は空欄で構いません。

注意:招へい人の住民票の住所と現在住んでいる住所が違う場合は、大使館・領事館の審査官に疑念を持たれないために「補足説明書類」を別途作成して提出しましょう。

4、 招へい人の署名・捺印

招へい人自身が自筆で署名し捺印(シャチハタやゴム印以外を使用)をします。

ただし、身元保証人を招へい人が兼ねる場合は、「省略」と記入してください。

5、 電話番号およびFAX番号

電話番号はできれば携帯電話を記入しましょう。

FAX番号が無い場合は空欄で構いません。

6、 会社・団体が招へいする場合

これは、短期商用といって会社が外国人ビジネスマンを呼ぶ場合に記入する場所ですので、恋人である外国人を呼ぶ今回のケースでは空欄で構いません。

7、 来日する恋人である外国人の国籍

恋人である外国人の国籍を記入します。

8、 来日する恋人である外国人の職業

恋人である外国人の職業を記入します。

※無職の場合でも空欄ではなく「無職」と記入してください。

9、 来日する恋人である外国人の氏名・性別、その他の同伴者の数

来日する恋人である外国人の氏名・性別をそれぞれ記入します。

氏名はパスポートに書かれている通りのアルファベット表記で記入しましょう。

同伴者がいる場合は、「他○名」の場所に数字を記入します。

いない場合も、「他0名」と記入しておきましょう。

※複数人を招待する場合は、「申請人名簿」が必要になります。合わせて作成してください。

10、来日する恋人である外国人の生年月日と年齢

来日する恋人である外国人の生年月日と年齢をきちんと身分証明書などを参考にして記入してください。

書き間違いは禁物です。

11、招へい目的

日本に招待する目的を記入します。

メインの招待目的を記入します。

例)交際を3年以上続けている交際人であるビザ申請人に来日をしてもらい、招へい人や招へい人の家族と一緒の時間を過ごすため。また、観光地(名称)にも訪れて思い出作りをするため。

特に決められた書き方はありません。例などを参考にして記入してください。

注意:短期滞在ビザで来日して、国際結婚手続きなどをされる場合は、配偶者ビザという別の在留資格への変更などの手続きが必要です。

12、招へい経緯

許可率を高めるために、招へい理由書の欄には記入せず、別に「招へい経緯を説明する別紙」を作成しましょう。

招へい理由書の招へい経緯の欄には「別紙参照」と記入してください。

13、申請人との関係

申請人つまり来日する恋人である外国人からみた関係性ですので「申請人の交際相手」などといった記入で構いません。

 この記事の監修者

さむらい行政書士法人 代表 / 小島 健太郎

さむらい行政書士法人
公式サイト https://samurai-law.com

代表行政書士

小島 健太郎(こじま けんたろう)

 

プロフィール

2009年4月 行政書士個人事務所を開業
2012年8月 個人事務所を行政書士法人化し「さむらい行政書士法人」を設立

専門分野

外国人VISA・在留資格、外国人雇用・経営管理、永住・帰化申請
入管業務を専門とし、年間1000件以上の相談に対応

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