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死後事務の代行を事前に契約しておくメリット

亡くなった後には、死亡届の提出から各所への連絡、病院等への支払い等、さまざまな手続きが必要になります。

 

こうした手続きは多くの場合、遺族がおこなうのですが、死後事務は生前に契約を結んでおくことで第三者に代行してもらうことが可能です。

 

ここでは、死後事務の代行を事前に契約しておくメリットについてご説明します。

死後事務とは?

一言に死後事務といっても、その内容は多岐に渡ります。

以下が、一般的に考えられる死後事務の一例です。

 

1.死亡届の提出

2.健康保険や年金の資格抹消申請

3.親族への連絡に関する事務

4.通夜、告別式、火葬、納骨、埋葬に関する事務

5.菩提寺の選定、墓石建立

6.医療費や入院費等の清算手続き

7.老人ホーム利用料等の支払い

8.相続財産管理人の選任申立手続

9.遺品の整理・処分

10.公共サービス等の名義変更・解約

11.SNSアカウントの解約や退会

12.パソコン・スマホのデータ消去

13.賃借建物明渡し

 

簡単に言うと、財産承継以外の全ての事務といっても良いかも知れません。

 

こうした死後事務は多くの場合、事前に契約等をせずご家族がされることが多いです。ただ、最近では様々な理由で死後事務の代行を第三者に依頼する人が増えてきています。

 

以下では死後事務の代行を事前に契約しておくことのメリットを紹介します。

メリット① 家族に迷惑をかけずに済む

死後、遺産の相続以外にも必要な手続きはたくさんあります

死亡届の提出や年金等の抹消申請、葬式や火葬・埋葬、老人ホーム利用料の支払い等多岐にわたります。

 

こうした手続きは手間も時間もかかりますので、子供やその他親族に迷惑をかけたくないという場合には死後事務の代行を依頼するとよいでしょう。

 

葬式は家族にお願いしたいけど、年金の手続等の雑務は専門家に依頼したい等、ご自身の希望によって代行を依頼する業務を選ぶことができます。

メリット② スムーズに進められる

死後事務について慣れているという方はそう多くないと思います。

 

その点、行政書士等の専門家に依頼することで各種の手続きをスムーズに進めてもらうことができます。

メリット③ 希望を確実に実現できる

死後の各種手続きについては、多くの場合ご家族が手続きをします。ですが、契約をしていない場合には実際に希望が実現されないこともあります。

 

その点、契約によって死後事務を委任しておけば、確実に希望を叶えてもらうことができます。

 

また、行政書士のような国家資格者に依頼すれば、守秘義務によってご自身の意向を漏らされるこなく安心して任すことができます。

メリット④ 身寄りがなくても安心

身寄りがなく、死後事務の代行の契約をしていない場合には、死後の火葬や埋葬等は行政(市町村等)によってされることになりますが、こうした場合には葬儀等をしてもらえず、また、希望の場所に埋葬してもらうこともできない場合があります。

 

身寄りがなくても葬儀をしてほしい、また先に亡くなった夫(または妻)と同じお墓に入りたい等、死後事務に関して希望がある場合には死後事務について生前に契約しておく必要があります。

 

事前に契約をしておけば、亡くなった後、希望を実現してくれる親族等がいなくてもご自身の希望を実現することが可能です。

依頼するなら行政書士等の専門家に!

死後事務委任契約は、だれとでも契約することができます。

 

ただ、身近な人に迷惑をかけたくない、秘密を知られたくない、確実に実現してもらえるのか心配等の理由で親族や友人等に依頼できない、したくないという方は多いです。

 

その点、行政書士等の専門家であれば、費用は掛かりますが、安心して任せることができます。

 

費用はかかりますが、ご自身の希望を確実に実現するために、行政書士への依頼を検討してみてください。

興味があればまずは相談を!

病気になったとき、頼めるご家族が先に亡くなってしまったとき等、死後のことについて考え始めたのであれば、早めに相談することをお勧めします。

 

死後事務の代行はご自身の希望を叶えるための方法です。

 

ご自身の意思がしっかりしていて、元気なうちに死後事務委任を契約しておくに越したことはありません。

 

元気なうちに、もし死んだらどうしたいのか、どうしてほしいのかについて考え、専門家に相談してみると良いでしょう。