UレジはIT導入補助金の対象になる？

事業者の方が、生産性を上げるために新しいシステムを導入したいと考えたとき、資金繰りの手段として使えるのがIT導入補助金です。

ここでは、「Uレジ」はIT導入補助金の対象になる？というテーマについてみていきます。

１．Uレジとは？

Uレジとは、音楽配信を行っているUSENが、小売店や飲食店のサポートサービスとして展開しているタブレットPOSレジです。

Uレジであれば、タブレットPOSレジの導入だけでなく、他にも飲食店をオープンする際に必要なBGM、いわゆる音楽配信やカメラなどの設備もワンストップに整えてもらうことが可能です。

このUレジを導入したいと思ったとき、資金繰りの手段に利用することができるのがIT導入補助金です。

以下では制度の概要について見ていきましょう。

２．IT導入補助金とは？

「IT導入補助金」とは、中小企業や小規模事業者が業務効率化・売上アップのために、ITツールを導入したいと考えたときに、その導入費用を補助する目的で給付される補助金です。

補助金の金額は、ITツールの導入費用の２分の１、最大で４５０万円となっております。（補助率が最大４分の３になる特別類型もあります）。

そのため、導入にかかった費用の全額がもらえるわけではありません。

また、導入したあとで報告を経て給付されるものですので、先にもらったお金で導入したいという目的では利用できませんので注意してください。

３．対象となる費用は？

IT導入補助金は、設備やシステムの導入にかかった費用が全て対象になるわけではありません。

IT導入補助金の対象となるのは、あらかじめIT導入補助金事務局に登録されているITツールのみですので、Uレジを導入するときも、補助金の対象になる費用とならない費用があります。

それでは、どのようなITツールが補助金の対象となっているのでしょうか？

事務局に登録されるITツールは、①業務プロセスに関するソフトウェア、②オプションに関するソフトウェア、③付帯サービス等の役務という３つのジャンルに分類されています。

具体的には、以下の表のように分類されています。

IT導入補助金はこれらのうち、必ず業務プロセスに関するソフトウェアを導入した上で申請しなければなりません。

対象となるかどうかは、以下で確認することができます。

https://www.it-hojo.jp/applicant/vendorlist.html

４．申請手続きの流れ

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1IT導入支援事業者・ITツールを選ぶ　

IT導入支援事業者とITツールを選びます。契約はまだ行いません。

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2gBizIDプライムを取得する

gBizIDとは、複数の行政サービスを利用できるシステムです。

このgBizIDプライムの取得がIT導入補助金の申請要件になっていますので、ここで登録しておきましょう。

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3申請マイページを開設

導入したいITツールを決定して、IT導入支援事業者から申請マイページに招待してもらいましょう。

その後、必要事項を記入します。

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4申請書類の提出

ITツールの情報や事業計画に関する情報を記入し、IT導入補助金の申請を行います。

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5交付決定　ITツールの導入

補助金交付の決定がされたら、この時点で初めてIT導入支援事業者と契約を締結します。その後ITツールの導入、代金の支払いをおこないます。

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6報告

ITツールを導入した後は、報告が必要です。

報告書を作成し、実績の報告を行います。

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7補助金確定の通知、補助金の交付

報告がきちんと完了し、問題ないと認められると補助金が交付されます。