■建築士事務所登録の代行は行政書士に頼むべき?
建築士事務所登録をしたい。そう思われた時に、「自分でやってみようかな」「いや、専門家である行政書士に依頼すべきか?」そんな風に考えると思います。果たしてどちらの方が結果的に良いのでしょうか。
こちらでは、建築士事務所登録の代行を行政書士に依頼すべきかどうかお悩みの方に、行政書士に依頼するメリットとデメリットを解説していきます。
■行政書士に依頼するメリット
まず、建築士事務所登録の代行を行政書士に依頼するメリットを解説していきます。
メリットは大きく分けて下記の2点になります。
①時間の節約ができる
②専門性があるので安心して任せられる
それではそれぞれについて詳しくみていきましょう。
①時間の節約ができる
行政書士に依頼する一番大きなメリットと言っても過言でないのが、この時間の節約です。
事業主様は基本忙しく、手引きを読んでの書類の作成や、役所へ出向いて行う必要書類の収集、そんなことしている時間はなかなかないと思われます。
そしてそれが初めての申請であれば、一体どれだけの時間を費やさなければならないのか検討がつきません。
初めての申請でよくあるハプニングとして、県の建築士協会ホームページから建築士事務所登録の手引きを見て書類を作成、法務局や税務署などに行き必要書類を収集し、全て揃えたつもりで申請に行ったが、不足書類があったから受け付けてもらえなかった。また、申請書類の記入が誤っており修正を命じられた。
文章で読むだけでも、多くの時間を費やす可能性見受けられると思います。
しかしながら、行政書士に依頼をすれば、申請書類の作成や必要書類の収集を行い、滞りなく申請をしてくれることでしょう。
事業主様にとっても一番やるべきことは事業の発展であります。行政書士に依頼することで事業の発展に注力するための大切な時間を節約できます。
②専門性があるので安心して任せられる
建築士事務所登録の代行を専門に行っている行政書士は様々なケースに対応している建築士事務所登録を代行の専門家です。
建築士事務所登録の為に必要なことや、登録のスケジュール、また定款や、他に付随する業務(例えば、会社設立や建設業許可の取得)のアドバイスもくれることでしょう。
県によっての対応の違いを熟知し、スピーディーに対応してくれるのも専門性があるから成せることです。きっと事業主様の労力を極力かけることなく、迅速な建築士事務所登録に向けて尽力することでしょう。
■行政書士に依頼した際のデメリット
行政書士に依頼することで、何かデメリットなどはあるのかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。あえて言うのなら下記の2点になります。
①費用の発生
②個人情報等の心配
それではそれぞれについて詳しくみていきましょう。
①費用の発生
事業主様の貴重な時間を節約するための費用はどうしてもかかってきてしまいます。
ご自身で申請されれば、一級建築士事務所登録は登録手数料18,500円(東京都の場合)のみで済みますが、行政書士に依頼すると更に費用が発生してしまいます。
今は極力費用を安く済ませたい方や、サポートしてくれる人が周りにいて時間に余裕のある方などは、ご自身で申請するという選択をすることになりそうです。
②個人情報等の心配
行政書士に依頼をすると、行政書士側で取得できる必要書類の収集を行ってくれます。つまり、住民票や履歴事項全部証明書を取得してくれます。しかしながら、この点に関して抵抗を覚える方も少なくはないと思います。
行政書士という国家資格を持っているとは言え、見ず知らずの人間に、住民票や会社の情報を、見られたくないと思う方もいるでしょう。
そういった心理的抵抗がある方は、ご自身で申請という選択になるのは無理もありません。
■行政書士に依頼した方がメリットは大きい!
建築士事務所登録の代行を行政書士に依頼すべきかどうかで悩んでいる方に向けて、依頼するメリット・デメリットを解説いたしました。
建築士事務所登録は、そこまで複雑ではないかもしれませんが、初めてで誰も頼ることができないのは不安だと思いますし、負担もかかります。もし時間的余裕があるのであればご自身で申請というのも、大きな負担にはならないかもしれません。
しかしながら、早めに登録したいという場合や、会社設立や建設業許可申請も同時に進めたい、相談しながら進めることのできるサポート役が欲しいと思われる方も少なくないと思われます。
建築士事務所登録の代行を行政書士に頼もうかどうか悩んでいる方は、一度、気軽に行政書士に相談してみることをお勧めいたします。