補助金活用ガイド

補助金っていつもらえるの?

苦労して補助金申請を終えて、晴れて採択(合格)されたら、補助金を受け取ることができます。ただし、厳密にいえば「もらえる可能性」があるといった方が正しい言い方かもしれません。

「えっ!合格したのにもらえないかもしれないの?」と思われた方がほとんどでないでしょうか?

実は、補助金は採択(合格)したから一安心という制度ではありません。合格後に「実績報告」という報告作業をしなければ補助金を受け取ることはできません。

しかも、申請してから補助金は基本的に約1年かかるほど長丁場な制度なんです。

補助金には実施期間がある(補助対象期間)

補助金は採択されなければ意味がありません。しかし、採択後に補助金獲得まではもう少し時間がかかります。採択された後に支払うべき経費の支払いをして、その支払った証明書を準備して国に報告する作業をしなければいけません。

「実績報告」というこの報告作業を無事に終えることでやっと補助金を受け取れます。しかも経費の支払いも、いつでもいいわけではなく、きちんとした期間が決められています。その決められた期間内に支払いがされなければ、採択(合格)されていようがお構いなしに補助金は受け取れません。いわば残酷な制度とも言えます。

例えば、ものづくり補助金では10カ月の事業実施期間が設けられています。
つまり、採択通知が到着後10カ月の間に設備の契約や支払いを済ませなければいけません。

これが実施期間内にない場合は、どんなに支払いを完了したとしても補助対象外になってしまいます。
採択(合格)したから気が抜けるようなことが無いように、最後まで慎重に取り組みをしてください。

入金までの大まかな流れ

補助金は採択(合格)してすぐにお金がもらえる制度でないということはすでにご理解いただけたと思います。では、どのような流れで入金までいくのかをここで簡単に見ておきましょう。

補助金申請
↓(約1カ月~1か月半)
採択(合格)
↓(数週間)
採択通知到着
↓(数週間)
交付決定通知到着

補助事業開始
↓(最大10か月程度)※補助事業の期間は年によって違います。
補助事業完了(実績報告作業
↓(数か月)
補助金請求通知到着
↓(即日)
補助金請求
↓(数か月)
補助金入金

この流れを見ていただいた通り、補助金入金までは様々な出来事がおこります。

補助金入金までは、事業者の方それぞれがどのくらいのスピード感で経費の支払いをするかで変わってきますが、最大でも申請から考えると1年程度かかってしまうことも大いにあります。

その期間を短くするポイントは、「交付決定通知」が届いたあとになるべく早めに経費支払いを完了させて、実績報告等を経費支払い完了後にすぐに終えられるようにすることで、補助金入金までの期間は短縮が可能です。

この記事の監修

さむらい行政書士法人 代表 / 小島 健太郎

【さむらい行政書士法人】代表 / 行政書士

小島 健太郎 (こじま けんたろう)

プロフィール

2009年 行政書士登録、個人事務所を開設
2012年 個人事務所を法人化。「さむらい行政書士法人」を設立
専門分野:事業者向け補助金、融資申請支援、許認可申請、外国人在留資格

書籍

『経営者のための日本政策金融公庫の活用ガイド』(セルバ出版)

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