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【インドネシア人の方向け】シェンゲンビザの条件・申請方法を解説

ヨーロッパへ行きたいインドネシア人の方の中には、

 

「シェンゲンビザとは?」

「インドネシア国籍でも取得できる?」

「申請方法は?」

 

といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

 

この記事では、インドネシア人が取得できるシェンゲンビザについて詳しく解説します。
ぜひ、最後までお読みください。

シェンゲンビザ(短期滞在ビザ)とは?

ここでは、「シェンゲンビザとは何か?」について見ていきましょう。

シェンゲン協定加盟国内に渡航する際の短期滞在ビザ

シェンゲンビザは、「シェンゲン協定」に基づき導入された査証です。

 

「シェンゲン協定」は、欧州諸国の国境管理を廃止する目的で1985年に制定されました。
現在では、ほとんどのEU(欧州連合)の国が加盟しています。

シェンゲン協定加盟国

シェンゲン協定加盟国は現在29カ国あり、シェンゲンエリアとも呼ばれます。

  1. オーストリア
  2. ベルギー
  3. チェコ
  4. デンマーク
  5. エストニア
  6. フィンランド
  7. フランス
  8. ドイツ
  9. ギリシャ
  10. クロアチア
  11. ハンガリー
  12. イタリア
  13. アイスランド
  14. ラトビア
  15. リヒテンシュタイン
  16. リトアニア
  17. ルクセンブルク
  18. マルタ
  19. オランダ
  20. ノルウェー
  21. ポーランド
  22. ポルトガル
  23. スロバキア
  24. スロベニア
  25. スペイン
  26. スイス
  27. スウェーデン
  28. ブルガリア
  29. ルーマニア

180日間で最大90日間、シェンゲン協定加盟国の間を行き来できる

シェンゲンビザは、EU(欧州連合)25カ国とEFTA(欧州自由貿易連合)4カ国で有効で、1つのビザでシェンゲンエリアを自由に移動できます。

 

滞在できる期間は、最長90日間(180日間のうち)です。

シェンゲンビザの種類

シェンゲンビザは、目的に応じて3つの種類があります。

 

種類

目的

Aビザ

トランジット

Cビザ

短期滞在

Dビザ

長期滞在

 

各種類について、以下で解説します。

シェンゲンビザ Aビザ

シェンゲン圏内を経由する際に、空港での滞在を許可する査証です。
いわゆる、空港トランジットビザです。

シェンゲンビザ Cビザ

観光などの短期滞在が目的で発行される査証です。
最長90日間の滞在が認められています。

 

シェンゲン圏内のどの国でも、自由に移動できます。

シェンゲンビザ Dビザ

留学や就労といった長期滞在が目的で発行される査証です。
90日以上の滞在が認められています。

 

ただし、ビザが適用されるのは、申請をした1カ国のみです。
加えて、滞在目的に応じて異なる手続きが必要なため、注意しましょう。

シェンゲンビザを申請する際の条件

シェンゲンビザを申請するには、以下の2つの要件を満たさなければなりません。

  1. 対象の国籍
  2. 申請条件を満たす

シェンゲンビザが必要な国

シェンゲンビザが必要なのは、インドネシアも含む以下の国籍の方です。

  • インドネシア
  • アフガニスタン
  • アルジェリア
  • アンゴラ
  • アルメニア
  • アゼルバイジャン
  • バーレーン
  • バングラデシュ
  • ベラルーシ
  • ベリーズ
  • ベナン
  • ブータン
  • ボリビア
  • ボツワナ
  • ブルキナファソ
  • ブルンジ
  • カンボジア
  • 中央アフリカ共和国
  • 中国
  • コモロ
  • コンゴ
  • キューバ
  • コンゴ民主共和国
  • ジブチ
  • ドミニカ共和国
  • エクアドル
  • エジプト
  • 赤道ギニア
  • エリトリア
  • エスワティニ
  • エチオピア
  • フィジー
  • フィリピン
  • ガボン
  • ガンビア
  • ガーナ
  • ギニア
  • ギニアビサウ
  • ガイアナ
  • ハイチ
  • インド
  • イラク
  • イラン
  • コートジボワール
  • ジャマイカ
  • イエメン
  • ヨルダン
  • カボベルデ
  • カメルーン
  • カザフスタン
  • ケニア
  • キルギス
  • クウェート
  • ラオス
  • レソト
  • レバノン
  • リベリア
  • リビア
  • マダガスカル
  • マラウイ
  • モルディブ
  • マリ
  • モロッコ
  • モーリタニア
  • モンゴル
  • モザンビーク
  • ミャンマー/ビルマ
  • ナミビア
  • ナウル
  • ネパール
  • ニジェール
  • ナイジェリア
  • 北朝鮮
  • ウガンダ
  • ウズベキスタン
  • オマーン
  • パキスタン
  • パプアニューギニア
  • カタール
  • ロシア
  • ルワンダ
  • サントメプリンシペ
  • サウジアラビア
  • セネガル
  • シエラレオネ
  • ソマリア
  • スリランカ
  • スーダン
  • スリナム
  • スワジランド
  • シリア
  • タジキスタン
  • タンザニア
  • タイ
  • トーゴ
  • チャド
  • チュニジア
  • トルコ
  • トルクメニスタン
  • バヌアツ
  • ベトナム
  • ザンビア
  • ジンバブエ
  • 南アフリカ
  • 南スーダン

シェンゲンビザの申請条件

申請条件は、以下のとおりです。

  1. 有効なパスポートがある
  2. 十分な資金がある
  3. 海外旅行保険に加入している
  4. 滞在期間のルールを守る

 

パスポートの要件は、以下のとおりです。

  1. 発行から10年以内
  2. 3カ月以上の有効期限が残っている(シェンゲンエリアから出国する日より)
  3. 空白ページが2ページ以上残っている

 

海外旅行保険は、以下の要件を満たしたタイプでなければなりません。

  1. すべてシェンゲンエリアで有効
  2. 滞在期間のすべてをカバー
  3. 3万ユーロ以上の補償

インドネシア国籍の方がシェンゲンビザを申請する際の必要書類

ここでは、インドネシア国籍の方がシェンゲンビザを申請する際に必要な書類について見ていきましょう。

シェンゲンビザ申請に必要な書類

必要書類は、以下の表のとおりです。
申請する国によって追加の書類が必要になるケースもあるため、注意しましょう。

 

種類

備考

申請書

各シェンゲン協定加盟国の大使館のホームページからダウンロードしましょう。

パスポート

要件については、前述した【申請条件】を参考にしてください。

写真

申請書に貼り付けます。

旅行の予定に関する書類

・旅行のスケジュール表

・往復航空券の予約確認書

滞在目的に関する書類

・観光の場合:ホテルの予約確認書

・ビジネスの場合:招待状やビジネスの関連書類

資金の証明書

・銀行口座の預金通帳のコピー

海外旅行保険の証明書

要件については、前述した【申請条件】を参考にしてください。

申請料

・80ユーロ

申請書類の記入例

申請書の記入内容は、以下の表のとおりです。

 

項目

記入内容

本人情報

・氏名

・生年月日

・国籍

・性別

・婚姻状況

・パスポート情報

・住所などの連絡先

・在留資格の情報

職業

・現在の職業

・勤務先の情報

・在学先の情報

滞在目的

・渡航目的

・目的地

・希望の入国回数

・滞在日数

・過去のシェンゲンビザの情報

・入国予定日

・出国予定日

・宿泊先情報

滞在費用

・費用の負担者

・支払い方法

 

申請書の最後に、署名と日付を記入します。

 

記入ミスなどがあると、審査で不許可となる可能性が高まります。
書き間違いがないように、注意しましょう。

シェンゲンビザの申請方法

ここでは、シェンゲンビザの申請方法について見ていきましょう。

1.必要書類を準備

必要書類を準備する流れは、以下のとおりです。

1.必要な書類を確認する

大使館のホームページなどから、必要な書類をチェックしましょう。
国によっては、専用ツールを用いて確認できます。

2.申請書の作成

シェンゲンビザ用の申請書を作成します。
申請書の内容については、先述した【申請書類の記入例】を参考にしてください。

3.そのほかの書類を集める

申請書以外の書類を集めます。
必要書類については、先述した【シェンゲンビザ申請に必要な書類】を参考にしてください。

2.加盟国の大使館や領事館で審査&面接後にビザが発給

申請は、大使館・領事館で行います。

 

申請の流れは、以下のとおりです。

1.予約をとる

大使館・領事館での手続きには、予約が必要です。

2.来館

予約した日時に大使館・領事館を訪問しましょう。

3.書類の提出

必要書類を提出します。

4.生体認証の登録

写真と指紋のデータを提出します。

5.申請料の支払い

申請料は、80ユーロです。

6.審査

審査は通常、2週間ほどで処理されます。

7.ビザ発行

申請内容に問題がなければ、ビザが発給されます。

シェンゲンビザを申請する際に気になる疑問を解決

ここでは、シェンゲンビザを申請する際に気になる疑問を解決します。

シェンゲンビザに有効期限はありますか?

シェゲンビザには、滞在期間のルールがあります。

 

滞在期間のルール:「あるゆる180日間における最長90日間」

 

「あらゆる180日間における最長90日間」とは、180日間の期間内にシェンゲンエリアで最長90日間滞在できるという意味です。

 

滞在が許可される90日間は、最後にシェンゲンエリアへ入国した日からさかのぼって180日間に制限されます。

 

シェンゲンビザでは、180日間のうち90日以上の滞在はできません。
90日以上滞在したい方は、長期滞在向けのビザを検討しましょう。

シェンゲン協定加盟国に長期間滞在したい場合はどのビザを申請すればいいですか?

シェンゲン協定加盟国に長期滞在したい場合は、各国が発行する国別の「長期滞在ビザ」を取得する必要があります。
長期滞在ビザは、ナショナルビザ(National Visa)とも呼ばれます。

 

申請者の方は、滞在目的に応じた各国のナショナルビザを取得しなければなりません。

 

国によって要件や手続き方法は異なるので、申請先の国の大使館・領事館で詳細を確認しましょう。

 

以下で、代表的な長期滞在向けのビザを2つ紹介します。

学生ビザ

学生ビザは、留学を目的として長期滞在する方向けの査証です。

 

申請するには、学校側が発行する入学証明書などが必要です。

 

各国の要件や手続き方法は異なるため、申請先の国の大使館・領事館で詳細を確認しましょう。

就労ビザ

就労ビザは、現地で働く方向けの査証です。

 

申請するには、雇用契約書など就労を証明できる書類が必要です。

 

要件や手続き方法は、国によって異なります。
詳細については、申請先の大使館・領事館で確認しましょう。

ビザ申請は行政書士等の専門家に相談するのがおすすめ

シェンゲンビザの申請は、行政書士などの専門家に相談しながら準備を進めるのがおすすめです。

 

ただし、申請に関する相談は可能ですが、代行申請はできません。
申請は本人が行う必要があるため、注意しましょう。

ビザの最新情報に関する専門知識が豊富

ビザの制度は、頻繁に変更されます。
自力で最新の情報を収集するのは、大変な作業です。

 

行政書士であれば、ビザの最新情報に詳しく、専門知識も豊富に持っています。

申請におけるミスを回避したい方は、行政書士に相談しましょう。

情報収集のための時間を節約できる

ビザの申請は、情報収集や書類の準備など手間がかかります。

 

行政書士であれば、ビザ申請に関するノウハウを持っているため、準備の時間を節約できます。
スムーズに申請の準備を進めたい方は、行政書士に相談しましょう。

まとめ

この記事では、インドネシア人が取得できるシェンゲンビザについて解説しました。

 

インドネシア人の方がヨーロッパを旅行するには、シェンゲンビザを取得しなければなりません。
シェンゲンビザは、シェンゲン協定に基づいた査証で、すべての加盟国内で利用できます。

 

申請をお考えの方は、行政書士などの専門家に相談しながら準備を進めましょう。

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