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生活保護受給者でも帰化申請できますか?
活保護受給者でも帰化申請できますか?
この記事を読んでいるということは、“帰化申請をしたいけれど生活保護を受けている”という方ではないでしょうか?この記事では、”生活保護受給者でも帰化申請できるのか?“”できない場合、どうすればいいのか?“という2つの疑問にお答えしていきたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
【疑問1|生活保護受給者でも帰化申請はできるのか?】
残念ながら、生活保護受給者では帰化申請を行うことはできません。絶対できないというわけではないですが、現実的にはかなり厳しいです。
なぜかと言うと、帰化申請の要件の1つである「生計要件」に引っかかるから。
ではここで、生計要件の概要を見ていきましょう。
以下は国籍法に記載されている内容です。
“自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によって生計を営むことができること。”
何だか難しく書かれていますが、要は「日本で生活できる資金力があればOK」ということです。高い収入がなければいけないわけではなく、身の丈にあった生活ができていれば「生計要件」は満たせるのです。
では、生活保護受給者はどうでしょう?
様々な事情があるため一概には言えませんが、国の援助を受けている時点で「資金力がない」と見なされても仕方ありませんよね。少なくとも「生計要件」を満たすことはできないのです。
【疑問2|帰化申請ができない場合、どうすればいいの?】
前項で、“生活保護受給者の帰化申請は非常に難しい”ということをお伝えしましたが、それでも日本国籍を取得したい!という場合、どうすればいいのでしょうか?
この場合、速やかに行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。“ほぼ不許可になる案件”ではありますが、一縷の望みをかけて帰化申請に臨むこともできないわけではありません。帰化申請に関しては、「〇期間生活保護を受けていたらNG」「〇年前の受給であればOK」のような明確な基準がないため、いろいろ検証しなければ分からないこともあるのです。
【まとめ】
今回は、生活保護受給者の帰化申請についてご紹介していきました。「生計要件」を満たしていない以上ほぼ100%近く不許可になりますが、“絶対不許可になる”というわけではありません。“生活保護を受けているけれどどうしても帰化したい!”という方は、まず専門家に相談し、申請するかどうかを決めてもいいかもしれません。