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素行調査がされます!
帰化申請の要件の中に「素行要件」がありますよね。そして、「素行要件」を満たしているかどうか確認するために、実際に素行調査がされていることはご存知でしょうか。この記事では、素行要件の詳細や調査内容を分かりやすくお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
【素行要件とは?】
素行要件とは、簡潔に言うと「普段の素行が良いかどうかを判断するための要件」です。
では、どのように素行が良いか判断するのでしょうか?
素行要件では、以下の項目を審査されています。
・犯罪歴・前科がないか
・年金・税金の滞納がないか
・交通違反がないか
上記に一つでも該当する場合、帰化申請でマイナスポイントが付くことは避けられないでしょう。
【素行調査はどのようにされているの?】
前項で記載した項目に該当するかどうか、入国管理局では素行調査を行っています。前科や税金の滞納はすぐに分かりますが、交通違反は“過去5年間に何回違反したのか?”を基準に調査します。(軽度な交通違反であれば5回程度なら許容範囲だそうです。)
これだけではありません。実は、上記の項目以外にも素行調査を行っています。
それは、「書類の内容に虚偽の申告がないか?」ということです。例えば、職場での仕事内容や勤務態度などを電話調査したり、近隣住民に聞き取り調査をしたり…などです。
帰化申請では、申請者の書類を受理したあと、書類に記載されている内容が本当かどうかを確かめるために身辺調査を行っています。ここで“虚偽の申告がある”と判断された場合、申請許可が下りることはまずあり得ません。
正直、上記に書いた3つの項目よりも「虚偽の申告」の方が罪は重いです。申請する上でマイナスになるだろうな…と思われるようなことでも、どうせバレてしまいますので正直に書くのが賢明です。
【普段の素行には十分気を付けよう】
いかがでしたでしょうか。帰化申請では綿密な調査があることをご理解いただけたのではないでしょうか。素行要件は、普通に過ごしていれば余程のことがない限り引っかかりません。しかし、油断は禁物です。普段の素行には十分注意してくださいね。