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特別永住者の帰化申請にかかる期間は?
特別永住者の帰化申請にかかる期間はどのくらい?
書類の収集や作成・面談など、帰化申請は多くの手続きを踏む必要があり、帰化申請にかかる期間は10ヵ月~1年と言われています。では、申請者が特別永住者である場合、申請にかかる期間はどのくらいなのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
【基本的に他の外国人と手続きは変わらない】
はじめに、帰化申請の流れをざっくりと把握していきましょう。
流れは以下のとおりです。
1. 法務局への相談
↓
2. 書類の収集・作成
↓
3. 書類の提出・受理
↓
4. 法務局での面接
↓
5. 審査結果の通知
普通の外国人も、すでに特別永住者として在住している方も、手続きに関してそこまで差異はありません。つまり、期間も合計10ヵ月~1年かかる可能性があるということです。
では、一つずつ解説していきたいと思います。
1. 法務局への相談
“帰化申請を行う”と決めたら、まず法務局へ相談に行きます。相談は予約制となっているため、お近くの法務局へ連絡し相談日を調整しましょう。混雑状況によっては相談まで2か月待ちということもあるため、早めに予約するようにしてください。
2. 書類の収集・作成
相談の際にもらった手引き冊子をもとに、必要書類を集めていきます。本国から取り寄せなければならない書類もあるため、計50種類くらいにはなるでしょうか。時間も労力もかかるため、行政書士などの専門家にサポートしてもらうことをおすすめします。
3. 書類の提出・受理
提出書類が揃ったら、法務局へ書類を提出しに行きます。ここで書類の不備がある場合は受理してもらえませんので、きっちり揃えてから提出しに行きましょう。
4. 法務局での面接
書類受理後、3ヵ月ほどで法務局から面接の案内が来ます。(特別永住者の場合もっと早く案内が来る可能性もあり)面接日程を調整し、指定した日時に面接を受けましょう。面接では、基本的な日本語能力や、書類の内容と話している内容が一致しているか?などがチェックされています。
5. 審査結果の通知
面接後、6ヶ月~10ヶ月ほどで審査結果の通知が届きます。特別永住者であれば、よほどのことがない限り許可になりますが、審査結果を待っている間に審査に影響することを起こした場合は許可が難しくなります。(犯罪や大きな交通違反など)許可が下りた場合は官報に掲載され、その後法務局から許可後の手続きの連絡が来ます。
【まとめ】
特別永住者の場合でも、帰化申請には10ヵ月~1年ほどかかることが普通です。
ただし、帰化申請の重要な要件である「住居要件」や「素行要件」「生計要件」などは既に満たしているので、申請が受理になりさえすれば不許可になることはほぼないでしょう。とは言え、やはり帰化申請は複雑なので、できれば専門家に依頼することをおススメします。