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面接後に不許可になることもある?
帰化申請の面接後に不許可になることもあるの?
帰化申請は、最初の相談から書類の収集や作成・面談など、多くの手続きを踏む必要がありますよね。そして、法務局での面接は帰化申請の最後の山場となっています。“この山場を越えれば、無事日本国籍を取得できる!”と喜びたいところですが、実は面接後でも不許可になってしまう可能性は十分にあるのです。そこでこの記事では、面接後に不許可になってしまう理由をお伝えしていきたいと思います。参考にしていただければ幸いです。
【帰化申請の面接後に不許可になってしまう理由】
冒頭で申し上げたとおり、やっと面接にこぎつけたとしても不許可になってしまう可能性はあります。では、どういうときに不許可になってしまうのでしょうか?ここでは、2つご紹介していきましょう。
<面接後の不許可理由1|書類に記載している内容と話している内容が違う>
帰化申請の面接では、主に下記の質問がされます。
- なぜ、日本人になりたいのか?
- なぜ、日本に来ることになったのか?
- いつ頃日本に来たのか?
- どのくらい日本に住んでいるのか?
(家族関連)
- 家族構成について
- 家族それぞれの生年月日や出生地
- 配偶者がいる場合:結婚までの経緯
- 配偶者がいない場合:婚約者の有無・結婚の意思の有無
(仕事・家計関連)
- 現在の仕事内容
- 社長・個人事業主の場合:事業の今後の見通しなど
- 現在どのくらいの収入があるか
- 現在の家計の状況(貯金など)
(素行関連)
- 年金と納税状況(国民年金・住民税・所得税など)
- 自己破産歴の有無
- 過去の交通違反
- 過去の犯罪歴の有無
どれも、提出した書類に記載してあることばかりですよね。
面接官はあなたが提出した書類を基に面接を行うため、話している内容と書類の内容に差異があると、“虚偽の申告をしているのではないか?”と疑われ、不許可になることがあります。
※ちなみに、面接の内容はすべて記録されています。
<面接後の不許可理由2|日本語能力が低い>
面接は、実際に会話してあなたの日本語能力を測るという目的もあります。
日本語能力が少し低いな…と思われる方にはその場でテストを実施することがありますが、そのテストが著しく低い点数だった場合、不許可になってしまうことがあります。
また、質問されている内容が理解できていない場合も“日本語能力が低い”と見なされますので、最低限のコミュニケーションは取れるようにしておきましょう。
【まとめ】
せっかく面接まで行ったのに不許可になるなんて!と思うかもしれませんが、やはりそれだけ帰化のハードルは高いのです。最後の最後で落とされないよう、万全の準備で臨んでくださいね。