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フィリピン人|カナダ観光ビザ(一時滞在者ビザ・Temporary resident visa)を解説

カナダへ渡航する予定のあるフィリピン人の方の中には、

 

「観光ビザとは?」

「eTAとは?」

「フィリピン国籍はeTAの対象?」

「申請方法は?」

 

といった疑問をお持ちの方も多いでしょう?

 

この記事では、フィリピン国籍の方向けにカナダの「観光ビザ」と「eTA」について詳しく解説します。

ぜひ、最後までお読みください。

カナダ 観光ビザについて

ここでは、カナダの「観光ビザ」と「eTA」について見ていきましょう。

カナダに一時滞在するにはビザが必要

ビザ免除国以外の国籍の方がカナダに一時滞在するには、「観光ビザ」が必要です。

 

「観光ビザ(Visitor Visa)」は、「一時滞在者ビザ(Temporary Resident Visa)」とも呼ばれます。

観光ビザ・一時滞在者ビザ(Temporary resident visa)が必要な国籍

 

例えば、以下の国籍の方は「観光ビザ」が必要です。

  • フィリピン
  • ベトナム
  • インドネシア
  • マレーシア
  • アフガニスタン
  • 中国
  • 北朝鮮
  • ロシア

観光ビザでできること

以下の滞在目的に当てはまる場合は、「観光ビザ」の対象です。

  • 観光
  • 知人や家族訪問
  • 短期商用
  • 学会発表
  • 短期での学習・研修プログラムの参加

 

短期商用では、以下の活動が挙げられます。

  • 出張
  • ミーティング
  • 市場調査
  • 契約締結

カナダの観光ビザは何日滞在できますか?

滞在が可能な日数は、最長6カ月です。

 

カナダへ入国した日から6カ月間、またはパスポートの有効期限が切れるまでのどちらか早い方まで滞在できます。

電子渡航認証(eTA)とは

「電子渡航認証(eTA)」とは、ビザが免除されている国籍の方がビザの代わりに取得できる認証です。

 

正式名称の「Electronic Travel Authorization」の頭文字をとって、「eTA:イータ」と読みます。

 

有効期限は最長5年間で、滞在期間は一度の渡航で最長6カ月間です。

パスポートの有効期限が5年未満の場合は、パスポートの有効期限まで有効に使用できます。

 

カナダ政府は2016年3月15日に、ビザ免除国の国籍の渡航者に対して「eTA」の取得を義務化しました。

 

ビザ免除国の国籍の方は、ビザの必要はありませんが、必ず「eTA」を取得してから渡航しましょう。

eTA渡航可能国は一時滞在ビザなしでカナダに空路で入国できる

「eTA」を取得できるのは、カナダの「観光ビザ(一時滞在者ビザ)」が免除されている国籍の方です。

対象国は、現在50カ国以上(日本を含む)あります。

 

さらに、本来はビザが必要な以下の15カ国の国籍の方も、条件を満たせば「eTA」を取得できます。

  1. フィリピン
  2. アンティグアバーブーダ
  3. アルゼンチン
  4. ブラジル
  5. コスタリカ
  6. メキシコ
  7. モロッコ
  8. パナマ
  9. セントクリストファー・ネイビス
  10. セントルア
  11. セントビンセントおよびグレナディーン諸島
  12. セーシェル
  13. タイ
  14. トリニダード・トバゴ
  15. ウルグアイ

フィリピン国籍の方は、条件を満たせば「eTA」の取得が可能です。

フィリピン国籍の方がeTAで渡航するための申請条件

フィリピン国籍の方が「eTA」で渡航するには、以下のすべての申請条件を満たさなければなりません。

1.過去10年間にカナダの「観光ビザ」を保有している、もしくは有効なアメリカの非移民ビザを保有している

アメリカの非移民ビザは、eTAの申請時に有効である必要があります。

2.短期間の観光またはビジネス目的でカナダに滞在する

許可される滞在期間は、最長6カ月です。

3.ビザが必要な対象国の有効なパスポートを使用して、カナダの空港に渡航・経由する

上記の条件を満たせない場合は、「eTA」は申請できません。

カナダへ訪れる際は、「観光ビザ」を取得しましょう。

【フィリピン国籍の方向け】観光ビザの申請

ここでは、フィリピン国籍の方向けの「eTA」と「観光ビザ」の申請について見ていきましょう。

eTA(イータ)の申請

「eTA」の申請方法は、以下のとおりです。

必要書類一覧

必要書類は、以下のとおりです。

  • 有効なパスポート
  • 申請書(オンラインフォーム)
  • クレジットカードまたはデビットカード
  • 電子メールアドレス

申請にかかる費用

「eTA」の申請料は、7CAN(カナダドル)です。

 

支払いは、以下の各種カードを利用できます。

1.各種クレジットカード
  • Visa
  • Mastercard
  • American Express
  • 銀聯カード
  • JCB
2.各種プリペイドカード
  • Visa
  • Masetercard
  • American Express
3.各種デビットカード
  • Visa Debit
  • Debit Mastercard
  • Interac(カナダのデビットカード)

支払い後は、結果に関わらず返金されないため、注意しましょう。

eTA申請の流れ

「eTA」の申請の流れは、以下のとおりです。

1.必要書類の準備

必要書類を確認し、作成や収集などの準備をします。

2.オンライン申請書の記入

申請は、オンラインで行います。

オンラインツールの指示に従い、申請書を完成させましょう。

3.申請料の支払い

オンラインツールの指示に従い、申請料を支払いましょう。

4.審査

申請処理は、数分以内で完了します。

ただし、申請者によっては数日間かかるケースもあるため、注意しましょう。

5.「eTA」の発行

申請に問題がなければ、カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)から承認のメールが届きます。

申請は、1回につき1人分のみ対応しています。

複数人で渡航する場合は、人数分の申請をしてください。

 

例えば、4人家族で申請する場合、申請書の記入・提出・申請料の支払いを4回行います。

1度の申請で家族全員分の「eTA」は取得できないため、注意しましょう。

観光ビザの申請

「観光ビザ」の申請方法は、以下のとおりです。

必要書類一覧

必要書類は、以下のとおりです。

  • パスポート
  • 代理人のフォーム:IMM5476(該当する場合)
  • 家族情報のフォーム:IMM5645(18歳以上の申請者)
  • 両親の委任状(未成年者の場合)
  • 渡航歴を証明する書類(以前のパスポート・過去に取得したビザ・出入国スタンプなど)
  • 旅程の資料(フライトの詳細・ホテルの予約確認書など)
  • 銀行口座明細書
  • 個人情報を公開する権限のフォーム:IMM5475
  • 招待状
  • 雇用主の情報(ビジネス目的の場合)
  • 知人や家族との関係性を証明する資料(知人や家族訪問が目的の場合)

申請にかかる費用

「観光ビザ」の申請料は、100CAN(カナダドル)です。

加えて、バイオメトリクス(生体認証)の登録料として、85CANがかかります。

 

支払いは、以下のクレジットカードまたはプリペイドカードが利用できます。

  • Visa
  • Mastercard
  • American Express
  • JCB
  • UnionPay

観光ビザ申請の流れ

「観光ビザ」の申請の流れは、以下のとおりです。

1.ビザが必要かを調べる
2.必要書類を集める

必要書類を確認し、作成・収集などの準備をしましょう。

3.IRCCポータルのアカウント作成

申請は、オンライン上のIRCCポータルで行います。

初めて利用する方は、アカウントを作成してください。

4.IRCCポータルからオンライン申請

システムの指示に従い、オンライン申請書を作成します。

記入のミスがないように、注意しましょう。

5.書類のアップロード

システムの指示に従い、準備した必要書類をアップロードします。

6.申請料の支払い

システムの指示に従い、申請料を支払います。

7.ビザ申請センターの予約

バイオメトリクスの登録のために、ビザ申請センターの予約が必要です。

ビザ申請センターは、東京と大阪にあります。

8.バイオメトリクスの登録

予約日時にビザ申請センターを訪れて、バイオメトリクス(顔写真・指紋)の登録を行います。

9.審査

申請の処理期間は、日本から申請した場合は30日間(2024年5月7日時点)です。

10.ビザ発給

審査で問題がなければ、ビザが発給されます。

観光ビザ申請は行政書士等の専門家への代行依頼がおすすめ

ここでは、行政書士に依頼した場合の利点について見ていきましょう。

ビザの最新情報など専門知識が豊富

行政書士は、法律や法令に関する専門知識を持っています。

特にビザ申請に関しては、移民法・ビザの種類・手続き方法・必要書類などの情報に精通しています。

 

正確な情報を基に申請したい方は、行政書士に依頼するのがおすすめです。

ビザの条件は頻繁に変わりやすく複雑

行政書士は、定期的に最新の法令や規制の変更をチェックしています。

 

行政書士に依頼すれば、最新の情報を基に準備ができるため、ビザ申請におけるミスを回避できます。

難しい案件などのビザ申請経験が豊富

代行申請サービスを行っている行政書士は、ビザ申請の経験が豊富です。

 

申請者の状況によっては、申請が難しいケースもあります。

 

行政書士であれば、ビザに関する専門知識と経験を基に、申請者のニーズに合った申請方法の提供が可能です。

ビザ申請のための時間を節約できる

ビザ申請は、非常に時間と労力を要するプロセスです。

 

忙しくて申請のための時間が取れない方は、行政書士に依頼するのをおすすめします。

観光ビザの申請は自分でもできるが時間や手間がかかる

「観光ビザ」の申請では、書類の作成や収集・オンラインフォームの記入など、多くの作業が必要です。

 

申請は自力でも行えますが、時間も手間もかかります。

 

行政書士に依頼すれば、準備にかかる時間と労力を節約できるので、余裕のある申請が可能です。

代行を依頼することにより時間が節約できる

行政書士は、申請者の代わりに書類を準備し、必要な手続きを行います。

 

申請者のニーズに合わせて、プロセスを迅速かつ効率的に進めてくれるので、申請者の方はほかの業務や準備に集中できます。

まとめ

この記事では、カナダの「観光ビザ」と「eTA」について解説しました。

 

フィリピン国籍の方は、条件を満たせば「eTA」の申請が可能です。

条件を満たせない場合は、通常通り「観光ビザ」を申請しましょう。

 

「eTA」と「観光ビザ」のどちらも、申請はオンラインで行います。

「観光ビザ」の場合は、バイオメトリクスの登録も必要なため、注意しましょう。

 

スムーズに申請したい方は、行政書士などの専門家に依頼するのがおすすめです。

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