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イギリス就労ビザの種類とポイント・ベース制移民政策とは?必要書類も解説

イギリスの就労ビザの取得を検討している方の中には、

 

「就労ビザの種類は?」

「申請方法は?」

「必要書類は?」

「ポイント・ベース移民政策とは?」

 

といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

 

この記事では、イギリスの就労ビザの種類とポイント・ベース制移民政策について詳しく解説します。

ぜひ、最後までお読みください。

イギリスの就労ビザの変革

ここでは、就労ビザの変革について見ていきましょう。

2021年に導入されたポイント・ベース移民政策とは

イギリスでは、EU離脱にともない、新しい移民受け入れの制度が開始されています。

 

離脱前は、EU域内の労働者はイギリスを自由に移動できていました。しかし、現在は、単純労働者などのイギリスへの流入はストップしています。

 

2021年には、ポイント・ベース移民政策が導入されました。

ポイント・ベース制とは、年収・学歴などを基準にポイントを設定し、一定のポイントを超えた人材にだけ就労ビザを発給するシステムです。

アイルランド国籍者を除く就労目的のすべての外国人がビザ必須となった

ポイント・ベース制では、EU出身者とEU域外出身者を同じ扱いにすると定めています。

 

アイルランド国籍者を除くすべての外国人は、以下の目的でイギリスに入国する場合、ビザを取得しなければなりません。

 

  • 就労目的
  • ビジネス活動に従事する
  • 就学する
  • 6カ月以上の滞在

ポイントベース制の審査で公平に発給される

ビザの審査は、ポイント・ベース制により公平に判断されます。

 

就労ビザを得るには、特に以下の3つのポイントを満たせているかが重要です。

  1. 一定の英語力がある
  2. イギリスの企業からの正式なオファーがある
  3. 職務上、必要な技術・知識がある

現在も就労目的の場合はビザが必要

イギリスで働くには、適切な就労ビザを取得しなければなりません。

日本国籍で観光目的の場合は6カ月までビザが不要

日本国籍の方は、6カ月以内の観光目的の場合は、ビザが免除されます。

 

国籍によっては、「スタンダードビジタービザ」と呼ばれる観光ビザが必要なため、注意しましょう。

6カ月以内の出張や学術を目的とした渡航の場合はビザが不要

日本国籍の方は、6カ月以内の出張や学術を目的とした渡航の場合でも、ビザが免除されます。

 

ただし、6カ月以上の滞在を予定している場合は、目的に応じた適切なビザを取得しなければなりません。

 

観光目的の場合と同様に、国籍によっては「スタンダードビジタービザ」を取得する必要があるため、注意しましょう。

2025年からはETIAS(エティアス)の導入で制度が変わる可能性も

ヨーロッパでは、2025年よりETIAS(エティアス)と呼ばれる新しい制度が導入される予定です。

ETIASとは?

ETIAS(エティアス)は、「事前渡航認証システム」です。

 

EU諸国(ETIAS加盟国)への入国を希望する渡航者に対して、事前に審査を行い、渡航者が「入国にふさわしい人物か」を判断します。

 

事前にETIAS(エティアス)を申請すれば、旅行などでEU諸国を訪れる際に、ビザの申請が不要になります。

今後のビザの動向に注意

現時点では、イギリスはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の対象外となっているため、ETIAS(エティアス)の申請は不要です。

 

ただし、今後はイギリスを経由してほかのEU諸国へ入国・往来する場合などは、ETIAS(エティアス)を申請しなければなりません。

 

ビザの制度は頻繁に変更されるため、今後の動向には注意しましょう。

イギリスの就労ビザの種類

ここでは、イギリスの就労ビザの種類について見ていきましょう。

就労ビザの取得の条件と難易度について

イギリスの就労ビザは、種類によって取得条件や難易度が異なります。

ビザによって取得の難易度が大きく異なる

新制度が導入される前までは、イギリスの就労ビザは「Tier」と呼ばれる階層に分類されていました。

 

「Tier」における分類と難易度は、以下のとおりです。

Tier

概要

難易度

Tier1

投資家や起業家など特別なスキルがある方向け

難しい

Tier2

一般企業・宗教・スポーツ関係者向け

普通

Tier3

国内の労働力不足を補うための低スキル労働者向け

廃止

Tier4

アルバイトが許可された学生ビザ保有者向け

簡単

Tier5

短期就労者向け

普通

 

ただし、現在は「Tier」による階層分けは廃止されているため、注意しましょう。

ビジネススポンサーが必要な就労ビザもある

イギリスのほとんどの就労ビザは、「スポンサー(身元引受人)ライセンス」の有無を取得条件として設定しています。

 

イギリスの企業が外国人を雇用するには、「スポンサーライセンス」を取得しなければなりません。

 

申請者の方が就労ビザを取得するには、「スポンサーライセンス」を取得した企業が発行する証書(CoS)が必要です。

長期就労ビザ/Long-term work visas

長期就労ビザ/Long-term work visasには、以下の種類があります。

  1. 技能労働者ビザ
  2. グローバルタレントビザ
  3. シニアまたはスペシャリストワーカービザ
  4. 英国拡大労働者ビザ
  5. スケールアップビザ
  6. イノベーター創設者ビザ
  7. 国際スポーツ人材ビザ

技能労働者ビザ

種類

技能労働者ビザ(Skilled Worker visa)

概要

Tier2(General)work visaから変更された就労ビザ

主な条件

  • 高校卒業レベル
  • ライセンスを持つスポンサー企業の証書が必要

滞在期間

最長5年間

 

詳細は、こちらからチェックできます。

グローバルタレントビザ

種類

グローバルタレントビザ:Global Talent visa

概要

学術または研究・芸術や文化・デジタル技術などの分野において、世界レベルの才能を持つ人材向けのビザ

主な条件

  • 政府が指定した機関・団体からの承認が必要
  • 18歳以上

滞在期間

最長5年間

 

詳細は、こちらからチェックできます。

シニアまたはスペシャリストワーカービザ(グローバルビジネスモビリティ)

種類

シニアまたはスペシャリストワーカービザ(グローバルビジネスモビリティ):Senior or Specialist Worker visa(Global Business Mobility)

概要

企業内転勤ビザ(マネジャークラスや専門職などの駐在員向け)

主な条件

  • ライセンスを持つスポンサー企業の証書が必要
  • 最低限の給与が支払われること

滞在期間

最長5年間〜9年間(年間給与額によって変動)

 

詳細は、こちらからチェックできます。

英国拡大労働者ビザ(グローバルビジネスモビリティ)

種類

英国拡大労働者ビザ(グローバルビジネスモビリティ):UK Expansion Worker visa(Global Business Mobility)

概要

海外企業がイギリスに子会社・支店を設立するためのビザ

主な条件

  • ライセンスを持つスポンサー企業の証書が必要
  • 最低限の給与が支払われること

滞在期間

最長2年間

 

詳細は、こちらからチェックできます。

スケールアップビザ

種類

スケールアップビザ:Scale-up Worker visa

概要

急成長しているイギリス企業で就労できるビザ

主な条件

  • ライセンスを持つスポンサー企業の証書が必要
  • 承認されたスケールアップ事業で、最低6カ月間は雇用されると証明できる求人情報

滞在期間

最長2年間

 

詳細は、こちらからチェックできます。

イノベーター創設者ビザ

種類

イノベーター創設者ビザ:Innovator Founder visa

概要

制度変更前のInnovator visaに代わるビザ

主な条件

  • ビジネスのアイデアが承認団体によって承認されている
  • 英語力の証明ができる

滞在期間

最長3年間

 

詳細は、こちらからチェックできます。

国際スポーツ人材ビザ

種類

国際スポーツ人材ビザ:International Sportsperson visa

概要

アスリート・監督・コーチ向けのビザ

主な条件

  • 世界トップレベルの実力があり、イギリスの競技レベル向上に貢献できる

滞在期間

最長3年間

 

詳細は、こちらからチェックできます。

短期就労ビザ/Short-term work visas

短期就労ビザ/Short-term work visasには、以下の種類があります。

英国高等教育機関卒業生ビザ

種類

英国高等教育機関卒業生ビザ:Graduate visa

概要

イギリスの高等教育機関を卒業した外国人が対象の就労ビザ

主な条件

  • イギリスの大学・大学院を卒業している
  • 学生ビザでイギリスに滞在している

滞在期間

最長2年間(博士号の場合は3年間)

 

詳細は、こちらからチェックできます。

ハイポテンシャル・インディビジュアル(HPI)ビザ

種類

ハイポテンシャル・インディビジュアル(HPI)ビザ:High Potential Individual (HPI)visa

概要

対象の大学・大学院を卒業した外国人が対象の就労ビザ

主な条件

対象の大学・大学院を5年以内に卒業している

滞在期間

最長2年間(博士号の場合は3年間)

 

詳細は、こちらからチェックできます。

そのほかの短期ビザ

そのほかビザには、以下の種類もあります。

  • 慈善団体関係者ビザ:Charity Worker visa
  • 宗教関係者ビザ:Religious Workers visa
  • 政府認定人材交換プログラムビザ:Government Authorised Exchange visa
  • 国際協定に基づく職務従事者ビザ:International Agreement visa

若者の移動に関する制度ビザ

種類

若者の移動に関する制度ビザ:Youth Mobility Scheme visa

概要

ワーキングホリデービザ

主な条件

  • 18歳〜30歳
  • 銀行口座に最低2,530£ある

滞在期間

最長2年間

就労とは別で「ワーキングホリデービザ」がある

イギリスには、ワーキングホリデービザ:Youth Mobility Scheme visaがあります。

最長2年間のビザ

滞在期間は、最長2年間です。

ニュージーランド・オーストラリア・カナダ出身者は、1年の延長が認められています。

 

Youth Mobility Scheme visaには年齢制限があり、18歳〜30歳の方が対象です。

ニュージーランド出身者の方は、18歳〜35歳まで申請が認められています。

 

申請をお考えの方は、こちらから詳細をチェックできます。

取得条件

  • 18歳〜30歳(ニュージーランド出身者は18歳〜35歳)
  • 銀行口座に最低2,530£ある

就労ビザの取得方法と必要書類

ここでは、就労ビザの取得方法と必要書類について見ていきましょう。

申請の流れ

申請の流れは、以下のとおりです。

  1. どの種類のビザが必要か調べる

UK Visa and Immigrationのサイト(こちら)上で、ご自身の国籍や滞在目的を入力して確認しましょう。

 

  1. ビザの申請

ビザの申請は、UK Visa and Immigrationのサイト(こちら)から行います。

 

  1. ビザ申請料を支払う

申請料は、ビザの種類によって異なります。

 

  1. ビザ申請センターの予約

生体認証情報(指紋・写真)を登録するため、ビザ申請センターの予約を取ります。

 

  1. 書類をアップロード

必要書類は、オンライン上で提出します。

ビザ申請センターに書類を持参し、スキャン・アップロードしてもらうことも可能です。

 

  1. ビザ申請センターへ来館

パスポートの提出と生体認証の登録をします。

 

  1. 審査

申請の処理期間は、ビザの種類によって異なります。

 

  1. パスポートを受け取る

審査で問題がなければ、パスポートが返却されます。

必要書類

必要書類は、ビザの種類によって異なります。

以下は、一般的な必要書類です。

  • パスポート
  • スポンサーの証明書
  • 戸籍謄本
  • 滞在費証明書
  • 往復航空券
  • 滞在先証明書
  • 就労許可書
  • 英語力の証明書

ビザの申請先

ビザの申請先は、東京と大阪の2カ所です。

東京申請センター

東京のビザ申請センターの概要は、以下のとおりです。

施設名称

合同会社VFSサービシズ・ジャパン 英国ビザ申請センター

住所

〒105-0021
東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコー4階

最寄り駅

JR「新橋駅」烏森口より徒歩10〜15分

営業時間

月〜金:午前8時〜午後2時

パスポートの受け取り

月〜金:午前8時〜10時

休館日

土・日・祝日

大阪申請センター

大阪のビザ申請センターの概要は、以下のとおりです。

施設名称

合同会社VFSサービシズ・ジャパン 英国ビザ申請センター

住所

〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10階

最寄り駅

長堀鶴見緑地線「松屋町駅」1番出口より徒歩3分

営業時間

月〜金:午前8時〜午後2時

パスポートの受け取り

月〜金:午前8時〜10時

休館日

土・日・祝日

大阪のビザ申請センターを利用する場合、施設利用料として別途76.5£を支払う必要があります。

訪問のタイミング

ビザ申請センターへ行くタイミングは、オンラインでの申請が完了したあとです。

 

訪問するには予約が必要なため、注意しましょう。

予約は、こちらからできます。

 

ビザ申請センターでは、パスポートの提出と生体認証の登録を行います。代理人などの出席は認められておらず、必ず申請者本人が行かなければなりません。

 

審査後のパスポートの受け取りは、郵送も可能なため、遠方にお住まいの方は郵送を選択しましょう。

申請にかかる費用と期間

就労ビザの申請料は、以下のとおりです。

 

以下の金額は、イギリス国外から申請した場合の申請料です。イギリス国内から申請する場合、申請料が異なるため、注意しましょう。

ビザの種類

申請料(£:ポンド)

Skilled Worker visa

719£(3年以内)

1,420£(3年以上)

Global Talent visa

716£

Senior or Specialist Worker visa

719£(3年以内)

1,420£(3年以上)

UK Expansion Worker visa

298£

Scale-up Worker visa

822£

Innovator Founder visa

1,191£

International Sportsperson visa

298£(12カ月以内)

719£(12カ月以上)

Graduate visa

822£

High Potential Individual (HPI)visa

822£

Youth Mobility Scheme visa

298£

 

就労ビザの一般的な標準処理期間は、3週間程です。

申請にかかる期間は、ビザの種類や申請者の状況によって異なります。

スケジュールにゆとりを持って、申請を行いましょう。

申請における注意点

申請における注意点は以下の2点になります。

  • スポンサーが必要
    就労ビザを取得するには、スポンサーライセンスを取得した企業が発行するスポンサーの証書が必要です。
  • 提出書類は翻訳が必要
    英語以外の書類は、翻訳が必要です。

イギリスビザの取得は行政書士に相談・依頼しよう!

イギリスのビザは、行政書士などの専門家に相談・依頼するのがおすすめです。

イギリスビザは種類が多く複雑

イギリスのビザは、種類が多く複雑です。加えて、制度も頻繁に変更されます。

自力で最新の正しい情報をリサーチし、手続きを行うのは大変な作業です。

 

行政書士に依頼をすれば、複雑なイギリスのビザ制度でも、ミスを回避できます。

手続きの代行依頼でビザ取得の失敗を防げる

イギリスのビザは自力での申請も可能ですが、書類の不備などにより不許可となるケースも多いです。

 

しかし、行政書士に依頼をすれば、申請での失敗を防げるので、取得率が上がります。

まとめ

この記事では、イギリスの就労ビザの種類とポイント・ベース制移民政策について詳しく解説しました。

 

イギリスの就労ビザは、頻繁に制度が更新されています。

取得するには、最新の情報を基に、正しく制度を理解できるかが重要です。

 

ビザの種類が多く、制度も複雑なため、行政書士などの専門家に相談・依頼する方が確実に取得できるでしょう。

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