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イギリスの留学ビザでアルバイトは可能?ビザの条件などを知ろう
「イギリスの物価は高いけれど、休暇中にスコットランドとか湖水地方などにも行ってみたいから、お金がかかるなぁ…」
「留学中にアルバイトはできる?時給ってどのくらい?」
留学中のアルバイトの可否や条件などについて、気になっている方は多いと思います。
本記事では、イギリスの留学ビザでアルバイトができるのか、どのようなアルバイトができるか、そして注意すべき点などについて解説します。
※学費・滞在費・申請費用・アルバイトの時給などについては、単位がイギリスポンド(GBP)となるため、日本円の金額は変動します。本記事では日本円表記につき、2023年夏~秋の為替相場を参考に1GBP=185円で計算しています。
留学学生ビザと就労ビザの違い
イギリスの留学学生ビザは観光ビザ・短期学生ビザ・学生ビザ・ワーホリビザの4種類があります。
一方で、就労ビザは大きく分けてTier1・Tier2・Tier5・単独代表者・EEA(欧州経済領域)家族ビザの5種類があり、Tier1・2・5についてはそれぞれ職種によってさらに分けられています。
留学学生ビザと就労ビザの一番の違いは、滞在の目的です。
- 留学学生ビザ:語学学校や大学・大学院・専門学校等の教育機関に留学することを目的
- 就労ビザ:イギリス国内での就労を目的
また、就労ビザの取得にあたっては、学歴や年収等に基づいて定められたポイント数を満たしていることが条件となるのに対して、留学学生ビザに対してはそのような基準は定められていません。
イギリスの留学ビザで働くことは可能
イギリス留学ビザには4種類あります。このうち、『観光ビザ』と『短期学生ビザ』では就労が認められていませんが、『学生ビザ』と『ワーホリビザ』では就労が可能です。
本章ではイギリスの学生留学ビザの概要・申請条件と学生留学ビザでのアルバイトの可否について解説します。
イギリスの学生留学ビザの概要
イギリスの学生ビザの概要は以下の通りです。
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観光ビザ |
・6ヶ月以下の語学留学が可能 ・日本国籍を持つ渡航者は事前申請不要 ・就労不可 |
|---|---|
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短期学生ビザ |
・6ヶ月超~11ヶ月以下の語学留学が可能 ・就労不可 |
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学生ビザ |
・11ヶ月を超える語学留学、大学、大学院、専門学校への留学が可能 ・語学留学以外では週20時間まで(休暇中はフルタイム)の就労が可能 |
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ワーキングホリデービザ (Youth Mobility Scheme) |
・2年間滞在可能 ・フルタイム就労(週25時間以上)は滞在期間の50%を超えない範囲で可能 ・パートタイム就労は滞在期間の50%以上可能 |
イギリスの学生留学ビザの条件
観光ビザ・短期学生ビザ・学生ビザ・ワーホリビザを申請するためには、それぞれ下記の条件を満たしている必要があります。
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観光ビザ |
・滞在期間が6ヶ月以下であること ・滞在費を支払う資金を持っていることを証明できること ・帰国用の航空券を所持しているか、それを購入する資金を持っていることを証明できること |
|---|---|
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短期学生ビザ |
・申請時点で16歳に達している ・留学期間が6ヶ月より長く、11ヶ月以下である ・イギリスの語学学校での英語プログラムに参加する予定である ・十分な生活資金を有している ・帰国時の航空券代金を支払う能力がある |
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学生ビザ |
[以下の3つのいずれかを満たしていること] ・留学先が語学学校である場合は通学期間が11ヶ月よりも長いこと ・大学・大学院・専門学校に留学すること ・語学留学の後に大学等の高等教育機関への入学を希望していること
[以下の4つをすべて満たしていること] ・留学先の学校の入学許可書の交付を受けて所持している ・滞在費・学費を支払うことが可能な資金がある ・留学先で求められるレベルの英語能力を有している ・渡航者が16歳・17歳である場合、保護者が渡航に同意している |
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ワーホリビザ |
・日本国籍を持っている ・申請時点で18歳以上30歳以下である ・過去にYMS(ワーホリビザ)でイギリスに滞在した経歴がない ・本人が扶養する義務のある子供を同伴していない ・滞在費の資金証明として2,530GBP(468,050円)以上が本人名義の銀行口座残高に存在する |
イギリスの学生留学ビザでもアルバイトはできる
イギリスの学生留学ビザでは、滞在期間全期間にわたるフルタイム就労(週25時間以上)は認められていません。
しかし、学生ビザとワーホリビザでは一定の就労が可能です(上記「イギリス学生留学ビザの概要」の表参照)。
そのため、学生ビザまたはワーホリビザで留学する場合は学業の傍ら、アルバイトができます。
イギリスの留学ビザでのアルバイトについて
本章では、イギリスの留学ビザでのアルバイトについて、メリットや条件、注意点などを解説します。
留学中にアルバイトをするメリット
留学中は学業をおろそかにしないことが一番大切です。
とはいえ、現地でアルバイトをすることには以下のようなメリットがあります。
- 日常会話やビジネス英語の実践力を身につけられる
- イギリス人の生活や文化についてより深く知れる
- 専門分野に関わる仕事であれば、将来の仕事に役立つスキルを習得できる
- 留学先でのアルバイトで得たことは、その仕事の内容を問わず、ビジネススキルとして英文経歴書に記載できる
- 日本に比べて物価が高いため、渡航時の資金だけでは留学中の生活に余裕が持てない可能性がある
アルバイトに条件はある?
学生ビザ・ワーホリビザとも、就労可能な時間数については制限が設けられています。
また、仕事の種類についてはビザそのものによる制限はありません。
ただし、学生ビザによる大学等への正規留学の場合は、学校側がアルバイトをする学生に対して、軽労働(カフェ店員等)に就くことを奨励する場合があります。
どれくらいの学生がアルバイトをしている?
イギリス留学ビザで留学中にアルバイトをしている学生の割合についての客観的なデータは
存在しません。もっとも、就労を前提とするワーホリビザで留学している学生の場合は、ほぼ全員がアルバイトをしているといえます。
また、学生ビザでの留学の場合は、長期間で学費・滞在費が高額になることから、時間の多少はあっても、何らかのアルバイトをしている学生が大多数であると思われます。
留学中はどんなアルバイトがよい?
イギリスの学生ビザ・ワーホリビザでは学校のキャンパス内外で働くことができます。
キャンパス内では図書館アシスタント、書店やカフェの店員などのアルバイトがあります。
利便性や安全の問題を考えると、キャンパス内でのアルバイトが望ましいといえますが、応募者が多いため採用されない可能性もあります。
キャンパス外では、会社オフィスでのデータ入力、受付、配送サービスなどがあります。
学校内の掲示板以外にも、日系の書店やスーパー等の掲示板でアルバイト募集広告が掲示されていることがありますので、チェックしてみましょう。
イギリスのアルバイトの時給は?
イギリスのアルバイトの時給は地域や職種によって異なりますが、店員のアルバイトは時給9GBP(1,665円)程度、学校内のティーチングアシスタントや図書館アシスタントが11~12GBP(2,035円~2,220円)程度です。
アルバイトをする際の注意点
留学中のアルバイトにおいて一番注意すべきことは、就労時間制限を超えないことです。
特に学生ビザで学期中にアルバイトする場合は週20時間を超えることができません。
不規則なスケジュールで働いている場合や複数のアルバイトを掛け持ちしている場合、どの日に何時間働いたか?週に20時間以内に収められているのか?を、しっかり確認し、記録しておきましょう。
まとめ
イギリスの留学学生ビザ4種類の中で、就労が認められているビザは以下の2種類になります。
- 学生ビザ
- ワーホリビザ
ただし、就労時間などの一定の制限がありますので、注意しましょう。
学業と両立させながらアルバイトをすることには多くのメリットがあります。
しかし、地域によっては外国人の学生ができるアルバイトが少ない可能性もあります。
『学生ビザ』や『ワーホリビザ』取得を希望する方は、留学中のアルバイトについても渡航前に情報を得ることをおすすめします。
イギリスでの留学中のアルバイトについてや、その他の申請手続き全般について、詳しくはビザ取得手続を専門とする行政書士にお気軽にご相談ください。






