トップページ > イギリスの就労ビザの種類と取得方法を解説|ETIASなど気になる情報も

イギリスの就労ビザの種類と取得方法を解説|ETIASなど気になる情報も

ヨーロッパの中でも英語圏のイギリスですが、「イギリスで勉強したり、働くのが夢なんだ!」という方も多くいます。

また、イギリスを研修先にしている企業も多いです。

 

そこで実際に「イギリスで働ける!」となったとき、素晴らしいチャンスとはいえ、一方で新しい国での生活は未知なる挑戦でもあります。

中でも、ビザ取得の手続きは一つの大きな壁となります。

 

イギリスビザの種類は非常に多く、それぞれに求められる要件も変わります。

また、煩雑なプロセスの中には言葉の壁や不明な点があるかもしれません。

 

しかし心配は無用です。ここで私たちがご紹介する行政書士などの専門家の助けを借りれば、ビザ取得のプロセスをより円滑に進められます。

 

この記事では、

  • イギリスのビザの種類とそれぞれの特性
  • ビザ取得におけるよくある疑問とその回答
  • ビザ取得の手続きをスムーズに進めるためのポイント

などを解説していきます。

イギリスの就労ビザについて

イギリスで働くためには、基本的にはビザが必要になります。ただし、目的や滞在期間によって、ビザの必要性や種類は異なります。

 

ここでは、

  • イギリスへの就労の過程で必要となるビザの情報
  • ビザなしで訪れることが可能なケース
  • 今後導入される予定の新システム「ETIAS」

について解説します。

就労目的の場合はビザが必要

イギリス内で働くことを予定している方は、そのための就労ビザを取得する必要があります。イギリス政府の公式ウェブサイトから申請でき、ビザの種類は具体的な職種や就労期間により異なります。

日本国籍で観光目的の場合は6ヶ月までビザが不要

すべての訪問がビザの取得を必要とするわけではありません。

  • 日本国籍の方
  • イギリスを観光目的で訪れる場合
  • 6ヶ月以内の滞在

といった条件がそろっていれば、ビザは不要です。

日本とイギリスはビザ免除の相互協定を締結しているからです。

 

友人や親族訪問、あるいはイギリスの観光施設や文化を楽しむ場合には、このビザ免除協定が適用されます。

6ヶ月以内の出張や学術を目的とした渡航の場合はビザが不要

観光目的の場合と同じように、短期の出張や学術的な研究を目的とした6ヶ月以内の訪問にも、ビザは不要とされています。

しかし、その際も、目的や活動の詳細を明確にし、必要な書類を用意が必要となります。

2025年からはETIAS(エティアス)の導入で制度が変わる可能性も

2025年から始まる新たなビザ制度「ETIAS」の開始により、現行のビザ取得のルールが大きく変わる可能性があります。

これにより、イギリスを含むヨーロッパ訪問者には、事前のオンライン認証が求められる見込みです。

 

まだETIASの詳細は明らかにされていませんが、今後、情報が公開されていく可能性も高いため、最新の情報確認には公式ウェブサイトや領事館への問い合わせをおすすめします。

 

ETIASについては、後のセクションで詳しく説明します。

イギリスのビザの種類

イギリスでの就労を希望する場合、最初に適切なビザの種類を選ぶ必要があります。

ビザの種類は目的や滞在期間により異なり、取得できるビザの資格も異なります。

 

以下に、主なビザの種類とその詳細について、

  • 長期就労ビザ
  • 短期就労ビザ
  • 投資家・起業家・人材ビザ

に分けて解説します。

 

なお、従来の長期就労ビザ(Long-term work visas / Tier 2)、短期就労ビザ(Short-term work visas / Tier 5)という分類は再編されてなくなりました。

1.長期就労ビザ/Long-term work visas

はじめに、2年〜5年間有効なビザを長期就労ビザとして紹介します。

概要

代表的な長期就労ビザには、次のようなものがあります。

  • 技能労働者ビザ(Skilled Worker visa)
  • 医療・介護ビザ(Health and Care Worker visa)

 

そのほか、卒業生ビザ(Graduate visa)、国際タレントビザ(Global Talent visa)、ハイポテンシャル個人ビザ(High Potential Individual visa)、上級・専門職ビザ(Senior or Specialist Worker visa)などがあります。

 

長期就労ビザには、その後は永住権の申請が可能なものもあります。

 

どのビザを適切に申請するべきかは、申請者本人のスキルや背景、そしてイギリスでの目指す役割によって変動します。

したがって、ご自身の状況をよく理解し、専門的なアドバイスを受けることが非常に重要となります。

主な長期就労ビザの種類

ここでは、代表的な長期就労ビザとその特徴を一覧で紹介します。

ビザ(正式名称)

ビザ(和訳)

最長滞在期間

特徴

Skilled Worker visa

技能労働者ビザ

5年

指定された専門職として就労するためのビザ。イギリス政府に認可された雇用主の下で就労できる。

以前は Tier 2 (General) work visa と呼ばれていた。

Health and Care Worker visa

医療・介護ビザ

5年

医師、看護師、医療専門家、介護士のためのビザ。イギリス政府に認可された雇用主の下で就労できる。

Graduate visa

卒業生ビザ

2年(博士号保有者は3年)

イギリスで学士号を取得するなどした者に認められるビザ。

Global Talent visa

国際タレントビザ

5年

研究分野、文化芸術分野、科学技術分野で指導的立場にある者に認められるビザ。

賞や推薦状などの条件がある。

High Potential Individual visa

ハイポテンシャル個人ビザ

2年(博士号保有者は3年)

指定された大学を5年以内に卒業した者に認められるビザ。

Senior or Specialist Worker visa

上級・専門職ビザ

原則5年

企業内転勤ビザ。

 

この中で、技能労働者ビザ(Skilled Worker visa)の基本的な要件を紹介します。

  • イギリスの会社から仕事のオファーを得ていること
  • 仕事が特定のスキルレベルに達していること
  • 現地の言語(英語)について一定レベルのスキルを持っていること
  • 最低給与要件を満たしていること(※申請者の職種によります)
  • イギリス政府によって承認されたイギリスの雇用主の下で働いていること
  • 雇用主からの「スポンサーシップ証明書」を持っていること
  • 指定された職業のリストにある仕事に就くこと
  • 最低賃金が支払われること(※金額は仕事の種類によって異なる)

 

以上が基本的な情報ですが、詳細な申請条件やオプションについては、イギリス政府の公式ウェブサイトまたは専門家にご確認ください。

2.短期就労ビザ/Short-term work visas

続いて、短期就労ビザを紹介します。

概要

短期就労ビザは、複数のTemporary work visaとして整理されました。この中で代表的な短期就労ビザには、次のようなものがあります。

  • 季節労働者ビザ(Seasonal Worker visa)
  • クリエイティブビザ(Creative Worker visa)
  • ボランティア活動ビザ(Charity Worker visa)

 

そのほか、政府公認交流ビザ(Government Authorised Exchange visa)、国際タレントビザ(Global Talent visa)、ハイポテンシャル個人ビザ(High Potential Individual visa)、上級・専門職ビザ(Senior or Specialist Worker visa)などがあります。

主な短期就労ビザの種類

ここでは、代表的な短期就労ビザとその特徴を一覧で紹介します。

ビザ(正式名称)

ビザ(和訳)

最長滞在期間

特徴

Seasonal Worker visa

季節労働者ビザ

6か月

園芸や家禽関連業に従事するためのビザ。

Creative Worker visa

クリエイティブビザ

1年

国際的なクリエイティブ活動のためのビザ。

Charity Worker visa

ボランティア活動ビザ

1年

無給のボランティア活動のためのビザ。

Government Authorised Exchange visa

政府公認交流ビザ

1年または2年

短期間の就労体験、政府公認交流スキームによる研修、海外政府語学プログラム、研究、フェローシップなど。

 

なお、このほかに訪問者ビザ(Business Visitor visa)があります。

これは、短期のビジネス関連の訪問を行うためのビザで、一般的には最長6ヶ月の滞在が許可されます。

ここでの「ビジネス関連の訪問」は、会議、特定の種類の研修、交渉、契約の締結などが含まれますが、就労することはできません。

3.投資家、起業家、人材ビザ

イギリスのビザの種類として、最後に、投資家、起業家、人材に関するビザを紹介します。

概要

ビジネスに投資したり、新しいビジネスを立ち上げるためのビザや、特定の業界で優れた才能を持っている人々向けのビザです。

 

なお、以前のInvestor VisaやEntrepreneur Visaは廃止されました。以後は申請できないので、注意してください。

主なビザの種類

ここでは、代表的な投資家、起業家、人材ビザとその特徴を一覧で紹介します。

ビザ(正式名称)

ビザ(和訳)

最長滞在期間

特徴

Innovator Founder visa

イノベーターファウンダービザ

5年

革新的なビジネスを立ち上げるためのビザ。

ビジネスまたはアイデアが、承認団体によって承認されていることが必要。

Scale-up Worker visa

スケールアップ労働者ビザ

2年

急成長ビジネスで働くためのビザ。

雇用主は、スポンサーとなる特定の資格基準を満たしている必要がある。

High Potential Individual visa

ハイポテンシャル個人ビザ

2年(博士号保有者は3年)

指定された大学を5年以内に卒業した者に認められるビザ。

 

これらはいずれも、雇用主や本人に関してイギリス政府の承認や指定を受ける必要があります。

その具体的な基準については、イギリス政府の公式ウェブサイトなどをご確認ください。

就労とは別で「ワーキングホリデービザ」がある

イギリスはワーキングホリデービザ制度を適用している国の1つです。イギリスのワーキングホリデーのビザは「ユースモビリティスキームビザ」(Youth Mobility Scheme visaI)と呼ばれます。

 

ユースモビリティスキームビザは、

  • 基本的に18歳から30歳までの若者を対象
  • 一定期間(通常は最大2年)イギリスで働きながら旅行できる
  • ただし、正式な就労ビザとは異なり、一定の制限が存在する

とされています。

 

以下に、ワーキングホリデービザの特徴と申請に必要な条件を説明します。

最長2年間のビザ

ワーキングホリデービザは、イギリスで働きながら休暇を楽しむことを目的としたビザです。このビザでは最長で2年間の滞在が許可され、一定の条件のもとで就労が可能です。

取得条件

ワーキングホリデービザを申請するには、以下の条件があります。

  • 申請時に18歳から30歳までであること
  • 2,530ポンドの貯蓄があること
  • 指定された国・地域の出身であること(日本を含む。)

 

これらのビザの詳細や申請方法、必要書類はイギリス政府の公式ウェブサイトで確認できますので、必ず最新の情報をご確認ください。

就労ビザの取得方法

イギリスでの就労には、適切なビザの取得が必須となります。その手続きには、申請の準備から最終的な承認まで、様々な段階が必要です。

申請の流れ

イギリスの就労ビザ申請の流れは、以下のとおりです。

  1. 申請するビザの種類を決定します。
  2. 必要な資料を準備します。
    パスポートのほか、多くの場合は雇用証明や英語能力証明などが必要となります。
  3. イギリス政府のオンライン申請システムにアクセスして申請を開始します。
    必要な情報を入力し、必要な書類のコピーをアップロードします。
  4. 申請料をオンラインで支払います。
  5. ビザ申請センターで、指紋と写真を提出して生体認証情報を登録します。
  6. 必要なら、面接日程を予約します。
  7. 申請が承認されたら、ビザを含むパスポートが戻ってくるのを待ちます。

必要書類

  • パスポートまたは他の有効な旅行書類
  • 雇用主からのスポンサーシップ証明(該当する場合)
  • 職務内容の詳細
  • 犯罪歴情報(該当する場合)
  • 英語能力証明(該当するビザにより)
  • 財政的支援能力証明

ビザの申請先

ビザの申請は基本的にオンラインで行いますが、具体的な地域機関での生体認証情報の提出が必要となります。

東京申請センター

所在地:東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコー4F

大阪申請センター

所在地:大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル 10F

訪問のタイミング

オンラインでの申請開始後、スケジュールに従って生体認証情報の提出のために申請センターを訪問します。

申請にかかる費用

ビザの種類により異なりますが、一般的には

  • ビザの申請料
  • 医療サーチャージ

が必要となります。

具体的な料金はイギリス政府のウェブサイトで確認し、オンラインで支払います。

申請にかかる期間

ビザが承認されるまでの通常の処理時間は、申請日から3週間程度です。

ただし、申請内容や申請時期により変動する可能性があります。

繁忙期は避け 、申請は早めに行うことをおすすめします。

 

以上が、イギリスの就労ビザの取得方法の一般的な流れとなります。

必要書類や費用など、具体的な情報は常に変動する可能性がありますので、最新の情報は必ず公式のイギリス政府ウェブサイトで確認してください。

イギリスの就労ビザの気になることQ&A

ビザの申請にはさまざまな疑問や不安がつきものです。

このセクションでは、イギリスの就労ビザについてよくある質問と回答をまとめ、ビザ取得をスムーズに進める助けとなる情報を提供します。

 

無事にビザ取得を果たし、イギリスでの新生活を始めるための重要な情報についてご覧ください。

イギリスビザの取得にはスポンサーが必要?

イギリスの就労ビザ(Skilled Worker Visaなど)の取得には、基本的に雇用主からのスポンサー(あなたを雇う意志を持つ企業)が必要です。

企業はあなたに対する雇用オファーと共に、スポンサーシップ証明を提供します。

ビザの申請センターではどのようなことをする?

ビザ申請センターでは、主に生体認証情報(指紋と顔写真)の提出を行います。

オンラインでの申請手続き後、予約した時間に申請センターを訪れて情報を提出します。

就労ビザの難易度はどの程度?

難易度は取得するビザによって異なる

ビザ取得の難易度は申請するビザの種類によります。

例えば、Skilled Worker Visaでは、雇用オファーと一定レベルの英語能力が求められます。

 

なお、以前は「Tier 2」や「Tier 5」の仕組みがありましたが、2020年以降、新たなビザ体系が導入されました。

英語力は必要?

多くの就労ビザでは、一定レベルの英語能力が求められます。公認の英語試験に合格することで、その能力を証明します。

どんなときに審査に落とされる?

不完全な申請、虚偽の情報提供、不適切な法律違反歴、証明できない経済力など、さまざまな理由で審査が不承認となる可能性があります。

審査に落ちた後でも再取得は可能?

はい。イギリスのビザ申請は、一度「不承認」となった後でも、再度申請してビザを取得することが可能です。

ただし、再申請前に「不承認」の理由をはっきりさせ、それを解決するための適切な手段を講じることが重要です。

ETIAS(エティアス)の導入で就労ビザ取得はどのように変わる?

ETIAS(European Travel Information and Authorization System)は、2022年から適用された欧州連合(EU)の新たな入国管理システムです。

このシステムは、

  • テロリズム対策
  • 不法移民の防止

といった安全保障の強化を目指しています。

 

イギリスは2020年にEUを離脱しました。今のところETIASにも参加していません。

したがって、現状においてETIASの導入そのものは、直接的にイギリスの就労ビザ取得に影響を及ぼさないと考えられます。

 

ただし、イギリスとEU間の将来的な移民政策の合意によっては、この状況が変わる可能性もあります。

 

ETIASはビザとは以下の点で異なります。

  • 短期滞在者向けの事前承認制度
  • 主にビザ免除プログラムに参加する国からの旅行者を対象

 

したがって、イギリスでの長期就労を希望する方々は、具体的な就労ビザの申請が必要になる点に変わりはありません。

 

以上のように、

  • 現状ではETIASの導入はイギリスの就労ビザ取得に直接的な影響を及ぼさない
  • ただし、今後の移民政策の変動性が高いことから制度が変わる可能性がある

具体的な状況に応じて行政書士や専門家への相談を考えてみてください。

イギリスビザの取得は行政書士に相談・依頼しよう!

イギリスビザ取得の手続きは非常に複雑で、ビザ種類の選択から申請手続き、必要書類の準備まで一人で行うと大変な作業となります。

しかし、行政書士などのビザ専門家に相談・依頼することで、この大変なプロセスをスムーズに進めることが可能です。

 

ここでは、ビザ取得の手続きを行政書士に依頼するメリットについて解説します。

イギリスビザは種類が多く複雑

イギリスのビザは種類が多いだけでなく、カテゴリーも複雑です。

さらに、それぞれのビザには具体的な制限や要件があります。

それらをすべて把握して、適切なビザを選び、手続きを行うというのは容易なことではありません。

手続きの代行依頼でビザ取得の失敗を防げる

このため、行政書士などの専門家への相談・依頼が有用です。行政書士などのビザ専門家は、イギリスのビザ制度、取得要件、最新情報を熟知しています。

 

手続きの過程でエラーが発生した際や不明点があった際にも、スムーズに対応してくれます。

心配事や課題があったときは遠慮なく相談し、その専門知識と経験を活用しましょう。

渡英後や帰国後にもあらゆる相談ができる

行政書士の役割はビザ取得だけで終わらず、ビザの取得後も以下のようなサポートをしてもらえます。

  • 渡英後の生活に関する問題
  • 帰国後の手続き
  • 次のビザ申請

などについても相談できます。

 

イギリスでの新生活がより充実したものになるよう、ビザ取得から帰国後のフォローアップまで、行政書士に一任してみてはいかがでしょうか。

その専門知識と経験を活用することで、ビザ取得のストレスを軽減し、心に余裕を持たせることができます。

まとめ

この記事ではイギリスのビザの種類や取得に必要な事項を詳しく説明しました。その複雑さから、手続きをお一人で進めることに不安を感じるかもしれません。

 

しかし、イギリスビザ取得に関する専門知識を持つ行政書士などの専門家に相談・依頼することで、その不安を解消できます。

また、専門家のアドバイスやサポートにより、ビザ取得の道のりをスムーズに進めることができるでしょう。

 

イギリスでの新たな生活を踏み出す第一歩となる『ビザ取得』について、この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

無料相談

無料相談を行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

※相談は完全予約制です。

はじめてのお客様専用ダイヤル

電話番号(新宿・上野・横浜・大宮・千葉・名古屋・大阪・English・中国語・韓国語・ベトナム語)

無料診断受付中