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イギリス留学に必要となるIELTS(アイエルツ)とは?テスト内容やスコア、種類を詳しく解説

 

IELTS(International English Language Testing System)は英語の熟練度を測定し、英語力を証明する世界的にも認知度の高いテストです。

このため、イギリスに留学をする場合にも必要になります。

イギリス留学ビザを取得するのにIELTSは必要?

では、IELTSはイギリス留学に、どのようにかかわってくるのでしょうか。

IELTS(アイエルツ)とは?

イギリスでは、学士、修士、博士などの取得を目指し、学生ビザを申請し留学する場合、 留学先の機関が指定した英語言語能力レベルに達していなければなりません。これを証明するためのテストがIELTSです。

特にイギリスではすべての大学・大学院がIELTS結果を受け入れており、日本で認知度の高いTOFELよりもメジャーです。このため、留学先の機関が追加条件を設定している場合以外であれば、イギリスの大学や大学院の出願にはIELTSの結果を添付することになります。

また、IELTSには「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類のテストがあります。このうちアカデミック・モジュールは学士や修士学位取得のための海外留学時に必要となるテストです。一方、ジェネラル・トレーニング・モジュールは一般的な就労や職業訓練への参加、移住時などの際にそのスコアが求められます。

つまり、イギリスへの留学の場合には、アカデミック・モジュールの受験が必要です。

テストの内容

IELTSでは聞く、読む、話す、書くといった英語の4技能すべてが試されます。また、アカデミック・モジュールの場合、試験内容は、学術的な会話や場面が想定された出題が中心です。

スキル

問題数

時間

内容

ライティング

2問

60分

Task1とTask2があり、制限時間は合計60分です。

Task1…チャートおよび図、グラフ、調査結果などで示された情報の説明、あるいは物事の過程などを説明するエッセイを書きます。150語以上で20分が試験時間の目安です。

Task2…提示されたトピックに対し、自らの意見を述べます。250語以上で40分が試験時間の目安です。

リーディング

40問

60分

長文読解です。課題文(パッセージ)は3種類あり、それぞれ13〜14問、合計40問の問題が出題されます。問題文はおもに書籍、雑誌、専門誌、新聞などからの抜粋です。

リスニング

40問

30分

まず1セクション10問からなる4つのセクション計40問の問題を解きます。制限時間は30分です。

セクション1、2は一般的な生活場面の設定となっており、セクション3、4は、学術的な内容や教育の場面の設定です。

またアクセントはイギリスをはじめオーストラリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランドなどのさまざまな国のもので話されます。

その後ペーパー版の場合には解答転記時間10分間、コンピュータ版の場合には見直し時間2分が設けられています。

スピーキング

11~14分

試験官と1対1での面接式テストとなります。セクションは3つあり、時間はその合計です。

  1. 自己紹介および試験官が提示した日常生活に関する質問に答えます。
  2. その場でトピックが与えられるので、1分間の準備時間ののち、1〜2分間のスピーチをおこないます。
  3. スピーチしたトピックに対し、試験官から質問があります。質疑応答のディスカッションです。

留学に必要なスコア

テスト結果についてはライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4つの各セクションごとのスコアおよび、各セクションの平均値からなるオーバーオール・スコアが与えられます。

またスコアは0.5刻みで結果は1.0〜9.0のバンドスコアで示され、イギリスのおもな大学や大学院への留学で求められるスコアはおおよそ以下の通りです。

主な大学で求められるIELTSスコア

オックスフォード大学

7.0~

ケンブリッジ大学

7.0~

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン

6.5~

エディンバラ大学

6.5~

マンチェスター大学

6.0~

リーズ大学

6.0~

主な大学院で求められるIELTSスコア

オックスフォード大学大学院

7.5~

ケンブリッジ大学大学院

7.0~

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン大学院

6.5~

エディンバラ大学大学院

6.5~

マンチェスター大学大学院

7.5~

リーズ大学大学院

6.5~

求められるスコアは学部や学科により異なるため、必ず留学大学先のWebサイトなどで確認が必要です。

また、4つの各セクションのスコアのみか、オーバーオール・スコアも含めたスコアを求められるかも、留学先によって異なります。

なお、オックスフォード大学やケンブリッジ大学といったトップクラスの大学の場合、学部・大学院ともに7.0〜7.5以上という高いスコアが求められます。このため、留学先が求めるスコアを事前に把握し、必要なスコアが取得できるよう計画的な準備と対策が必要です。

どうやって受験するの?

具体的な受験の方法や手順については次のとおりとなっています。

パスポートの取得

IELTSの受験にはまずパスポートの取得が必要です。受験の際、身分証明書として唯一認められているのが試験日が有効期限内となるパスポートです。

モジュールを決定する

留学の場合アカデミック・モジュールを選択します。

受験方式を選択する

IELTSの受験方式は3つあり、これらから希望の方式を選択します。

  • ペーパー版…紙と鉛筆による試験です。結果は13日程度でわかります。
  • コンピューター版…PC操作による試験です。結果は3~5日程度でわかります。
  • IELTS Online…基本的にはコンピューター版と同様で、自宅などで受験が可能です。ただし、年齢やモジュールの制約などがあります。

試験会場と日程を選択する

日本では、次の団体がテストセンターを開設しています。試験日程は各団体により異なります。

日本英語検定協会
  • ペーパー版…札幌・秋田・仙台・船橋・東京・横浜・川崎・長野・松本・金沢・静岡・浜松・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡・熊本
  • コンピューター版…新宿・市ヶ谷・神楽坂・名古屋・大阪
バークレーハウス
  • ペーパー版…なし
  • コンピューター版…東京・名古屋
British Council
  • ペーパー版…日本英語検定協会の各会場
  • コンピューター版…神楽坂および日本英語検定協会、バークレーハウスの各会場
IDP
  • ペーパー版…札幌・仙台・静岡・京都・岡山・鳥取・大阪・福岡・那覇
  • コンピューター版…東京・大阪
JSAF
  • 東京・名古屋・大阪・京都
  • コンピューター版…東京・大阪・京都

このほかIELTSはイギリス国内の各都市でも受験することが可能です。イギリスの場合もパスポートが必須となります。

受験の申し込み

各団体の手順にしたがって受験の申し込みをおこないます。日本英語検定協会とバークレーハウスはBritish CouncilのWebサイトから、JSAFはIDPのWebサイトの申し込みとなります。

受験料を支払う

専用の決済ページより受験料を支払います。受験料はコンピューター形式・ペーパー形式ともに27,500円で、JSAFが実施するペーパー形式は25,380円となります。

IELTSを受けていない場合はどうする?

IELTSを受験していなくても、英語力や学習スキルを控除させるためにファウンデーションコース(大学進学準備コース)を履修していればIELTSの受け入れ機関によっては試験を免除されることがあります。

イギリスは日本と教育システムが異なり、高校在学中にAレベルと呼ばれる2年間のコースを履修のうえ、卒業前に全国統一試験を受験し、その結果を提出して大学へ進学します。

しかし、通常留学生はAレベルを取得できていません。このため留学を目指す場合には、高校卒業後にまず準備コースである、ファウンデーションコースを履修することになります。

ファウンデーションコースには大学に併設されているコースやNCUK(英国大学連盟)のコース、独自の教育機関が複数の大学と提携し運営しているコースなどがあり、特に大学併設のコースやNCUKのコースであれば、ファウンデーションコースを履修することで、IELTS 6.0と同程度の英語力が認められ、大学によってはエスカレーター式に進学が可能です。

「IELTS for UKVI」とは?

IELTSにはここまでのようなアカデミック・モジュールおよびジェネラル・トレーニング・モジュール以外にも、「IELTS for UKVI(UK Visa and Immigration)」というテストがあります。これは文化交流と教育機会の促進を目的とするイギリスの公的な国際文化交流機関、「ブリティッシュ・カウンシル」によって運営されており、特にイギリスの各種ビザ申請の際、スコアが必要となるテストです。このためIELTS for UKVIの成績証明書にも「ビザ申請用のIELTSを受験した」旨の文言が記されます。

こうした点から、IELTS for UKVIはイギリスの移民のビザ申請用のIELTSといえます。

イギリス留学時に必要になる?

イギリス留学を希望する場合には、受け入れ先の大学や学校によってIELTSとIELTS for UKVI、いずれの受験が必要なのか事前に確認する必要があります。これは、学士や修士の取得目的で高等教育機関での学生ビザを申請しイギリスに留学する場合、英語能力のレベルの証明の方法を各機関が独自に設定しているからです。

ただし、英国の高等教育機関は、通常IELTSの試験結果を採用していることから、必ずしもIELTS for UKVIを受験する必要はありません。大学や大学院レベル以上のコースへ留学を目的として学生ビザの申請をする場合、留学先の多くの教育機関ではIELTSの英語スコアで英語力審査が可能となっています。

IELTSとの違いは?

IELTS と IELTS for UKVIのあいだにテスト形式の違いはありません。内容をはじめ、形式、難易度、採点方法のすべてが同じです。ただし、英国ビザ移民局が認可したテストセンターにおいて「ビザ申請用のIELTSを受験した」ことが記載されることが大きな違いです。また、ELTS for UKVIの試験の場合、会場の様子は録画され、英国ビザ移民局の要請によって、同局へ提出されることもあります。

そのほか気になることまとめ

ここまでのような点以外にも、IELTSについては知っておくべきポイントがあります。それらもいくつかみておきましょう。

他の試験との得点比較

日本では英語力を測る指標としてTOEICや英検がよく知られており、IELTSはあまりなじみがないかもしれません

そこでIELTSのスコアを他の主要な英語テストと比較すると、下表のような関係となります。

IELTS

ケンブリッジ英検

TOEIC

TOEFL iBT

英検

9

CPE

118-120

8.5

115-118

8

110-115

7.5

CAE

970-990

102-110

7

870-970

94-102

1級

6.5

820-870

79-94

6

FCE

740-820

60-79

準1級

5.5

600-740

46-60

5

PET

550-600

35-46

2級

4.5

500-550

32-35

4

KET

450-490

-31

準2級

3.5

300-450

3級

3

290-300

スコアが足りていない場合は絶対に落ちてしまう?

イギリスへの留学先が大学院であれば、IELTSなどの英語スコアが足りない場合でも、留学生を対象に開講しているプリセッショナルコースを受講すれば入学許可を受けることで留学の道が開けます。

プリセッショナルコースは進学予定のキャンパスで入学条件のIELTS不足分を補い、授業に必要となる英語力を身に着けることができるコースです。

また、エッセイの書き方やプレゼンの進行、大学院レベルの批判・分析などを学ぶことができ、ディベートやディスカッションに必要となる英語力を強化するのにも役立ちます。

ただし、機関によって異なるものの、受講には最低でもIELTSスコア5.5以上は必要で、足りないIELTSスコアによって就学期間は異なります。このためプリセッショナルコースを受講している間の滞在費も考慮しなければなりません。

IELTS受験対策

イギリス留学の際、IELTSは免除やスコアを補うといった方法もありますが、確実に希望する留学先へ進学するのであればIELTSで試される各技能ごとに以下のような受験対策は必須です。

ライティング

Task1とTask2の配点割合が1:2となっているため、Task2に多くの時間を配分できるようにします。また、字数が足りないと大幅な減点となるため、必要な文字数には必ず達するよう、心がけます。

リーディング

時間配分を意識し、長文を読解していくことが大切です。解けない問題についてはマークをつけるなどして、いったん先の問題へ進むようにします。

また、コンピューター版の場合、コピー&ペーストや単語や重要部分のハイライト表示が可能なので、単語の抜き取りなどでスペルミスを防ぐために活用するとよいでしょう。

こうした機能はIDPが提供するWebサイト上の練習問題で試すことができます。

リスニング

リスニングは先読みすることが大切です。このため音声が流れる前に問題全体に目を通しておくようにします。問題用紙などにメモをとってもかまいません。設問に対する単数形・複数形などを誤り、点数を落とさないよう留意します。

スピーキング

試験は試験官と個室でおこなわれます。

英語を話す能力を問うのが趣旨であることから、質問に対する答えが事実であるかは評価基準とはなりません。ただし、質問が理解できていないと減点の対象となるため、質問が理解できない場合や聞き取れない場合は聞き返すなど、話し続けることが大切です。

まとめ

IELTSはライティング、リーディング、リスニング、スピーキングといった4つの技能を測ることからも、難易度は高いテストであるといえます。しかし、そのスコアは卒業後に就労ビザ申請する際などにも有利です。このため、イギリス留学の際はもちろん、自分の将来の可能性を広げるために活かすこともできるテストといえるでしょう。

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