お客様の声(よしの行政書士事務所 吉野様)

よしの行政書士事務所 吉野様インタビュー

 第一回「行政書士TO P10%クラブ」受講者インタビューは、埼玉県さいたま市の事務所「よしの行政書士オフィス」の吉野智成先生です。

 吉野先生は、サラリーマン時代の2019年6月に入塾。2020年4月に独立・開業。コロナ禍であっても、月商100万円。開業7か月で、サラリーマン時代の年収を超えたといいます。入塾に至った経緯や事務所経営について、お話を伺いました。

法律を専攻し、税理士事務所に勤務

現在の主な業務内容と商圏を教えてください

 現在は、財務や資金繰りのコンサルのような形の仕事ですね。あとは、そこに関連する資金調達、融資や補助金、あとは、一部ホームページからの集客で外国人のビザ申請のお続きのサポートをしています。

 主なエリアは、私自身の事務所がさいたま市の大宮駅なので、埼玉県および、東京都とか、一部神奈川県です。首都圏が中心ですね。

行政書士になった経緯を教えてください

 今年、2020年4月に独立、開業しました。

大学では法学部だったので、法律を学ぶならやっぱり資格取りたいなっていうのは思っていて。最初に司法試験だろうと思ってですね。参考書を開いたら、「なんだこれ!全然わかんねえ」って思って。これはちょっと自分じゃ目指せないなと思って、他の資格を知ってる範囲で調べたら、どれも本当に合格率が低いなと。

 その中でたまたま行政書士ってを知って調べたら、合格率が他の士業と比べて高い。これだったらいけるかなと思って、勉強したのがきっかけですね。

実際勉強してみてどうですか。

 いや、もうやっぱ難しいと思いましたね。当時、確か合格率が10%ぐらいだったと思うんですけど。司法書士とかだったら2%とかですね。5倍もあるじゃんと思うわけですよ。だけど、勉強すると、いややっぱり合格率じゃないなと。すっごい難しいなと思って、もう結構苦労しましたね。

以前のお仕事は?

 直近では、税理士事務所に勤務していました。顧問先を回って、税理士と一緒に会計処理とか、税務決算の申告とか、そういったものを主に仕事としていました。

行政書士の資格を持って税理士事務所にお勤めしたのですか?

 そうですね。資格を持って入りましたけど、登録してなかったので単純に有資格者です。行政書士の資格を使って仕事をしていたっていうよりは、普通の会計事務所の職員という形で勤めていました。

サラリーマン時代に入塾し、10か月後に独立

「行政書士トップ10%クラブ(以下、小島塾)」に参加(入塾)したのはいつですか?

 入塾したのは、去年(2019年)の6月ぐらいだと思いますね、確か。独立する下準備みたいなのしておかないとなっていうのは漠然と思ったんで、それで入りましたね。

入塾するときには、独立を見据えていましたか?

 正直、2、3年後とかでもいいかな、みたいなそんな気持ちでしたね。行政書士って、独立するのにそんなにお金かからない。とはいっても、やっぱり独立するっていうのはある意味、退路を断つことにはなるので、ちょっとそこのマインドという部分で、抵抗はありましたね、始めたときには。

しかし、めちゃくちゃ不安はありましたね。塾入ったとき、これをやれば集客できるみたいなことは言われるのは分かるんですけど、なかなか最初って、いやそうは言ってもな、みたいな。いや、これできるか?みたいなですね、めちゃくちゃ、弱気でしたね、最初は。

なぜ、入塾を決意したのですか?

 独立前の一番の不安って、やっぱりみんな一緒だと思うんですけど、生活していけるかなっていう点だと思うんです。ゼロを1にするっていうのは本当に難しいので。そうなったときに自分でやっていけるかなみたいな不安がありましたね。それを、なんとかしたかったんです。

サラリーマンで入塾して、10ヶ月後に独立。入塾して、もっとも大きく変わった点は?

 もう本当に一言で言うとマインドが変わりましたね。

 気持ちというか意識というか、本当不思議なんですけど、サラリーマンのときってある意味、退路があるじゃないですか。駄目なら講座の代金ぐらいでいいかな。何十万とかって言ってもね、そうは言ってもそのぐらいですよと。だけど、独立した後ってもうないんで後ろが。もうやるしかないわけですよ。

 でも、一番変わったものっていうと、行動力みたいなのは変わりましたね。言われたものをとりあえずやってみようみたいなね。決断が速くなりましたね。マインドにつながるんでしょうけど。だから今も危機感でやってるような感じですよね、ある意味。私、基本、決断も早いんですよね。やらないものはやらないってすぐ決断するんで。やるものはすぐやるっていうふうに決断するので。それって本当に小島先生に教えてもらったのもあるんですよね。

マインド面、例えば、どんなことですか?

 基本、ネガティブな発言はしないっていうのは、決めています。

 例えば、「忙しい」とかって言うじゃないですか。忙しいって結局、ネガティブなわけですよ、印象的に。それって、すごいありがたいことじゃないですか、普通に考えたときに。だから「充実してんな」とかに言い換えますね。あとは「面倒くさい」じゃなくって、「やりがいがあるな」とか。その辺はもう、マインドセットとして注意してますね。言わないように。たまに1人のときは言いますけど(笑)

ところで、小島塾を知った経緯は?

 元々、小島先生のことは知っていました。ビザが専門で、行政書士の中では本当に、ある意味、有名人ですよね。ほぼ知らない人はいないんじゃないか?っていうくらいなんですね。

 行政書士で有名だし、何か役に立つかなぐらいでメルマガを登録していて。すると、そういう塾がありますみたいな。セミナーどうですかみたいな感じのがあったので、それで参加したって感じですね。

小島先生の第一印象は?

 印象は、私ちょっとこれは正直言うと、めちゃくちゃうさんくさいなと(笑)。 やっぱり売り上げ上げる人って、こういう人なのかなって思ってましたよね。

では、実際に会って、話を聞いた印象は?

 最初は全然変わらないです。やっぱりうさんくさいなと思って(笑)。でも、割とフランクっぽい感じの話し方で、他の行政書士とはちょっと違うなみたいな、そんな感じでしたよね。服装もスーツ着ないですよね。ジャケパンみたいな感じの。ネクタイも高そうな、あれなんだろうなみたいな。

小島先生から受けた、印象的な言動はありますか?

 「とりあえず行動する」ということですかね。

 そのほうが総合的に見て、得をするっていうふうに言われたことがあったんですよね。とりあえずやってみるって。そこで考えない。それやったらやっぱりうまくいくんですよね。

 ホームページとかもやっぱり、それこそ記事をいっぱい書かないと、検索ヒットしないよって。ただそれはやるかやらないかしかないんだと。単純なんだよというふうに小島先生言われて、本当かなって最初思ったんですよ。

 でも、ホームページも作ってくれてるわけだから、これやるしかないだろうと思って、もう独立前からずっと書き続けたんですよ。70か80ぐらいコンテンツを入れて、もうそれこそ10万字ぐらいですかね、合計で。それをホームページが出来上がる前に仕上げようと思って、達成させたんですよ。それが今、問い合わせが来てると思うんですよね。やってて間違いじゃないんだなって思ってます。ここだけは自分を褒めたいなと思ってるんですよ。

独立して7か月。受任ベースで、月額100万円超

2020年4月に独立。まさにその時期、コロナ禍でした。

 そうですよね。2020年3月末までは、自分がサラリーマンで働いていましたから。そして、4月に独立。

 最初ビザの申請の仕事とかを、ちょこちょこもらうようになったので、これはいけるかなと思ったら、コロナになっちゃったわけですよ。ちょうどコロナになってしまって、何か中国の方が騒がしいなみたいな、日本はまだ大丈夫じゃないかなみたいな感じで。何にも思ってなかったんですけど、なんか3月末ぐらいからですよね、多分ね。ちょっと怪しいなとは思いつつも、独立するって決めたし、やるしかないと思って。

 コロナ禍だから、ビザの仕事なんてパッタリなくなっちゃったんですよ。なくなっちゃって、一時期、もう独立した瞬間ですかね。4月は多分ゼロとか、売り上げ。一部、ちょっと他のところで、仕事が少しありましたけど、それでもせいぜい数万円とかそのぐらいの仕事で。やばいと思いました、最初のときは。

 ただ、その後に自分でちょっと考えたんですね。その仕事の内容というか、ちょっと視点を変えてみようと思って。ビザって手続きだよねって思って、手続きを取っていくっていう仕事なんで、こういう場合だと、今もうないわけじゃないですか、現実問題ですね。もう変えるしかないなと思って。元々税理士事務所で、お金回りの経営者の方の相談とか、そういったものを受けていたので、これは行政書士でもできるよねって思って。

 で、最初経営者の知り合いとかに、お金回りのこういう専門家でやりますみたいな感じで言ったらですね、急に仕事が、ちょうどコロナの時期の支援の、それこそ持続化給付金とか。東京都の感染防止協力金みたいなですね。ああいう給付金みたいなとこの申請ができないって経営者が多いんで、そこをちょっとずつサポートしてたら、段々増えてきましたね。それで税理士さんとは違う部分での財務顧問っていう形で、ぜひ相談を継続して乗ってくださいみたいな話になり始め。今気付くと、まだ少ないですけど、でも、5社ぐらいですかね、顧問先は。

独立していま、8か月目に入ったところです。売上はいかがですか?

 受任ベースで月額100万円は超えていますね。それには、3つの収益ルートがあります。

 まず、「財務コンサルティング」からの収入。現時点で月額15万円ほどの収入が、財務顧問からありますね。ベースとして安定している収入です。

 加えて「ビザ関連」。小島先生のところで作ったホームページからの問い合わせが、月に5件ぐらい入ってきます。そこから1、2件が受任になるので、その収入がベースにプラスされます。しかもこのホームページには広告費をかけてないので、ほぼ利益です。

 最後が「単発の補助金サポート」です。補助金のサポートもこの短期間で40件ぐらいやっていますね。コロナ禍もあって、ここはいまが旬なのかもしれません。

 これら3つの収入を合計すると、受任ベースで月100万ちょっとですね。割と順調だと思います。

独立前、サラリーマンのときと比べて、現在の収入はどれくらいですか?

 7ヶ月で多分、サラリーマン時代の年収を超えてると思います、普通に。月によってはサラリーマン時代の5倍ぐらい変わってますね。ただ最近は、本当ありがたいことに、さっき言った顧問の収入が定期に入ってくるので。

独立してよかったですか?

 そうですね。いろいろやっぱり最初なので、それはもう自分の不安というか、もうずっと不安は、ずっと付いて回るんで、経営者っていう立場でいる以上は。でもサラリーマンでも今は、やっぱり不安はつきものの時代でしょうし。やりがいのほうが上回ってるからできてるって感じです、正直ね。不安が上回ってたら多分できないですよ。それが多いから、多分独立ができないんでしょうね。人が多いのかなと思いますけどね。

結果的に、コロナ禍での独立起業となりました

 予想だにしないですよね。本当に驚きました最初、やばいと思いましてね。あれ探しましたからね、アルバイトとか。普通に申し込もうと思ってて。探しましたよ、普通に。夜のものとかを片っ端から探して申し込んだんですけど、急にそこから一気に入ってきたんですよ、仕事が。これやってる場合じゃないなっていう。

今、お休みとか、取れていますか?

 休みは意識して取ってないですね。休もうと思っても、だいたい何かしらの仕事をしちゃうんで、終わらない。終わらないというか、やっぱりありがたいことに、やっぱ案件が増えてくるので、そうするとやれることが多いと、結局休んでいる時間がないですよね。

 でもちょっと最近少しだけ落ち着いて、1日、2日旅行行ったりとかしましたけどね。経営者の仲いい仲間と2人で群馬県の草津に行きましたね。久々にリフレッシュできました。

再現性ある講座だから、やらない理由がない

入塾費用は「高い」ですか?「安い」ですか?

 正直、安くはないですよね。こういう講座とかっていうのは。でも、やっぱりお金をかけた分、コミットできる部分があるんですよ。意識を変えて、講座代ぐらいは稼げないって、多分経営者になれないですよ。独立したらやっていけないと思うんですよ。そのぐらいの投資ができないと。

 でも正直最初は不安だとは思いますけど。でも全然、価値以上というか値段以上じゃないかなと思いますけどね。結局教えてくれてる内容が、再現性があるんですよね。だって私がやって再現してできたんだから、再現性があるわけですよ。私もめちゃくちゃ苦手ですからそういうの。性格上、そういうのを再現するとか苦手なんですよ。私もそうなんですけど、こうしたらいいんじゃないかって、少しずらしちゃうんですよね。

 私ずらさなかったんですよ、もうやれって言われたら、もう動画も撮ったし。記事も入れたし、お客様の声入れようって言ったら入れたし。全部同じようにやってみたら、それは効果が出るわけですよ。で、出たのを再現してるわけだから、逆に、やらない理由がないっていうかですね。

言われたことは、すべて対応したのですか?

 いいえ。全部やったわけじゃないですけど、でもあらかた代表的なものをやったし。その中で合う合わないって絶対出てくるんですよ。例えば、広告を緻密にWebマーケティングをもっと突き詰めてやってる先生とかもいらっしゃるので、Webマーケティング、リスティング広告とか。そういったものを緻密にやってるのが好きな先生はそれをやればいいし。そういうのが分かる講座だと思うんですね。

ズバリ、吉野先生からみて、「どんな講座」ですか?

 自分の得意不得意がわかる講座かなと思います。

 正直、全部小島先生のものを真似すれば売り上げが上がるのはわかるんですけど、でも別に真似する必要もないし。そこは何かやってみて最初、ただ真似する必要はないんだけど、1回やったほうが絶対いいですね。やんないと効果が分からない講座だと思いますね。だから、やれるかやれないかの違い、それだけです。ただそれだけ。簡単に言えばやるかやらないかしかないですね。

小島先生への評価をお願いします

 私は本当に、すごいなと思いますね。結構賛否が、正直言うと分かれる先生なんで、正直ここは。やっぱ自分が結果が出たっていうとこ考えると、やっぱりすげえなって思いますよね。

 評価の中で私は思うのが、やっぱり直で話してない人とかは、さっきみたいに、私なんかもそうですけど、うさんくさって思う部分がすごい出るんですけど。実はああ見えてすごく人のことちゃんと見てるし、あとすっごい緻密ですね。だから成功してんだなっていうのは、もうめちゃくちゃ尊敬しますよね、そこら辺は。

 で、割と気にかけてくれるところはあるんですよ。自分で言ってましたけど、割とやっぱり人付き合い苦手とか。だから自分で、苦手だから自分の弱点分かってるからやってるんですよWebマーケティングっていうのを。分かってるんですよ。自分を見れてるんで、そういう人ってすごいなと思うんですよ。

 だいたいの世間で見る人って、自分を客観的に見れてない。自分の性格、長所短所言えないっていう人とか、そうですけど。小島先生は分かってるんですよね。自分はここが得意だなっていうのは分かってやってるから。そこもすごい、ある意味計算高いのかもしれないですけど。自分の得意なところを伸ばしていくっていうのは、めちゃくちゃ体現してやってる方なんで、すっごいなと思いますね。

今後の事業展開を教えてください

 来年、会社を作ろうと思っていて。よく行政書士だと行政書士法人っていうのを作ってやる方とかもいるんですけど、私は全く興味がなくて。完全に今やってるお金周りの部分のサービスコンサルとかを、会社にサービスを移しちゃって、行政書士のビザの手続きとか一部のものだけを、行政書士事務所のほうに手続きだけ残して、2つでやっていこうかなっていうふうに思ってますね。

 それも、基本はスタッフは雇わない。雇って手続きとかをやってくれるような、パートさんみたいな、とかはちょっと検討はしてますけど、正社員を雇ってみたいなのは全く今のとこは全然考えてないですね。

来季以降、もう少し長い目で見たときに展開は?

 士業としては、ブランディングもやっぱり重要なので、3年以内には出版して、付加価値が高めたいです。そのうえで、コンサルティングフィーを上げていきたいなって思っています。

また、取引先や顧問先のもう少し大きく事業展開しているような事業者さんとつながって、お仕事したいなっていうのはありますね。

 長期スパンでいえば、会社の将来に価値がすごく高い状態で会社を売却できるような会社、良い会社にしていこうというのが一番の、そういう会社を一つでも多く作っていこうっていうのが一つの目的というか、自分の中の経営ビジョンみたいな感じで。短期短期のスパンで言うと、社長の孤独を解消する相談相手みたいな、そういうとこも含めて、事業展開していきたいなってのはすごい思いますね。

プライベート面での目標や希望は?

 まだ落ち着いてるとは言えないんですけど、やっぱりもう年齢が年齢なんで、結婚したいなっていう。結婚しますっていう。やっぱりちょっとしたいなと思う人も出てきてるところもあるんで。やっぱりプライベートもできる男は、恋愛も仕事もってよく言うじゃないですか(笑)そこを、ちょっと目指していきたいなというふうに思いますね。

※記載内容は、取材当時のものです。

取材日:2020年11月

インタビューアー: 石岡 幸