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オーストラリア留学|ビザの種類や費用を徹底解説

オーストラリアは、留学先として人気の国の1つです。

留学を目的にオーストラリアへ渡航するには、留学に対応したビザを取得しなければなりません。

 

オーストラリアへ留学したい方の中には、

 

「必要なビザの種類は?」

「費用は?」

 

といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

 

この記事では、オーストラリアへ留学するためのビザの種類や費用について、詳しく解説します。

 

ぜひ、最後までお読みください。

オーストラリア留学のビザの種類について

ここでは、オーストラリア留学のビザの種類について見ていきましょう。

3カ月以内であれば、【観光ビザ】で語学学校への通学が可能

留学期間が3カ月以内の場合、『観光ビザ』を取得すれば、語学学校への通学が可能です。

 

ここで言う『観光ビザ』とは、「ETA(ElectricTravelAuthority)」を指します。

ETAは電子渡航許可で、日本ではETAS(ElectricTravelAuthoritySystem:イータス)とも呼ばれています。

 

ETA対象国のパスポートを保有している方は、申請が可能です。

 

対象国は、日本を含む以下の34カ国です。

アンドラ オーストリア ベルギー

ブルネイ

カナダ

デンマーク

フィンランド

フランス

ドイツ

ギリシャ

香港

アイスランド

アイルランド

イタリア

日本

リヒテンシュタイン

ルクセンブルク

マレーシア

マルタ

モナコ

ノルウェー

ポルトガル

サンマリノ共和国

シンガポール

韓国

スペイン

スウェーデン

スイス

台湾

オランダ

イギリス

イギリス(BNO)

アメリカ

バチカン

【オーストラリア留学】ビザを比較

オーストラリア留学で取得できるビザの種類には、以下の3つが挙げられます。

1.【観光ビザ(ETA)】 

観光ビザは、ETA(ETAS)と呼ばれる電子渡航許可です。

ETA対象国のパスポートを保有している方が対象で、サブクラス601に分類されます。

認められている主な渡航目的は、3カ月以内の観光・商用・知人や家族の訪問です。

留学目的の場合は、3カ月以内であれば語学学校などに通学できます。

2.【学生ビザ】

学生ビザは、オーストラリアの教育機関(語学学校・中学・高校・大学・専門学校・TAFEなど)で、3カ月以上の就学を希望する方が取得する査証です。

「フルタイム(週20時間以上のコース受講)」で留学する方が対象で、サブクラス500に分類されます。

3.【ワーキングホリデービザ】

ワーキングホリデービザは、オーストラリアで費用を稼ぎながら休暇を過ごす方が取得する査証で、サブクラス417に分類されます。

ワーキングホリデーで滞在中に、最長4カ月(17週間)までの就学が可能です。

 

以下は、上記3つのビザの比較表です。

ビザの種類

期間

対象者

特徴

観光ビザ(ETA)

最長3カ月

対象国のパスポートを保有している者

観光・商用・知人や家族の訪問ができる電子渡航許可で、語学学校への通学も可能

学生ビザ

最長5年

オーストラリアの教育機関で3カ月以上就学する者

フルタイムで留学できるビザで、就労も可能(時間制限あり)

ワーキングホリデービザ

最長12カ月

※就学期間は最長4カ月

18〜30歳の対象国の国籍者で、オーストラリアで費用を稼ぎながら休暇を過ごす者

フルタイム(同一雇用主のもとでは最長6カ月まで)で就労できるビザ

【オーストラリア留学】ビザ取得の条件

ここでは、以下の各ビザの取得条件について見ていきましょう。

  1. 観光ビザ(ETA)
  2. 学生ビザ
  3. ワーキングホリデービザ

【観光ビザ】で留学する際の条件

『観光ビザ(ETA)』で留学する際の条件は、以下のとおりです。

1.留学期間は3カ月以内

ETAの滞在期間は、最長3カ月です。

期間の延長はできないため、留学期間も3カ月以内でスケジュールを組む必要があります。

 

ETAには有効期限もあり、期限は12カ月です。

有効期限内であれば、何度でも出入国が可能で、入国の度に3カ月の滞在ができます。

 

ただし、こちらも滞在期間と同じく、有効期限の延長はできません。

有効期限が過ぎた場合は、新たにETAの申請をしてください。

2.現地での就労は認められていない

ETAは、あくまでも観光ビザの1種です。

現地での就労は認められておらず、アルバイトなども対象外のため、注意しましょう。

 

ETAで認められている活動は、以下のとおりです。

  • 観光(3カ月以内の留学もOK)
  • 知人・家族の訪問
  • 短期商用(現地で報酬を得ない活動)

 

上記以外の活動を行う場合は、目的に応じた適切なビザを取得しましょう。

【学生ビザ】を取得する際の条件

『学生ビザ』で留学する際の条件は、以下のとおりです。

1.政府認定校でフルタイムの授業を受ける

学生ビザを取得するには、政府認定校でフルタイムコースに入学する必要があります。

政府認定校とコースについては、CRICOSから検索できます。

 

ここで言う「フルタイム」とは、週20時間以上の授業を受講することです。

 

申請の際に、政府認定校のコースに入学する証明として「入学許可書(CoE)」の提出が求められます。

2.出席率は80%以上

学生ビザを維持するには、一定の出席率を確保しなければなりません。

留学生は、各ターム80%以上といった高い出席率が求められます。

 

この出席率に問題がなければ、学生ビザの期間延長も可能です。

 

一方で、出席率の条件を満たせない場合は、学校から移民局へ通達が届き、学生ビザがキャンセルされる可能性もあります。

3.年齢が6歳以上である

学生ビザには、一定の年齢制限が設けられています。

ビザを申請できる年齢は、6歳以上です。

 

加えて、以下の条件も満たす必要があります。

  • Year9開始時点で17歳未満
  • Year10開始時点で18歳未満
  • Year11開始時点で19歳未満
  • Year12開始時点で20歳未満

4.OSHC(海外留学生用保険)に加入する

学生ビザを取得するには、滞在期間中をカバーする適切な健康保険に加入していなければなりません。

 

学生ビザで加入が必要な保険の種類は、「OSHC(海外留学生用保険)」です。

OSHCは、留学生がオーストラリア滞在中に必要となる医療費や入院費をカバーする保険です。

 

学生ビザを保持している間は、OSHCの保険期間を維持しなければなりません。

 

保険の開始日は、「オーストラリアに到着した日」からカウントされるように設定します。保険が開始される前には、入国しないようにしてください。

 

適切な健康保険に加入しないと、入国を拒否される可能性もあるため、注意しましょう。

【ワーキングホリデービザ】で留学する際の条件

『ワーキングホリデービザ』で留学する際の条件は、以下のとおりです。

1.語学学校に通えるのは4カ月以内

ワーキングホリデーで就学できる期間は、最長4カ月(17週間)です。

 

英語力に不安があっても、語学学校には4カ月以上は通えません。

滞在の主な目的が「勉強」の場合は、学生ビザを取得しましょう。

2.過去に「ワーキングホリデービザ」でオーストラリアに入国していないこと

過去に以下のビザで入国した経験がある場合、ワーキングホリデービザは申請できません。

  • ワーキングホリデービザ(サブクラス417)
  • ワーク&ホリデービザ(サブクラス462)

3.申請日に18歳以上31歳未満である

ワーキングホリデービザは、国籍ごとに年齢制限を設けています。

 

申請時の年齢は、国籍ごとの年齢制限内でなければなりません。

各国籍の年齢制限は、以下の表のとおりです。

年齢制限

国名

18歳〜30歳

ベルギー・キプロス・エストニア・フィンランド・ドイツ・香港特別行政区・日本・韓国・マルタ・オランダ・ノルウェー・スウェーデン・台湾

18歳〜35歳

カナダ・デンマーク・フランス・アイルランド共和国・イタリア・イギリス

 

例として、30歳または35歳のうちに申請をし、ビザの許可がおりる前に31歳または36歳になった場合でも、そのほかの取得要件を満たしていれば、ビザは許可されます。

【オーストラリア留学】かかる費用

ここでは、以下の各ビザで留学した場合のかかる費用について見ていきましょう。

  1. 観光ビザ(ETA)
  2. 学生ビザ
  3. ワーキングホリデービザ

【観光ビザ】留学にかかる費用

『観光ビザ(ETA)』で留学した場合にかかる費用は、以下のとおりです。

ビザ申請から取得までにかかる費用

ETAは、申請料がかかりません。

ただし、申請で利用するアプリ「AustralianETA」のサービス料がかかります。

 

「AustralianETA」のサービス料は、20AUDです。

 

サービス料の支払いには、クレジットカードが必要なため、用意していきましょう。

ご自身のカードをお持ちでない方は、家族や知人のカードを使用しても問題はありません。

 

使用できるクレジットカードの種類は、以下のとおりです。

  • VISA
  • MasterCard
  • JCB
  • DinersClub
  • AMERICANEXPRESS

現地での生活費目安

現地での生活費の目安は、以下の表のとおりです。

内訳

1カ月

2カ月

3カ月

住居費

5〜10万円

10〜20万円

15〜30万円

生活・食費

5〜10万円

10〜20万

15〜30万

往復航空券

6〜20万円

6〜20万円

6〜20万円

海外旅行保険

1.5〜2万円

3〜4万円

5〜8万円

交通費

1〜2万円

2〜4万円

3〜6万円

交際費

1〜2万円

2〜4万円

3〜6万円

合計

19.5〜46万円

33〜72万円

47〜100万円

学費の目安

ETAで留学した場合、語学学校に入学するのが一般的です。

 

語学学校によって、支払う学費は異なります。

予算の都合に合わせて、学校を選びましょう。

 

以下は、学費の目安をまとめた表です。

期間

学費の目安(円)

1カ月

12万〜18万

2カ月

23万〜35万

3カ月

35万〜52万

 

上記の学費の目安には、入学金・教材費・授業料が含まれています。

【学生ビザ】留学にかかる費用

『学生ビザ』で留学した場合にかかる費用は、以下のとおりです。

ビザ申請から取得までにかかる費用

学生ビザの申請料は、710AUDです。

 

支払いは、以下の方法から選択できます。

  • クレジットカード
  • PayPal
  • UnionPay(銀聯)
  • BPAY

 

利用できるクレジットカードは、3DomainSecure(3DS)に登録されている必要があるため、注意しましょう。また、クレジットカードによって、以下のように手数料が異なります。

クレジットカード

手数料

MasterCard

1.40%

VISA

1.40%

AMERICANEXPRESS

1.40%

JCB

1.40%

DinersClub

1.99%

現地での生活費目安

現地での生活費の目安は、以下の表のとおりです。

内訳

6カ月

1年間

住居費

30〜60万円

60〜120万円

生活・食費

30〜60万円

60〜120万

往復航空券

6〜20万円

6〜20万円

OSHC

3万円

3万円

交通費

6〜12万円

12〜24万円

交際費

6〜12万円

12〜24万円

合計

81〜167万円

153〜311万円

学費の目安

入学する学校の種類によって、学費は異なります。

 

以下は、学校ごとの学費の目安をまとめた表です。

学校の種類

学費(年間)

語学学校

150〜215万円

高校(公立)

100〜150万円

大学

200〜300万円

大学院

200〜400万円

TAFE・専門学校

100万円前後

【ワーキングホリデービザ】留学にかかる費用

『ワーキングホリデービザ』で留学した場合にかかる費用は、以下のとおりです。

ビザ申請から取得までにかかる費用

ワーキングホリデービザの申請料は、635AUDです。

 

学生ビザと同様に、支払い方法は以下から選択できます。

  • クレジットカード(※3DSに登録されているカード)
  • PayPal
  • UnionPay(銀聯)
  • BPAY

 

クレジットカードの手数料については、学生ビザの費用の項目を参考にしてください。

現地での生活費目安

現地での生活費の目安は、以下の表のとおりです。

内訳

1年間

住居費

60〜120万円

生活・食費

60〜120万

往復航空券

6〜20万円

海外旅行保険

20万前後

交通費

12〜24万円

交際費

12〜24万円

合計

170〜328万円

学費の目安

ワーキングホリデービザでは、語学学校に最長4カ月(17週間)通えます。

 

語学学校に4カ月(17週間)通う場合の学費の目安は、以下の表のとおりです。

内訳

費用

入学金

1.5万円

教材費(1500円/週)

2.5万円

授業料(2.5〜4万円/週)

42.5〜68万円

合計

46.5〜72万円

【オーストラリア留学】ビザ申請方法

ここでは、以下の各ビザの申請方法について見ていきましょう。

  1. 観光ビザ(ETA)
  2. 学生ビザ
  3. ワーキングホリデービザ

 

オーストラリアのビザ制度は、やや複雑です。

自力での申請も可能ですが、申請や提出書類の準備や不備の対策など、想像以上に時間と労力がかかります。

 

スムーズに取得したい方は、行政書士などの専門家に依頼するのがおすすめです。

【観光ビザ】申請方法

『観光ビザ(ETA)』の申請の流れは、以下のとおりです。

  1. 「AustralianETA」のアプリを開く
  2. パスポートの情報を読み込む
  3. 自分の顔写真を撮影する
  4. 国籍・住所・携帯番号・メールアドレスなどを入力する
  5. 犯罪歴の有無・滞在先などの質問に回答する
  6. 申請内容の確認
  7. サービス料金を支払う
  8. 結果の通知

 

ETAの申請は、以下の専用アプリ「AustralianETA」で行います。

 

申請前に、スマートフォンなどのモバイルデバイスを以下の設定にしましょう。

  • 近距離無線通信(NFC)を有効にする
  • 位置情報サービスを有効にする

【学生ビザ】申請方法

『学生ビザ』の申請の流れは、以下のとおりです。

  1. ImmiAccountの登録
  2. 「NewApplication」→「Student」→「StudentVisa(500)」を選択
  3. オンライン申請書の作成
  4. 必要書類のアップロード
  5. ビザ申請料の支払い
  6. 健康診断の受診(必要な方のみ)
  7. 審査
  8. ビザ発行

 

学生ビザの申請は、必要書類の量も多く、想像以上に手間がかかります。

スムーズにビザを取得したい方は、行政書士などの専門家に依頼するのがおすすめです。

【ワーキングホリデービザ】申請方法

『ワーキングホリデービザ』の申請の流れは、以下のとおりです。

  1. ImmiAccountの登録
  2. 「NewApplication」→「Work&Holiday」→「FirstWorkingHolidayvisa(417)」を選択
  3. オンライン申請書の作成
  4. ビザ申請料の支払い
  5. 健康診断の受診(必要な方のみ)
  6. 審査
  7. ビザ発行

 

オーストラリアのビザ申請は、すべてオンラインで完結します。

自力での申請も可能ですが、入力ミスや書類の不備などで不許可となる可能性もあります。

 

確実にビザを取得したい方や、申請に関して不安のある方は、行政書士などの専門家に相談・依頼をしましょう。

まとめ

この記事では、オーストラリア留学に必要なビザの種類や費用について解説しました。

 

オーストラリア留学に必要なビザは、以下の3種類です。

  1. 観光ビザ(ETA)
  2. 学生ビザ
  3. ワーキングホリデービザ

 

留学にかかる費用は、期間や学校の種類によって異なります。オーストラリアは物価が高く、留学費用はやや高額なので、ゆとりをもった費用設計をしましょう。

 

留学の目的や予算の都合に応じて、最適なプランを検討しましょう。

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