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シンガポールの就労ビザの取得方法と必要書類について徹底解説
シンガポールの就労ビザを取得したい方の中には、
「手続きの方法は?」
「必要書類は?」
「注意点は?」
といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、シンガポールの就労ビザの取得方法と必要書類について詳しく解説します。
ぜひ、最後までお読みください。
シンガポールで申請できる就労ビザについて
ここでは、シンガポールで申請できる就労ビザについて見ていきましょう。
就労ビザの種類
シンガポールの就労ビザは、目的に応じていくつかの種類に分けられます。
代表的なのは、Employment Pass(EP:エンプロイメントパス)とS Pass(Sパス:エスパス)の2つです。
以下で詳しく見ていきましょう。
Employment Pass
Employment Pass(EP:エンプロイメントパス)は、専門職・管理職・経営者などに就く方を対象とした就労ビザです。
在留期間は2年間で、最長3年間の更新も認められています。
2023年1月より審査が厳格化され、取得するには以下の条件を満たさなければなりません。
給与水準
最低5,000ドル(金融サービス職は最低5,500ドル)の月給が求められます。給与水準は、23歳から年齢とともに段階的に増加し、45歳以上では最大10,500ドル必要です。
COMPASSに合格
COMPASSは、2023年9月1日より導入されたポイントシステムです。
合格するには、項目ごとに割り振られたポイントの合計で、40点以上を獲得しなければなりません。
S Pass
S Pass(Sパス:エスパス)は、EPの基準に届かないポジションに就く方を対象とした就労ビザです。
在留期間は、最長2年間です。
EPと同様に審査が厳格化され、以下のように給与水準が引き上げられています。
|
給与水準表 |
2023年9月1日以降の更新から適用 |
新規:2023年9月1日 更新:2024年9月1日 |
新規:2025年9月1日 更新:2026年9月1日 |
|---|---|---|---|
|
すべて (金融を除く) |
3,000ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大4,500ドル) |
3,150ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大4,650ドル) |
最低3,300ドル (最終予定) |
|
金融業務 |
3,500ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大5,500ドル) |
3,650ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大5,650ドル) |
最低3,800ドル (最終予定) |
ビザ取得の注意点
シンガポールのビザは条件や申請方法が厳しくなっています。取得のハードルは、年々高くなっているのが現状です。
厳格化の背景には、2013年より開始された「シンガポーリアン・コア」と呼ばれる政策が深く関係しています。
「シンガポーリアン・コア」とは、シンガポール国民の雇用環境を改善するのが目的の政策です。具体的には、以下のような政策が講じられています。
- シンガポール国民・永住者を中核にした人材構成
- 国内総労働力の3分の2をシンガポール人で構成する
- Employment PassやS Passの条件を厳格化
上記の政府の方針により、シンガポールの就労ビザは今後も段階的に厳しくなっていくと予想されます。
取得をお考えの方は、入念な準備をしてから手続きに進みましょう。
シンガポールでの就労ビザの取得方法
ここでは、就労ビザの取得方法について見ていきましょう。
就労ビザ申請の流れ
申請の流れは、以下のとおりです。
Step 1. 申請書の作成・提出
雇用主またはエージェントが申請者の代わりに、eサービス(こちら)から手続きを行います。申請者本人が、シンガポールに滞在する必要はありません。
申請の状況は、eサービス(こちら)からチェックできます。
Step 2. IPAレターの受け取り
申請が承認されると、IPAレターという承認書が届きます。
IPAレターは、シンガポールに入国するために事前承認された一次入国ビザです。コピーを取り、紛失しないように大切に保管しておきましょう。
IPAレターの有効期間は、以下のとおりです。
- EP:6カ月間
- Sパス:60日間
上記の期間内までに、パスを発行しなければなりません。
Step 3. 渡航準備
渡航前に必要なワクチン接種を受けてください。
IPAレターで指示がある方は、渡航後に健康診断も受けなければなりません。
Step 4. パス発行
シンガポールに入国後、申請者本人がeサービス(こちら)にログインし、必要な情報と書類を提出します。
パスの発行には、以下の情報と書類が必要です。
- パスポートの詳細
- シンガポールでの連絡先
- 現在の入国パスの詳細
- シンガポールでの居住住所
- カードを受け取るためのシンガポールの居住地またはオフィスの住所
- カード受取人の詳細(携帯電話番号・電子メールアドレス・NRIC番号・FINまたはパスポート番号)
- シンガポール到着日が記載されたパスポートのページのコピー
- 健康診断書
- 申告書(IPAレターに添付)
パスが発行されると、通知レター(Notification Letter)が届きます。
Step 5. 写真・指紋の登録
通知レター(Notification Letter)で指示がある場合は、写真と指紋の登録をしてください。
期間と場所は、以下のとおりです。
EP
期間:通知レター発行後2週間以内
場所:EPSC(こちら)
Sパス
期間:通知レター発行後1週間以内
場所:MOMサービスセンターホールC(こちら)
写真と指紋の登録には予約が必要なため、注意しましょう。
Step 6.カードの受け取り
問題がなければ、5営業日以内に指定した住所にカードが届きます。
必要書類
必要書類は、以下のとおりです。
- 申請書
- パスポートの個人情報ページ(※Sパスは7カ月の残存有効期限があるもの)
- 会社の最新のビジネスプロフィールまたはACRAに登録された最新のビジネスプロフィール
- 学歴証明書
- 公的資格の証明書
- 専門機関からの裏付け文書(医療専門家・弁護士・サッカー選手・コーチなど)
- シンガポール食品庁(SFA)が発行した食品店ライセンスのQRコードをスキャンしアクセスできるオンラインページのコピー(食品施設の従業員)
ビザの申請にかかる期間
申請してから承認されるまでの処理期間は、10営業日ほどです。
ただし、実際にカードが手元に届くまでには、提出書類の準備・渡航準備・ワクチン接種などの時間も考慮しなければなりません。
加えて、人によっては健康診断や写真・指紋の登録も必要です。
現地での就労開始のタイミングに間に合うように、スケジュールにはゆとりを持って準備を進めましょう。
ビザの申請にかかる費用
ビザの申請にかかる費用は、以下のとおりです。
|
費用一覧表 |
EP |
Sパス |
|---|---|---|
|
申請手数料 |
105ドル |
105ドル |
|
パス発行手数料 |
225ドル |
100ドル |
上記以外では、ワクチン接種や健康診断の費用もかかるため注意しましょう。
ビザの申請における注意点
申請における注意点は、以下のとおりです。
書類の翻訳
英語以外の書類がある場合は、元の文書と英語の翻訳を1つのファイルにしてアップロードしてください。
書類の認証
EPではCOMPASSの導入により、学歴証明書などの認証が必要です。認証は、MOM(シンガポール人材開発省)が指定した機関で行います。
まとめ
この記事では、シンガポールの就労ビザの取得方法と必要書類について解説しました。
シンガポールで働くには就労ビザが必要ですが、制度の変革にともない取得するのが難しくなっています。
より確実に取得するためにも、行政書士などの専門家に依頼することも検討してみましょう。
プロフィール
2009年4月 行政書士個人事務所を開業
2012年8月 個人事務所を行政書士法人化し「さむらい行政書士法人」を設立
専門分野
外国人VISA・在留資格、外国人雇用・経営管理、永住・帰化申請
入管業務を専門とし、年間1000件以上の相談に対応







