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シンガポールのビザの種類一覧を徹底解説。申請方法や必要書類もご紹介
現在、シンガポールへ旅行、留学または就労、移住予定の方の中には、
「シンガポールにはどんなビザがある?」
「申請方法は?」
「必要書類は?」
と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、シンガポールのビザの種類について詳しく解説します。さらに、手続き方法や提出書類についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
シンガポールのビザ一覧
ここでは、シンガポールのビザの種類について見ていきましょう。
観光ビザ
日本国籍をお持ちの方は、30日以内の観光・商用目的の渡航の場合、ビザは必要がありません。
在留期間は審査官の裁量で決定されますが、通常30日間(空路)です。期間延長の申請をすれば、1回に限り新たに30日間をもらえます。
必要書類
- パスポート(最低6カ月の残存有効期限)
- シンガポール発の航空券
長期滞在ビザ
日本人はビザなしで30日間(延長も含め60日間)の滞在が可能ですが、在留期間を超えて滞在したい場合は、Long-Term Visit Pass(LTVP)を申請します。
在留期間は、最大2年間です。
必要書類
- 申請書
- パスポート
- 出生証明書・婚姻証明書など
申請方法
- 申請書を作成・提出
- IPAの受け取り・渡航の準備(ワクチン接種など)
- パスの発行
- 指紋と写真の登録(場所:MOMサービスセンターもしくはEPサービスセンター)
- カードの受け取り
学生ビザ
学生ビザ(Student’s Pass)は、シンガポールで認可された教育機関で就学(フルタイム)するのに必要です。
以下の教育機関がビザの対象です。 教育機関によって、要件などは異なります。
- Private Education Institutions
- Foreign System Schools
- Government / Government-Aided / Independent Schools
- Institutes of Technical Education
- Kindergartens and Childcare Centers
- Institutes of Higher Learning
必要書類
- 入学予定の学校からの登録確認通知書
- パスポートの個人情報ページ
- 出生証明書
- 申請者の個人情報(学歴・職歴・居住歴など)
- 両親・配偶者・兄弟姉妹の個人情報
- シンガポールでの居住先・連絡先
- メールアドレス
- 証明写真
申請方法
申請は、ICAのサイトから行います。
手続きの手順は、入学する教育機関の種類によって異なるため注意しましょう。
労働ビザ
シンガポールで働くには、労働ビザが必要です。労働ビザには種類があり、申請者は目的や能力に応じて適切なビザを取得しなければいけません。
労働系のビザは、年々取得するのが難しくなっています。入念な準備をしてから、手続きに進みましょう。
種類については以下で紹介するので、参考にしてください。
ディペンデントパス
ディペンデントパス(Dependant’s Pass)は、エンプロイメントパス・エスパス所有者の法的に結婚した配偶者または21歳未満の未婚の子供を対象とした、扶養家族パスです。
以前は、ディペンデントパス保有者がLetter of Consent(LOC)を取得すれば、労働ビザがなくても働けていました。
しかし、現在は働くにあたって、労働ビザを取得しなければならないようになりました。
シンガポール人材開発省(MOM)によると、2021年5月1日から原則として労働ビザを取得する必要があると公表しています。
在留期間は、最大2年間です。
必要書類
- 申請書
- パスポートの個人情報ページ
- 出生証明書(子供の場合)
- 結婚証明書(配偶者の場合)
申請方法
- 申請書を作成・提出
- IPAの受け取り・渡航の準備(ワクチン接種など)
- パスの発行
- 指紋と写真の登録(場所:MOMサービスセンター)
- カードの受け取り
ワークホリデーパス
ワークホリデーパスは、いわゆるワーキングホリデーのためのビザです。
18歳〜25歳までの学生および卒業生が対象で、6カ月間働けます。
必要書類
- 申請書
- パスポートの個人情報ページ
- 学位証明書または成績証明書のコピー(卒業生)
- 学校からの手紙(学部生)
- 大学の学生証のコピー(学部生)
- 学生ビザのコピー(シンガポールに留学中の場合)
申請方法
- 申請書の作成・提出
- IPAの受け取り・渡航の準備(ワクチン接種など)
- パスの発行
- 指紋と写真の登録(場所:MOMサービスセンター)
- カード受け取り
エスパス
エスパス(S Pass)は労働ビザの1つで、中級熟練労働者が対象です。
申請者の方は、以下の最低月収の要件があります。月収の基準は、段階的に引き上げられる予定のため、注意しましょう。
|
職種 |
2023年9月1日から更新 |
新規:2023年9月1日 更新:2024年9月1日 |
新規:2025年9月1日 更新:2026年9月1日 |
|---|---|---|---|
|
すべて (金融を除く) |
3,000ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大4,500ドル) |
3,150ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大4,650ドル) |
最低3,300ドル |
|
金融業務 |
3,500ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大5,500ドル) |
3,650ドル (23歳から年齢とともに上がり、45歳以上は最大5,650ドル) |
最低3,800ドル |
在留期間は、最大2年間です。
必要書類
- 申請書
- パスポートの個人情報ページ
- 会社の最新のビジネスプロフィールまたはACRAに登録された即時情報
申請方法
申請はオンライン上で、雇用主または指定された雇用エージェントが行います。
- 申請書の作成・提出
- IPAの受け取り・渡航の準備(ワクチン接種など)
- パスの発行
- 指紋と写真の登録(場所:MOMサービスセンター)
- カード受け取り
エンプロイメントパス
エンプロイメントパス(Employment Pass)は労働ビザの1つで、専門職レベルの労働者が対象です。
申請者は、月に最低5,000ドルの収入を得ていなければなりません。加えて、COMPASSと呼ばれる試験に合格する必要があります。
在留期間は、最大2年間です。
必要書類
- 申請書
- パスポートの個人情報ページ
- ACRAに登録されている会社の最新のビジネスプロフィール
申請方法
申請はオンライン上で、雇用主または指定された雇用エージェントが行います。
- 申請書の作成・提出
- IPAの受け取り・渡航の準備(ワクチン接種など)
- パスの発行
- 指紋と写真の登録(場所:EPサービスセンター)
- カード受け取り
アントレプレナーパス
アントレプレナーパス(EntrePass)は、シンガポールで新たに起業する方向けの労働ビザです。取得をすれば、ベンチャー支援を受ける、または革新的な技術を保有するビジネスの立ち上げ・運営ができます。
最低賃金などの、収入要件はありません。
在留期間は、最大1年間です。
必要書類
- 申請書
- パスポートの個人情報ページ
- 職歴・職業上の経験や賞・評価について詳しく説明した履歴書
- 会社の最新のビジネスプロフィールまたはBizfileの即時情報
- 英文のビジネスプラン
申請方法
- 申請書の作成・提出(Singpassを使用します。)
- IPAの受け取り・渡航の準備(ワクチン接種など)
- パスの発行
- 指紋と写真の登録(場所:EPサービスセンター)
- カード受け取り
パーソナライズエンプロイメントパス
パーソナライズエンプロイメントパス(Personalised Employment Pass)は、エンプロイメントパスの保持者や高額収入の方を対象とした労働ビザです。エンプロイメントパスと比べて柔軟性が高く、雇用主に縛られないため、求職者にとって有利なビザと言えます。
ただし、最低でも22,500ドルの固定月給を得ていなければなりません。
在留期間は、最大3年間です。
必要書類
- 申請書
- パスポートの個人情報ページ
- 学歴証明書
- 雇用契約書
- 職歴書
- 最新の納税証明書
- 過去3カ月分の給与明細書および銀行口座明細書
申請方法
- 申請書の作成・提出(Singpassを使用します。)
- IPAの受け取り・渡航の準備(ワクチン接種など)
- パスの発行
- 指紋と写真の登録(場所:EPサービスセンター)
- カード受け取り
永住権
永住権(Permanent Residence)は、無期限での滞在・労働を許可をする資格です。
在留期間は無期限ですが、5年ごとに永住権の更新をしなければなりません。
必要書類
申請者によって、必要書類は異なります。
申請方法
申請は、ICAのサイトからオンラインで行います。
シンガポールの外国投資家の方は、グローバル投資プログラムから申請が可能です。
シンガポールで就労ビザを取得するための注意点
外国人がシンガポールで働くには、労働ビザを取得しなければいけません。
しかし、労働系のビザは条件や審査基準が年々厳しくなっており、簡単には取得できないのが現状です。
厳格化した背景には、2013年よりシンガポール政府が進めている「シンガポーリアン・コア」という政策が深く関係しています。
「シンガポーリアン・コア」は、シンガポール国民の雇用環境を整えるための政策です。
具体的には、以下のような要請を出しています。
- シンガポール国民・永住者を中核にした人材構成
- 国内総労働力の3分の2をシンガポール人で構成する
- エンプロイメントパスやエスパスの条件を厳格化
政府の方針に基づき、外国人の労働ビザ取得の条件は、段階的に引き上げられています。審査も追加の書類を求められるなど、長期化する傾向にあるようです。
労働ビザの取得を検討している方は、規制が厳格化している点に留意して準備を進めてください。
まとめ
この記事では、シンガポールビザの種類について解説しました。
シンガポールのビザには、多くの種類があります。申請者は状況や目的に合わせて、適切なビザを選択しなければなりません。
近年、労働ビザの取得は難しくなっており、申請には入念な準備が求められます。
手続きに不安を感じている方は、シンガポールビザの取り扱いのある行政書士などの専門家に依頼すると安心です。
プロフィール
2009年4月 行政書士個人事務所を開業
2012年8月 個人事務所を行政書士法人化し「さむらい行政書士法人」を設立
専門分野
外国人VISA・在留資格、外国人雇用・経営管理、永住・帰化申請
入管業務を専門とし、年間1000件以上の相談に対応







