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中国人の帰化申請(お客様の声)と法務局から電話が来たときのポイント
中国人の帰化(お客様の声・大林様)
中国のご出身の大林さん。日本語を勉強するために2006年に来日しました。 |
いまのお名前 | 大林 裕明 様 |
以前のお名前 | 梁 雷 様 |
出身 | 中国 |
現住所 | 東京都渋谷区 |
年齢 | 31歳 |
婚姻 | 既婚 |
職業 | 整体師 |
来日 | 2006年4月4日 |
帰化申請日 | 2012年7月27日 |
帰化許可日 | 2013年7月25日 |
「おめでとうございます。今日からあなたは日本人です」 帰化申請からちょうど1年後、法務局の事務官から電話が来る |
– 日本人になってちょうど1ヶ月です。いまのお気持ちをお聞かせください
うれしいです!まだあまり実感はありませんが、この日本のパスポートを持てたのがうれしいです。このパスポートを持って、来月中国に行きます。お母さんに会いにいきます。中国のビザも取りました。
– 帰化許可が取れた日のこと、覚えていますか?
事務官からの電話で教えてもらいました。それまでも3,4回、事務官からは電話があり、付属書類の提出や納税証明書等の提出を指示されていましたが、今回は電話でいくつかの質問がありました。「住所は変わっていませんか?」「仕事は変わっていませんか?」といった内容です。それらの質問に答えたあと、少し間があったあと、事務官からこう言われました。
「おめでとうございます。帰化の許可が下りました。今日からあなたは日本人です」
私は「超」うれしくって、泣きそうになりました。
その日は、友だちや職場の同僚といっしょに、少し豪華な中華料理でお祝いをしました。帰化を聞きつけた整体に来てくださる常連さんからも、お祝いのお花をいただきました。ほんとうに、超うれしかったです。一生、忘れられない出来事になりました。
緊張した法務局事務官との面談 |
– 帰化申請をする上で、困ったことはありましたか?
特にありませんでした。ひとつ挙げるとすれば、いろいろな書類を集めなければならなかったことですが、それは本人でないとできないこともありますので、仕方ありません。それ以外は、すべて行政書士の小島さんにお願いしていましたので、ほとんど困ったことはなかったです。
– 帰化申請時には面接もあります。大林さんが受けた面接について、お聞かせください
法務局での申請が終わり、その日の午後、事務官と面談をしました。私の場合、面談は約2時間。事務官と私のふたりきりでの面談でしたが、この事務官の質問が厳しかった。質問は事前に準備していましたが、予想していなかった質問が来て困りました。しかし、小島さんとの事前練習もしていたので、なんとか乗り切れました。
– 面接のあと、日本語テストもあったと聞きました
はい、20分間のテストです。小学生の日本語くらいだと思います。その前の面談で少し疲れていましたが、20分間と短かったので大丈夫でした。面接とは違い、考える時間もあるので、前もってしっかり準備しておけば、日本語テストは大丈夫だと思います。
帰化申請が通るなら、「専門家にお願いしたほうがいい」と思いました。 |
– 日本には、「いつ」「どんなビザ」で来日しましたか?
日本に来る前は、中国の小学校で体育の先生をしていました。
しかし、日本が好きでしたので、日本で日本語学校へ通うために学生(留学)ビザを取りました。日本語学校へは1年通いましたが、もう少し勉強したいと思ったので、大学でも日本語を学びました。
– いつ頃から、帰化を考えはじめましたか?なにかきっかけはありましたか?
私は日本が大好きです。
だから、便利で楽しい日本にずっと住みたいと思いました。東京にずっと住めるマンションが欲しくなりました。でも現金でマンションを買えるほどのお金はありません。マンションを買うには、お金を借りなければいけません。でも、帰化すれば銀行のローンも組めます。
それにビザの更新が面倒でした。たくさんの申請書類を集めるのも大変。わからないことも多い。時間もかかる。
だったら、帰化してしまったほうがいいのではないかと思うようになりました。
– 帰化申請はご自分でもできると聞きます。なぜ、お金を払ってまで行政書士に依頼したのですか?
確かに帰化申請は、自分でもできる人はいます。でも、私は自分ではできません。
時間」と「手間」、そして「専門の知識」が必要です。それに私は普段、仕事をしています。書類を集めたり、確認したり、作成したりする時間は、ほとんどありません。帰化に関する専門知識もない。専門知識がないと失敗するかもしれない。それなら、専門家である行政書士の小島さんにお願いしたほうが早い。実はそれまでも、小島さんにはビザの申請で相談に乗ってもらっていました。ですから、帰化についても、こう相談しました。
「小島さんにお願いしたら、帰化できますか?」
「できますよ。条件が揃っていれば、100%帰化できます」
そのコトバを信じて、帰化申請のお願いをして、ほんとうに良かったと思っています。
日本人として、来月は中国、年末は憧れのモルディブ。来年はハワイに行く予定です |
– 大林さんからご覧になって、行政書士の小島さんはどんな人ですか?
とても信頼できる人です。
日本の法律で困ったときはいつも、やさしく・丁寧に教えてくれます。
– 大林さんのこれからの夢や目標をお聞かせください
いま思っていることは2つあります。
ひとつは、海外旅行に行きたいです。いろいろな国に旅行に行きたいです。帰化できたので、念願の日本のパスポートがもらえました。そのパスポートで、来月は中国に住んでいるお母さんに会いに行きますし、年末はずーっと行きたかった、憧れのモルディブにも行きます。来年はハワイに行く予定を立てています。ぜんぶ、いまから楽しみです。
もうひとつの夢は、東京にマイホームを持つこと。山手線の沿線でマンションを買いたいと思っていますので、いまから計画を立てないといけません。銀行からの融資を受けるので、ちゃんとした計画を立てようと考えています。
– 行政書士の小島さんにひとこと、メッセージをお願いします
いつも色々と相談に乗ってくれてありがとうございます。
ビザの申請だけでなく、帰化を考えたときにも小島さんに相談して良かったです。おかげさまで、このように日本のパスポートも持つことができました。旅行も行けます。これからが楽しみ。また、日本の法律で困ったときは、相談に乗ってください。
これからも、よろしくお願いします。
中国人の帰化の条件
中国人の方が日本に帰化する際には以下の7つの条件があります。
・住所の条件
継続して5年以上日本に住所があり、そのうち3年は就労系の在留資格を取得して働いている必要があります。住所があっても出国期間が長いと、その期間はカウントされません。
・能力の条件
18歳以上で帰化申請をしたいという意思を示せることです。ただし未成年でも、親と一緒に申請することは可能です。
・素行の条件
犯罪歴や不法在留、交通違反、税金や年金の滞納などに関して問題がないかを調べられます。
・生計の条件
経済的に日本で問題なく暮らしていける仕事に就いていなければなりません。比較的安定した雇用形態や収入が求められます。
・重国籍防止の条件
二重国籍は日本では認められていません。
・思想の条件
暴力団やテロリスト集団に所属している、または個人でそのような活動を行う人は帰化できません。
・日本語能力の要件
法律に明記されてはいませんが、大体小学3年生から4年生程度の日本語能力が求められます。
帰化の条件について、詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
帰化申請の必要書類
中国人の方の帰化申請に必要な書類は、自分で作成する書類、取り寄せる書類、証明書の写しなど3種類あります。
・自分で作成する書類
帰化許可申請書、帰化の動機書 (※特別永住者は不要)、履歴書、生計の概要を記載した書面などがあります。
・取り寄せる書類
本国法によって能力を有することの証明書、在勤および給与証明書や最終学校の卒業証明書、国籍や身分関係を証する書面、納税証明書、運転記録証明書、などがあります。
身分関係を証する「出生公証書」「親族公証書」「結婚公証書」などの書面は、中国の「公証処」で取得します。すべての書類は日本語翻訳と翻訳者の記名・押印が必要です。
・証明書の写し
貸借対照表と損益計算書、自動車運転免許証などの技能資格証明書、確定申告書控え、事業に対する許認可証明書などの写しがそれぞれ必要です。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
中国人の帰化申請で、さむらい行政書士法人が選ばれる理由
さむらい行政書士法人では中国人の方はもちろんのこと、台湾・韓国・香港・アメリカ・フィリピン・インドネシアなどさまざまな国の方の帰化申請を通した実績があります。
一口に行政書士と言っても扱う業務は幅が広いですが、さむらい行政書士法人は帰化専門の行政書士事務所です。そのため一般の行政書士事務所よりも短期間で、申請書類を漏れなく整えて申請できます。この専門性が選ばれている理由です。
中国語・韓国語・英語の日本語翻訳は追加料金なしで無料!
自社には中国語・韓国語・英語それぞれの専属スタッフが常駐しています。そのためこれら3言語からの日本語翻訳は追加料金なしで行えます。
役所などへの手続きに出向く必要なし
フルサポートプランの場合は、お客様の負担軽減のため、当事務所で必要書類一式を代わりに収集いたします。仕事や学校などで忙しい申請人にとって、膨大な必要書類を集める労力や時間を節約できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
時間に余裕がある方の場合でも、国内で集める戸籍謄本や住民票などの各種書類は、有効期限が3ヶ月のものが多くあります。自分で申請する方は、相当計画的に動かないと再度取得しなければならなくなります。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
中国人の帰化許可申請でよくある質問
ここで、中国人の帰化許可申請について普段よくいただく質問の中から、代表的なものをいくつかご紹介します。
帰化申請において、どこまでサポートしてもらえますか?
帰化申請には膨大な手続きが必要ですが、私たちの事務所では、本人のみ可能なこと以外を全て代行するフルサポートプランをご用意しています。
具体的には以下のようなサポートが含まれます。
・法務局への相談
・中国本土での「公証書」の取得
・本国書類の日本語翻訳
・日本の官公署での公文書請求
・公文書の内容精査
・帰化許可申請書一式作成
・法務局での書類点検
・法務局への申請同行
・面接サポート
・帰化許可後の手続アドバイス
「公証書」は原則、中国本土で取得します。しかし、日本にある中国大使館に届け出ている場合、中国の公証処では取得できず、在日中国大使館で取らなければならないこともあります。人それぞれで状況が異なるため、注意が必要です。
公証書を取りにわざわざ中国に行ったのに取得できずに終わったり、不備や取りこぼしがあったりしては、時間や飛行機代が無駄になってしまいます。
準備に膨大な時間と知識が必要な帰化申請だからこそ、帰化専門の事務所に是非ご相談ください。
帰化の許可まで、どのくらいかかりますか?
帰化申請書が法務局で受理された後、審査に6ヶ月~1年ほどかかるのが一般的です。審査期間は、申請者の状況、職業、国籍、家族関係、管轄の法務局によって異なり、こちらでは左右できません。
申請の準備にも時間がかかり、通常は申請する2ヶ月くらい前から始めるとよいでしょう。つまり、申請準備と審査機関を合わせて1年2ヶ月程度が目安と言えます。
自分で帰化申請するのは難しいですか?
もちろんできないことはありませんが、お勧めはできません。自身での帰化申請では、帰化についての知識を習得する必要がありますし、法務局へ何度も行くことになる可能性があります。
書類も細かく分かれており、どこで何を取り寄せるのかをすべて把握・整理して役所に行かなければならないので大変です。また本国から取り寄せた書類は全て日本語に翻訳する必要があります。
もし心配なことが少しでもある方は帰化申請のプロの行政書士に事前に相談していただき、しっかりと準備をし、安心して申請していただければと思います。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
※ 取材日時 2013年8月
この記事の監修者
プロフィール
2009年4月 行政書士個人事務所を開業
2012年8月 個人事務所を行政書士法人化し「さむらい行政書士法人」を設立
専門分野
外国人VISA・在留資格、外国人雇用・経営管理、永住・帰化申請
入管業務を専門とし、年間1000件以上の相談に対応