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無国籍でも帰化申請はできますか?
無国籍でも帰化申請はできますか?
世界に約1,200万人いると言われている「無国籍」の方。その名のとおり、“国籍を持っていない人”“どの国からも国民と認められていない人”のことを指します。では、無国籍の人が帰化申請をするためには、どうすればいいのでしょうか?
【どうして無国籍になってしまうのか?】
はじめに、なぜ無国籍になってしまうのか?ということについて少しだけ解説していきたいと思います。無国籍になってしまう主な理由には、以下の3つが挙げられます。
1.子供の頃に両親に捨てられてしまい、身分を証明するものが無くなってしまった。
2.本国の国籍を離脱した後に帰化申請を行ったけど、不許可になってしまった。
3.少数民族などで国家が崩壊してしまい、自分の国籍が認められなくなってしまった。
これらの理由は仕方のないことなのですが、無国籍の人は、国籍がないがためにいろいろ不利な状況に陥ってしまうこともとても多いのです。
【無国籍でも帰化申請はできる?】
では、本題に参りましょう。無国籍でも帰化申請はできるのでしょうか?
先に結論を言うと、帰化申請を行うことはできます。ただし、国籍を持っている人よりは難易度は高いと言えるでしょう。
なぜかというと、国籍がなければ発行できない提出書類などが多くあるからです。提出書類を提出できないということであれば、申請が受理されることはなかなか難しいでしょう。とは言え、好きで無国籍になったわけではないですよね。生まれたときから国籍がなかったり、国の政情のせいでやむを得ず無国籍になってしまった方が多いかと思います。
また、無国籍の人を救おうという団体も多く出てきているという風潮がありますので、「無国籍だから不許可」と短絡的に決めつけることはしていないようです。
【無国籍の方は必ず専門家に相談しよう】
無国籍の方の場合、帰化申請は想像以上にハードになると思います。ただでさえ複雑なのに、揃えたい書類が揃わない…と途方に暮れてしまうでしょう。そこで、まずは行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。どんなきっかけで無国籍になったのか、どうして帰化したいのかなどを伝えることで、最善の案を見つけることができます。
【まとめ】
今回は、無国籍の方の帰化申請についてお伝えしていきました。
無国籍の方の場合、どうしても帰化のハードルが上がってしまうことは否めません。しかし、着実にステップを踏んでいけば「許可」が下りる日が来ますので、諦めずに臨んでくださいね。