補助金Q&A

自分に合った補助金の探し方

自分に合った補助金はここで探せ!

補助金は情報をいかに早くつかむかどうかということが採択率を上げることにも繋がると言っても過言ではあります。

「情報を制する者は、補助金を制す」

この言葉は言い過ぎではなく、補助金申請にはぴったりの言葉だと思います。

ここでは、情報を制するために、最新の補助金情報を探すのにぴったりな補助金情報を掲載したホームページをご紹介します。

おすすめホームページその1 ミラサポPLUS

このホームページは国の「中小企業庁」が運営する中小企業向けの補助金・総合支援サイトです。わかりにくい沢山の中小企業支援制度を「知ってもらう」「使ってもらう」ことを目指して、使いやすい検索機能や補助

金の申請方法を案内してくれています。

会員機能があり自分が使いやすいようにカスタマイズできます。

(ミラサポPLUSおすすめポイント)

・わかりにくい国の支援制度を網羅
・会員登録すると自分仕様に情報がカスタマイズできる
・補助金申請と連携できる機能がついている
・経営分析や現状分析ができる

おすすめホームページその2 J‐Net21

このホームページは、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する、中小企業とその中小企業や創業予定者などに様々な国や自治体などの支援情報を提供するポータルサイトです。経営課題ごとに知りたい情報を探す

ことができます。

(J‐Net21おすすめポイント)

・全国の中小企業向けの施策を毎日更新している
・経営ノウハウを知ることができる
・事例なども豊富で、再現性ある情報が手に入る
・業種別に開業準備の手引書を300件以上掲載

おすすめホームページその3 中小企業庁のホームページ

中小企業庁のホームページは、最新の中小企業支援を知るにはとてもいいホームページになります。前述したミラサポPLUSやJ‐Net21のリンクも貼られており、補助金をはじめとした支援制度にすぐにたどりつけます。最新の新型コロナウイルス感染症対策なども知ることが可能で、まずはこのホームページから見ても損はないホームページと言えるでしょう。

(中小企業庁のホームページおすすめポイント)

・なんといっても国の機関。国の支援制度を完全網羅
・他のサイトへのリンクも充実
・最新の新型コロナウイルス感染症対策も合わせて知ることが可能

おすすめホームページその4 独立行政法人中小基盤整備機構のホームページ

このホームページは、独立行政法人中小基盤整備機構が運営しています。何と言っても、中小企業経営者や支援機関が活用できるツールが充実していることがこのホームページの特徴です。そのツールは使いやすいものや情報が網羅されているものが多く、活用を是非してみてほしいものばかりです。

(情報提供ツール一例)

・中小機構総合ハンドブック
中小機構が提供する支援制度(約種)のポイントを、電子ブック形式でまとめて掲載しています。中小企業・支援機関の方が、中小機構の施策をお探しになる際の手引書です。

・ここからアプリ
 業種ごとにあったお助けアプリを紹介してくれています。世の中にある便利なアプリを網羅しているので、簡単に自社にぴったりのものを探すことも可能です。
 導入事例もあり、自社に導入した際のイメージもわきやすい設計になっています。

・経営のヒント
 経営課題を解決するためのヒントが盛りだくさんなツールです。3つの質問に答えるだけで直感的に経営課題を見つけてヒントをくれますので、使いやすくためになる情報が簡単に手に入ります。
 経営に関する課題は、社長の頭の中だけ考えていては解決できないことも多くあります。そのきっかけづくりをしてくれるこのツールは、孤独な経営者を救ってくれるいいツールとも言えます。

ここまで、最新の補助金の情報を知る手段は分かったが、やはりどうしても調べるのが面倒と思うのが人間です。

そんな場合は、より手っ取り早い方法があります。

「専門家に聞く」

それだけです。

専門家は専門家だと言われる通り、補助金などの情報をよく知っています。補助金を専門家に聞いてしまえば、調べるという時間が必要ありませんので、かなりの時間短縮になります。

有料で相談を受けている専門家もいますが、無料で相談を受けてくれる人もいます。ただし、まだまだ補助金を専門にして活動している専門家は多くはありません。ですが、このような方などが周りにいれば、知り合いなどで補助金を専門にしている人にたどり着けるかもしれません。

・税理士(自身が補助金申請受けている場合もあります。)
・行政書士(許認可専門でも知り合いに補助金専門の行政書士がいるかもしれません。)
・社会保険労務士(自身で補助金を受けてくれることもあります。)
・その他の士業(士業は連携していることが多いため知り合いがいるはずです。)
・銀行や信用金庫(補助金の相談ができ、適切に専門家を繋いでくれます。)
・知り合いの経営者(補助金申請したことある方もいるはずです。)

国以外の補助金の見つけ方

補助金と聞くと、国が出していると真っ先に思うかと思います。ですが、補助金を出しているのは国だけじゃないんです。実は「地方自治体」や「民間企業」も補助金を出しています。

【自治体の補助金】

自治体に所在する中小企業や小規模事業者を国の制度と合わせて手厚く支援しようということで、自治体において独自に補助金を設けています。基本的に47都道府県すべてにおいて何かしらの補助金が存在しています。

その中でも補助金大国と言われているのが、「東京都」です。東京都は、「公益財団法人 東京都中小企業振興公社」というところが主体となって、東京都の補助事業を推進しています。東京都は中小企業などの数は群を抜いて多いのはご承知の通りかと思います。それは、裏を返すと納税も多いという証拠です。補助金の財源は「税金」です。東京都の補助金制度が多いのは納得がいくはずです。応募している補助金も年間で30個以上と他の自治体に比べても多く、補助金大国だといわれるゆえんです。

ご自身の住んでいる都道府県ではどのような補助金があるのかは、まずは「自治体のホームページ」を参照いただくことが近道です。その他、詳細は都道府県にお問い合わせください。

さらに、「市町村」でも補助金制度を設けているところもあります。ご自身の会社がある市町村でも活用できる補助金が見つかるかもしれません。

自治体で公募している補助金で注意すべきことは、国の補助金と同じ取り組みや内容では応募ができないことがほとんどです。国の補助金と自治体の補助金を同時に応募して、両方とも採択(合格)されても、同じ取り組み内容の為、両方受け取れなかったということにならないようにきちんと公募要領を読み込んで慎重に応募してください。

【民間の補助金】

自治体だけではなく民間企業なども補助金を公募しています。そのような民間が出している補助金制度を集めたサイトが存在します。

このサイトは、日本財団が運営しており、知る人ぞ知る補助金ポータルサイトです。民間主体により豊かな社会づくりに貢献することを目指すソーシャルプロジェクトとして開設されています。

知る人ぞ知る補助金ポータルサイトということもあり、応募件数が少数のものもあり、採択率が高いものも存在します。いわば「穴場」とも言えます。

この記事の監修

さむらい行政書士法人 代表 / 小島 健太郎

行政書士/財務コンサルタント

吉野 智成(よしの ともなり)

プロフィール

大学卒業後、税理士事務所で中小企業の会計を支援。
2019年 行政書士登録、個人事務所を開設
2021年 補助金・融資部門を法人化。「株式会社Gunshi」を設立
専門分野:事業者向け補助金、融資申請支援

書籍

中小会社で活用できる「補助金」のことがわかる本』(セルバ出版)

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