ものづくり補助金を始め、補助金はいつ何時でも申請ができるわけではありません。
「公募スケジュール」が決まっており、決められた応募期間を守って申請をしなければならないのです。
この公募期間は毎年決まった時期に決まった回数行われるわけではないので、一様に説明はできませんが、ここでは令和2年度の公募スケジュールを見るとともに、どのように申請が進むのかといった点についても説明していきます。
令和2年度の公募スケジュール
以下はものづくり補助金総合サイトで掲載されているスケジュールです。
このように1次2次、、と複数回に渡って募集が行われます。
今年でいうと、一般型の公募開始が3月10日から、ビジネスモデル構築型が4月28日から、グローバル展開型は9月1日から申請が開始しました。
しかし、類型も日にちも回数も、年度ごとにことなりますので、今年がこうだったから来年はこう!といったことは言えません。うっかり直近の募集期間を逃していた、ということにならないように情報収集に務める必要がありますね。
では次に、募集期間ばらばらだ分かったとして、どのように申請が進んでいくのかといった点も予め把握しておくと良いかと思いますので説明をしていきます。
申請方法
まず、一回の申請の流れを見てみると次のようになります。
簡単な流れ
- 認定支援機関のサポートを受けながら事業計画書を作成
- ものづくり補助金事務局に申請(専用サイトから電子申請します)
- 事務局にて審査
- 結果通知(採択・不採択)
- 採択された場合、補助事業の実施
- 実施内容を補助金事務局に報告
- 補助金交付
- 補助金交付後も5年間は継続事業状況の報告をする
これをまとめると、認定支援機関と協力をして事業計画を作成し、補助金申請をする。補助金申請が採択されたら、計画書内容を実施し、その効果の報告を行った後でようやく補助金が貰えるということになります。
次に申請手続きそのものに焦点をあてると、申請はざっくり次の4ステップで行うことが出来ます。
1.まずは、GビズIDプライムを取得します。
これは、ものづくり補助金をするためにひつようなアカウントというイメージで、このアカウントで電子申請システムにログインすることが出来ます。ものづくり補助金の申請は100%電子申請で行われます。
なお、登録方法については経済産業省のYoutubeチャンネルでも分かりやすく紹介されているので参考にしてみて下さい。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=HbPRuahun2o
2.アカウントの取得が出来たら、次は電子申請システムにログインをしましょう。
ものづくり補助金総合サイトにある「電子申請システム」ページから、先程取得したGビズIDプライムのアカウントを使ってログインします。
3.そしてここがメインの作業となります。電子申請システムに申請内容を入力しましょう。
申請者の概要や事業内容、その他経費や資金調達内訳などを入力、最後に事業計画書などの必要書類をPDF形式で添付をします。
4.最後に申請内容を確認後、電子申請システムから送信をしましょう。
電子申請システムで形式不備などのチェックは自動的に行われるので、システムのエラー表示を全て解消し、全ての項目が「作成済」のステータスになると送信(提出)できるようになります。
以上が、電子申請システムを使ったものづくり補助金の申請方法の説明です。
あれ、意外と簡単そう、とお思いかもしれません。確かに申請作業そのものはパソコンが全く駄目といったことでもない限りは大きな負担にはならないかもしれません。しかし、忘れてはいけないこととして、この申請をするにあたっては、予め事業計画書が用意されている必要があります。
この事業計画書が採択の合否を左右するので手抜きでの作成だけは避けたいものです。
さてここまでいかがだったでしょうか?
公募期間は毎年毎年同じ日に行われるわけではないし、応募期間も募集ごとに決まっている、電子申請の前にはじっくりと事業計画書を作り込まないといけない、そういったことを考えると、全くのノープラン・行きあたりばったりでものづくり補助金の採択を受けるのは少し厳しいように思えますね。
もしあなた自身、そう思った場合には、ぜひ補助金を専門に取り扱う専門家に相談をしてみて下さい。
きっと最短ルートでものづくり補助金の採択をもらえるはずです。